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コッホ先生と僕らの革命(DER GANZ GROE TRAUM/LESSONS OF A DREAM )2011 [か行の映画]

コッホ先生と僕らの革命.jpg 久々のドイツ映画。。。

あきらめることに慣れてしまった、
すべての大人たちへ――



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19世紀末のドイツで教育の現場にイギリス発祥のチーム・スポーツ“サッカー”を導入し、
後に“ドイツ・サッカーの父”と呼ばれる実在の人物コンラート・コッホを主人公に、
サッカーを通じて封建的な学園に自由と平等の精神を植え付けた型破りな教師と
生徒たちとの心の交流を描いた感動の学園ドラマ。
主演は「グッバイ、レーニン!」「ベルリン、僕らの革命」のダニエル・ブリュール。
監督は本作が本格的な映画デビューとなるセバスチャン・グロブラー。

19世紀後半、普仏戦争でフランスに勝利し自信を深めた帝政ドイツでは、イギリスとの
覇権争いへと関心が向かい、国民の反英感情がかつてない高まりを見せていた。
そんな中、イギリスに留学していた青年コンラート・コッホが、
名門カタリネウム校にドイツ初の英語教師として赴任してくる。
しかしすぐに、生徒たちのイギリスに対する強い偏見と
階級による露骨な差別意識に直面する。
さらに、規律を重んじ、教師への絶対服従を強いる学園の
封建的な雰囲気にも不満が募る。
そこでコッホは授業にサッカーを採り入れ、生徒の自主性を引き出すとともに
フェアプレーの精神とチームワークを学ばせることを思いつく。
最初は戸惑っていた生徒たちもいつしかすっかり夢中になり、
サッカー用語を通じて英語も学ぶようになっていくのだったが…。
                      (allcinema より)
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かつて「GOAL! ゴール!(2005)」という映画を見たときに
生まれが貧しくても、身体ひとつで富と人気を得られる!?
というようなMessageを受け取ったのですが・・・。

本作は、貧富の差も象徴的に出てきますけれども
サッカーの、ゲームとしての魅力や
スポーツマンシップの基本的な考えや
人間の生きる喜びとは? というようなことまでが?正攻法で描かれていまして・・・

結構よごれてしまった大人としては
少々場違いだったかな? と一瞬思うのですけれども (汗)

コッホ先生役の俳優ダニエル・ブリュールの、どこかで見たっけ?的な親近感と
ハンサム揃いの生徒さんに惹かれて ^q^ どんどん深みに嵌ってしまいました。(笑)

あの頃のドイツの時代背景も自然と理解できましたし
何より、ドイツの国民性が強調されていて、とても興味深く!
ベタなエピソードも? すんなりと受け入れていましたっw

生徒さんで、一番小柄な子が労働者階級であるためにイジメを受けていて
絵的に?どうにも辛かったのですけれども・・・ (汗)

その子にサッカーの才能があり!? 日増しに希望も膨らんでいくのが分かって
こちらの気分も思わず高揚したりするのですが w
その子も、母も、哀しいくらいに? しっかりと地に足のついた考えを持っていました。(汗)

「サッカーでは貧富の差なんてないんだよ!?」
「何言ってるの!? “貧富の差” はあるのよ!」 と、母。

重い現実・・・。

しかし、様々な横槍が入っても、
物語は結局 すこぶる爽快な♪ ハッピーエンディングに向かうのです~ w

最後は国の威信をかけて!
というような方向に行きましたけれど・・・!?
それは今でも同じ事ですかね~(爆)

コッホ先生の情熱と、子どもたちのパワーが、お堅い周りの大人を動かして!?
サッカーはドイツに根を下ろすことになった!? というシンプルなお話でしたが (^^;
見終わって、なんだかこちらも元気を分けて頂いたような気が致しました!
こういった後味スッキリ系は、久々な気がして新鮮でしたね~(微笑)

ところで、一番現実的で解りやすく、興味深い! と思ったエピソードがあります。
ネタバレになりますが  ポリポリ (・・*)ゞ

ゴールキーパーとして信頼を集める太っちょの子がいまして。
(それ以前はただのデブ扱いだったのですが・・・ って言葉がキツイですか?(汗))

その子の実家は、皮革製品のメーカー。(主に医療用のボールなど?)
父親からは、普段から仕事場に顔を出すように言われており、
次期社長として?修行をさせられていたようなのですが
本人にやる気があるかどうかは別問題・・・!? (笑)

ところが、いかにして軽いサッカーボールを作るか! という目標を得てからというもの
父には無断で!? 熱心に試行錯誤を繰り返す・・・ というような変わり様 ^q^
人間として(職業人として?)著しい成長がみられた というものですが・・・

もちろん彼一人では出来るはずもなく!
現場の職人さんたちを巻き込んでのシーンは、グロで!? ユーモラスで!
ともかく、ウケましたっ w

こう書いてしまうと、くどい印象に取られるかもしれませぬが (汗)
映画ではさりげなく描かれておりまして、センスの良さを感じました。

だいぶ以前の鑑賞なのですが、DVD発売前にUPしましょ! と思いましたら
DVDとかの情報は載ってないですね!?  ・・・発売は無いのかも?
せっかくの良い作品なので是非見て頂きたいと思うのですけれど・・・。
(余談ですが、今年映画館で見た作品・・・ レビュー未UPがたくさん残ってます orz )

コッホ先生と僕らの革命1.jpg

コッホ先生と僕らの革命2.jpg


ダニエル・ブリュール(コンラート・コッホ) 英語教師
ブルクハルト・クラウスナー(グスタフ・メアフェルト) コッホ先生擁護派の校長先生
ユストゥス・フォン・ドーナニー(リヒャルト・ハートゥング) 学校のパトロン?

監督・原案 セバスチャン・グロブラー


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タッチおじさん

日頃の感謝を込めて Merry Christmas!for Labyrithさん!!
by タッチおじさん (2012-12-25 19:43) 

Labyrinth

タッチおじさん さん (^_^)ノ こんばんは。
^q^ ありがとうございます♪
nice! も、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2012-12-31 23:00) 

Labyrinth

あんれに さん (^_^)ノ
鉄腕原子 さん (^_^)ノ
かみ さん (^_^)ノ
Chiiukokoneka さん (^_^)ノ
いっぷく さん (^_^)ノ
bit さん (^_^)ノ
末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
mwainfo さん (^_^)ノ

皆さん nice! を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2012-12-31 23:02) 

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