SSブログ

メルシー・ラ・ ヴィ(MERCI LA VIE) 1991 [ま行の映画]

MERCI LA VIE.jpg ベルトラン・ブリエ監督作品 ^^;

ジャンル 青春/ドラマ/ファンタジー

-----------------------------------------------------------------------------------------
二人の少女が時空を超えて旅をする幻想譚。
女子高生のカミーユは、不思議な少女ジョエルと出会う。
二人は会話をするうち、奇妙な運命で結びつけられていることを悟るが……。
                                           (allcinema より)           
-----------------------------------------------------------------------------------------

監督さんは「バルスーズ (1973)」や「私の男 (1995)」 のベルトラン・ブリエですし
若き日のシャルロット・ゲンズブールやアヌーク・グランベールがご出演とあり・・・
これは一度見てみなくちゃ! と強く思っての鑑賞でしたが・・・ ^^;

やはり、予想を遥かにしのぐ!? オドロキの内容となっておりましたよ~! (汗)

共演者の顔ぶれをみても凄いなぁ と思いますが・・・ ^^;


さて、冒頭は・・・ 
う~むむむ なんじゃこりゃー の仰天場面!? (苦笑)

そして、その後は
鷗の乗ったカートを押しながら行く少女を、、ゆったりと捉えます。
(結構な長回し・・・ 刻々と変化する風景が心地良さを感じさせます ^^;)

すると、海にほど近い路上に、しどけない恰好で倒れている女を発見!

天からの贈り物だ!
と直感した少女はためらう事なく助けて! 自宅へ連れて帰ろうとします。

親は苦手だ という女に、うちの両親は今旅行中だから大丈夫 と言い
私はろくでもない女だよ と返してくると、私なんか3回も受験に失敗してる と少女。

MERCI LA VIE1.jpg

意気投合した二人は   さぁ 冒険の始まりだ!
とばかりに、“いたずら” を楽しみだします!? w

MERCI LA VIE2.JPG
  カミーユ(シャルロット・ゲンズブール) & ジョエル(アヌーク・グランベール)

まずは手始めに?
工事中のビルの一室でペンキ塗り?に励む若い男(絵描き)に悪戯を仕掛けます。

ひと段落してから・・・(笑) 

彼はフランソワと名乗り・・・
鷗の少女のことは前から知っていて、気になっていた と話しますと
カミーユ本人は何故か不機嫌になってしまいます!? (照れ でしょうか? ^q^)

また、一騒動の挙句!? (一騒動と言っても、悪戯の域を超えていますが!(爆))
海辺に停めたクルマの中で、フランソワは二人と性的な関係に・・・!?

見ていてもいい? と、物珍しげに間近で観察する、カミーユ (´m`)

自分の番が来て!? ^^;
果てたフランソワがぐったりと伸し掛かってくると、にわかに慌て出すカミーユ (≧m≦)ぷっ

そんなことで、カミーユの初体験がサラリと描かれます。

MERCI LA VIE3.jpg

その後は・・・
カミーユの自宅に、夜警の男が出てきたり
ヒッチハイクをしようと、トラックの運転手との絡みが有ったりしながら

・・・突然、夜の街に気球を発見っ!? ということになります。

そこは映画のロケ現場らしく・・・
大勢のエキストラが食事するところへ、招かれた二人がウキウキ気分で入っていくとっ

あ! あの女だ! 捕まえろー

と、口にする男たちが次々に現れてっ!?

そこからは、ジョエルの過去の物語・・・
若かりし頃のカミーユの両親も入り乱れての、 “混戦状態” に・・・!? (笑)

MERCI LA VIE4.jpg
             時計屋を営むカミーユの年老いた父

カミーユ自身が、 これはフラッシュバック? などと訊いてみたり
初登場の洋服屋が、カメラ目線で自己紹介をしたり!?  と・・・。 (笑)

もぉー 第四の壁を破る どころの話じゃなくなっておりまする~ ┐(´_`)┌

MERCI LA VIE5.jpg
  医師マルク・アントワーヌ & ナチ親衛隊の将校 & カミーユの若い頃の母

映画の撮影なのか、現実なのか、過去の出来事なのか?
ともかく、場面はどんどん切り替わり・・・!?

回想の場面はモノクロで・・・  とか言うルールも無いみたいなのですがっ (笑)

その “モノクロ” にしてみても、時にはブルーがかったり、赤みがかったり・・・
自在に変化して!? 視覚を快く刺激♪

夢の世界へ誘われるがごとく? 
否応なく? 摩訶不思議な感覚にさせられてしまいます!? (微笑) 

も~ 辻褄が合う 合わないの問題じゃない! 目の前のものを楽しむしかない! (笑) 

ストーリーはテンポ良く進み・・・
半ば “強引に” と言う感じで? ^^; 
カミーユとジョエルの “奇妙な運命” が明かされて行きます。

如何わしげな医者役を、楽しげに好演♪ のジェラール・ドパルデューや
カミーユの母役で、アニー・ジラルドが濁声の迫力演技を披露したり?

強面かと思いきや!?  ナンと、にやけた笑顔の将校さん役で?w
ジャン=ルイ・トランティニャンがご出演 と・・・♪

その他にも、
「仕立て屋の恋 (1989)」のミシェル・ブランが、カミーユの父の役だったりしまして・・・
(指摘されるまで気が付きませんでしたけれど・・・ ポリポリ (・・*)ゞ)

お楽しみがたっぷりと詰まった♪ 大人向けの“ビックリ箱” とでも申しましょうか?(笑)

素人っぽさが魅力のシャルロット・ゲンズブールや
活きの良い♪ アヌーク・グランベールを見ているだけで、
自然と楽しい気分になれるという・・・ またとない味わい♪ (^_-)-☆

逸品・・・  と、私などは思うのですが、しかし・・・
これも、観る人を選ぶ作品なのでしょうねぇ。(苦笑)


ネタバレになりますが  d(^_^;

あれだけ観る側を翻弄したくせに・・・
ラストでは、どこにでもいるような、まともな家族となって!?
人生いろいろあるけどさ・・・ みたいな “MERCI LA VIE” な明るい幕切れなのでしたっ


シャルロット・ゲンズブール(カミーユ)
アヌーク・グランベール(ジョエル)
ジェラール・ドパルデュー(マルク・アントワーヌ)
ミシェル・ブラン(若い父)
カトリーヌ・ジャコブ(若い母エヴァンジェリーヌ)
ジャン=ルイ・トランティニャン(美男の将校)
アニー・ジラルド(母)
ジャン・カルメ(年老いた父)
フランソワ・ペロー(監督1)
ディディエ・ペニューロ(監督2)
ティエリー・フレモン(フランソワ)
クリスティーヌ・ジャン(マルク・アントワーヌの妻)


監督・脚本 ベルトラン・ブリエ
nice!(30)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 30

コメント 2

YUTAじい

おはようございます。
ご訪問、nice! ありがとうございます。
by YUTAじい (2015-04-30 04:45) 

Labyrinth

YUTAじい さん (^_^)ノ
こちらこそ、ありがとうございます♪
by Labyrinth (2015-05-01 00:03) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0