インランド・エンパイア（INLAND EMPIRE） ２００６ [あ行の映画]
デヴィッド・リンチの “難解さ” を楽しんできました！（笑）
「ブルーベルベット」や「ツイン・ピークス」 が大好きで
ワカラナイなりに、何となく惹かれちゃう という ・・・
う～むむ？ 我ながら何なのだろ？ と思いながら、付き合ってしまいます。（笑）
デヴィッド・リンチ独特のセンス に翻弄されたいと思ってしまうのですよね？（爆苦笑）
今回は、３時間・・・ 長いな・・・ 保つかな？ なんて f^_^;
しかし、あの怪しげな映像を目にした途端、そんな杞憂はたちまち消失！
しっかり見なくちゃ！ と気を引き締めた次第です。
ところで、タイトルはどんな意味なんでしょう？
INLAND 内陸
EMPIRE 帝国
ん？ と思ったのですが、official HPによりますと、
「南カリフォルニア州の地域名からタイトルを取ったと言われる」
・・・そうなので、文字の意味はそう重要でないのかも？ かも？
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奇才デヴィッド・リンチが「マルホランド・ドライブ」以来５年ぶりに放つ不条理ミステリー。
ひとりのハリウッド女優がいつしか現実と出演映画を混同し、
さらに交錯するいくつもの奇想天外な世界を彷徨っていく姿を幻想的に描く。
(allcinema より)
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後から分かることなのですが・・・ （苦笑）
全部で５つの世界が、全く関係がないような、あるいはリンクしているような塩梅で描かれます。
それは、
女優（ニッキー）の私生活
出演した映画 「暗い明日の空の上で」の撮影風景 （これはリメイク版だと後で聞かされる）
そのオリジナル版 「４７」 （曰く付きのポーランド映画）
ウサギ人間の部屋
それらの出来事を、時には涙しながらモニターでジッと見つめる女性
この５つの出来事が、入れ替わり立ち替わりして、ストーリーは進んでいきます。
時にはビミョウに人物が入れ替わったりして・・・？！
ウサギ人間達が出演する舞台（・・のようです？）この場面になると観客のざわめきが聞こえてきました。
動きは単純なので、台詞が際だちました。見た目はめちゃめちゃ可愛いのですが。（笑）
・・・・・捕らえ所がないようで居ながら、何となく納得させられちゃう という？
とにかく、知らず知らずのうちに自然に受け入れている自分が居ました。（苦笑）
そして、ある時は、突然歌やダンスが入ったりしました！
リトル・エヴァの「ロコモーション」が流れた時には、思わず一緒に口ずさんだり！（笑）
こういった緩急自在というのか？ 監督の “遊び心 ” に惹かれてしまいますね！
デヴィッド・リンチ曰く 「A WOMAN IN TROUBLE （トラブルに遭っている女性）」
この作品に関しての質問には、このように答え続けたらしい・・・です。
確かに・・・
ローラ・ダーンは出ずっぱりで、始終困惑気味の体でございましたもの・・・。（笑）
どう終結するのだろう？ と、余所事ながら 心配になり掛かった辺りで スーッと・・・！（笑）
悪夢を見ちゃったけれども、寝覚めはそう悪くもない・・・ ってところでしょうか？
後味は結構爽やかで、３時間の疲れなど微塵も感じませんでしたっ
ローラ・ダーン（ニッキー／スーザン） 富豪（？）の夫を持つベテラン女優
ジェレミー・アイアンズ（キングスリー・スチュワート監督） 「暗い明日の空の上で」を監督
ハリー・ディーン・スタントン（フレディ） 助監督
ジャスティン・セロー（デヴォン・バーク／ビリー・サイド） 相手役の俳優
カロリーナ・グルシュカ（ロスト・ガール） ポーランドで、モニターをじっと見続ける女性
ピーター・J・ルーカス(ピオトルケ・クロール／ファントム) ニッキーの夫。スーザンの夫。
グレイス・サブリスキー(訪問者♯１) 引っ越しのご挨拶に・・・ と訪ねてくる不気味な老婦人
ジュリア・オーモンド(ドリス・サイド) ビリー・サイドの妻。
エリック・クレイリー(Mr.K) 荒れたビルの一室で、スーザンから人生相談を受ける男
ナオミ・ワッツ(声のみ スージー) ウサギ人間の一人
裕木奈江 ホームレスの一人 長科白でしたがアレでＯＫ出たのですね～（爆苦笑）
製作国 アメリカ／ポーランド／フランス
監督 デヴィッド・リンチ
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