ミツバチのささやき（EL ESPIRITU DE LA COLMENA ／ SPIRIT OF THE BEEHIVE [米]） １９７３ ［またもや後出し御免蒙る］ [ま行の映画]
ビクトル・エリセ監督作品は初めてでしたが・・・いったい何が起ころうとしているのか？！ 終始 “ドキドキ” 気分でしたね。 ^_^;
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一人の少女を主人公に、彼女が体験する現実と空想の交錯した世界を
繊細に描き出した作品。 （allcinema より）
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アナと 姉のイザベル
ともかく、可愛らしい この少女たちが とても自然に好演しているのに感心しました。
古い作品なので、もう彼女たちは いい歳をした大人になっているのでしょうが（笑）
この時の “輝き” はそのまま！ ホントに映画って堪らないな♪ と思いますね！(^_-)b
１９４０年代のスペインの片田舎に、巡回映画がやって来た。
出し物は「フランケンシュタイン」。
子供やお年寄りが、それぞれ椅子を持ち込んで、公民館？は満杯になってしまう。
アナとイザベルも、もちろん楽しみに見に行っていた。
二人の父親、フェルナンドは養蜂場でちょっとした作業をしてから家に帰る。
広い邸は、内戦で荒れ果てているのか？ どこもガランとしているが
彼の書斎は立派に体裁を保っているようだった。
母親のテレサは、一人窓辺で手紙を書く。
誰に宛てて書いているのか？ とりとめもなく近況を綴る。
これがちゃんと届くのか？ と、ちらりと不安も覗かせて・・・？
彼女は、自転車で駅に向かう。
そして、着いた列車の腹にあるポストに その手紙を投函するのだ。
夜・・・
アナとイザベルは並んだベッドで休む。
アナは昼間見た映画に興奮気味で？なかなか寝付けない様子だった。
そんな妹に、姉は悪戯心を起こし？！ あることを吹き込んだ！
「フランケンシュタインは怪物じゃなくて精霊で、村外れの一軒家に潜んでいる」
二人は学校帰りに村外れのその場所に行ってみた。
広大な野原の果てに、その建物はあり、傍には大きな井戸があった。
さて・・・？
子どもの視線で描かれているのですが、常に “死” を意識している感じ？
ある時のエピソードでは、本当に死んじゃったの？！ と、吃驚させられたり・・・。（苦笑）
しかし、思えば子どもの頃って、いつも周りが謎だらけで、死も身近にあったような・・・？
そんなことを思い起こさせてくれる映画でしたね。
それにしても、子どもの行動って・・・ 計り知れない気がします。
自分もかつては子どもだったのに、すっかり忘れてしまっているのでしょうね（汗）
終始ドキドキ感を伴いつつ、 “不思議な世界” を味わった！ という感じでしょうか？
派手さはなく、淡々と進行していく・・・ という
この手のモノは苦手 という方もおられるかと思いますが（笑）
私は好みでした。
またじっくりと味わってみたい と思う映画でしたね。
アナ・トレント（アナ）
イサベル・テリェリア（イザベル）
フェルナンド・フェルナン・ゴメス（フェルナンド 父）
テレサ・ジンペラ（テレサ 母）
脚本 アンヘル・フェルナンデス・サントス
監督・原案・脚本 ビクトル・エリセ または ヴィクトル・エリセ
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by Labyrinth (2010-01-07 18:14)
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by Labyrinth (2010-01-08 16:25)