モリエール 恋こそ喜劇(MOLIERE) 2007 [ま行の映画]
・・・とは言え、知っている俳優さんはリュディヴィーヌ・サニエ姐さん くらいなもの?
ましてや モリエールなんて・・・ と、敷居が高そうに感じ、思わずビビるワタシ。(ウ^_^ソ)
シェイクスピアは読んだけど、モリエールはよく知らない というのが正直なところですが
本場の “喜劇” ・・・はて? どんなものかな? と、興味津々の鑑賞でございます。
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17世紀のフランスを代表する劇作家モリエールの若き日の無名時代に焦点を当て、
彼のバイオグラフィの空白期間とされる数ヵ月間の出来事を、
名作誕生の知られざる秘話という形で描き出す伝記フィクション。
(allcinema より)
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10余年?を旅回りに費やし、苦行とも言える演劇修行を終えて、やっとパリに戻ってきた一座。
これからはここの劇場で “悲劇” をやりたい! と劇作家兼役者のモリエールは口にしたが
待っていたパトロンは、是非新作の “喜劇” を! と言うのだった。
さて、時代は遡り・・・
モリエールがほんの駆け出しの頃。
劇団を旗揚げしたは良いが、経営の方がはかばかしくなくて
資金繰りに詰まったあげく、投獄される羽目に・・・!
ところが、そんなモリエールにも “拾う神” が居た!?
借金を肩代わりする代わりに、“あること” をして欲しい という条件だったが・・・
彼は その話に飛びついた!
モリエールは、立派な馬車に揺られて郊外の瀟洒な邸宅へと向かう。
そこは大商人 ムッシュ・ジュルダン の邸だった。
魅惑の公爵夫人セリメーヌの関心を惹きたくて、自作の芝居を披露すると決めた ジュルダン氏。
・・・脚本から演技までの指南役にと、モリエールをプロと見込んでの所為だった。
家族の手前、モリエールは司祭の “タルチュフ ” になりすまし、末娘の教育係を勤めながら
夜には密かに ジュルダン氏 の演技指導に専念した。
家族の食卓に “タルチュフ ” が加わり、一見馴染んだかにみえたが
どうも胡散臭い と、奥方のマダム・ジュルダンは彼になかなか心を開こうとしなかった。
さて・・・?
ムッシュ・ジュルダン & “タルチュフ ”のモリエール & マダム・ジュルダン
お話に捻りが利いていて面白いのは もちろんなのですが
ともかく、演ずる俳優さんたちが巧みで! 素敵で! 本当にワクワクものでしたね。(笑)
ムッシュ・ジュルダンの ファブリス・ルキーニ たぶん お初だと思いますが、
最初 風采の上がらない ただのオジサンと思っていたのが、見続けていくウチには・・・
何とも魅力的な人物に映り! 最後には愛しささえも感じてしまう程に魅了されてしまいました。(爆)
マダム・ジュルダンのラウラ・モランテも初めての女優さんでしたが
気品を保ちつつ、程よい茶目っ気も見せたり・・・ と、 活き活きした奥方振りが印象的でした。
セリメーヌ(リュディヴィーヌ・サニエ) & モリエール(ロマン・デュリス)
主演のモリエール役の ロマン・デュリス
お顔を拝見し、どうも馴染めなさそうだな と思ったのも束の間 (爆)
劇作家らしい苦悶の表情から一変しての、役者としての芸達者振りに驚嘆し、強く惹かれました。
特にお屋敷の屋根裏部屋?での一連の演技は本当に絶品でしたね。
ところで、社交界の頂点に君臨する魅惑の公爵夫人セリメーヌですが
美しさは申し分ないにしても、公爵夫人にしてはちょいと軽いかな? と思わぬでもない?
ま、そんな感じが致しましたけれども。(苦笑)
鼻持ちならない傍若無人振り という点では、まさに好演でしたね。
こんな言葉に置き換えると、チトきつい感じが致しますが f^_^;
う~ん そこを極めてさりげなく、優雅に表現されていた ということですかね。(笑)
コケにされたムッシュ・ジュルダンが一矢報いる という場面で見せた
「だから何?」 とでも言いたげなポカーンとした表情は、彼女ならではのものでしょう。(ニッ)
他に忘れてはならないのは、なんと言ってもっ
火の車状態?没落寸前貴族の ドラント伯爵を演じたエドゥアール・ベール ですね。
あの シレーっとした厚顔無恥振りは、素敵♪ としか言いようがないです。(笑)
しつこくしつこく 「・・・振り」 で攻めてみましたが (^_^ゞ
この機知に富んだお洒落な映画の底知れぬ魅力が少しでも伝わったでしょうか? (苦笑)
いやー 久々に良質の喜劇?を堪能することができて、良かったです。
ロマン・デュリス(モリエール)
ファブリス・ルキーニ(ムッシュ・ジュルダン)
リュディヴィーヌ・サニエ(セリメーヌ)
ラウラ・モランテ(マダム・ジョルダン/エルミール)
エドゥアール・ベール(ドラント伯爵)
ファニー・ヴァレット(アンリエット・ジュルダン)
ゴンザーク・モンテュエル(ヴァレール)
ジリアン・ペトロフスキー(トマ)
監督 ローラン・ティラール
こんにちはぁ(^_^)/
面白かったですね。
こういう作品に出会えるって幸せですね。
お話も捻ってて面白いけど、役者さんたちが
魅せてくれる、その楽しさも満載なのが嬉しいですね。
by よーじっく (2010-10-10 18:54)
bit さん (^_^)ノ
早速のnice!どうもありがとうございました!
by Labyrinth (2010-10-11 11:52)
kuze さん (^_^)ノ
あんれに さん (^_^)ノ
いつもnice!を、どうもありがとうございます!
by Labyrinth (2010-10-11 11:53)
官兵衛 さん (^_^)ノ
いつもnice!どうもありがとうございます!
by Labyrinth (2010-10-11 11:54)
末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
xml_xsl さん (^_^)ノ
いつもnice!を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-11 11:54)
りぼん さん (^_^)ノ
いつもnice!どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-11 11:55)
kara-fan さん (^_^)ノ
nice!どうもありがとうございました!
by Labyrinth (2010-10-11 11:56)
釣られクマ さん (^_^)ノ
いつもnice!を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-11 11:56)
鉄腕原子 さん (^_^)ノ
いつもnice!を、どうもありがとうございます。
by Labyrinth (2010-10-11 11:57)
今造ROWINGTEAM さん (^_^)ノ
いつもnice!どうもありがとうございます!
by Labyrinth (2010-10-11 11:57)
雨香 さん (^_^)ノ
nice!を、どうもありがとうございました!
by Labyrinth (2010-10-11 11:58)
よーじっく さん (^_^)ノ こんにちは。
本当に素敵な映画で、味わえたことの幸せを感じますね。
やはりフランス映画も見逃せない って強く思います。f^_^;
nice!どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2010-10-11 12:04)
つむじかぜ さん (^_^)ノ
nice!を、ありがとうございました!
by Labyrinth (2010-10-11 12:05)
ぷりん&りく さん (^_^)ノ
こちらにも、nice!を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2010-10-12 22:37)
竜眼寺暁 さん (^_^)ノ
nice!どうもありがとうございました!
by Labyrinth (2010-10-16 17:23)