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満月の夜(LES NUIT DE LA PLEINE LUNE / FULL MOON IN PARIS) 1984 [ま行の映画]

満月の夜.jpg満月の夜0.jpg パスカル・オジェ ^^;

製作国 フランス

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ルイーズに扮するパスカル・オジエは、アングラ劇出身の映画女優ビュル・オジエの娘で、
ロメールの舞台演出作(クライスト原作)『ハイブロンのケートヒェン』
(DVD『O侯爵夫人』に同時収録)に主演し、それに続き主演に抜擢された『満月の夜』の演技で、
ヴェネツィア映画祭主演女優賞に輝いたが、1984年10月25日に25歳の若さで急死した。
この映画では、室内装飾も担当している。                   (Amazon.co.jp より抜粋)                

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“エリック・ロメールが手掛ける連作「喜劇と格言劇集」第4作” だそうです。

エリック・ロメール監督作品と言えばっ
私めは「我が至上の愛 ~アストレとセラドン~(2007)」のみ拝見!
なかなか魅力的で不思議~♪ な世界を見せて貰ったな という印象がありますけれども ^^;

今回は監督に思い入れがある・・・ というわけではなくて・・・(爆)
本作が遺作となってしまったパスカル・オジェを観たくての鑑賞なのでした。

もっと前から観たいと思っていましたが、ツタヤさんではレンタルの取り扱いナシで・・・(汗)
じゃ買えば良いのかな? という選択肢もあり~のの、そこまでは・・・  という私でしたが。w

パスカル・オジェの母上は、私めの大好きな女優さん ビュル・オジェ
親子共演の「北の橋(1981)」は、とても好きな作品でしたけれど・・・。(微笑)

それから三年後・・・
ヒロインとしてのパスカル・オジェは、心なしかヤツレ気味に見えたかも? と思われ・・・。(¬、¬;

そのかわり、大人になった分? 奔放さの中にシットリと情感を込めた演技も見られたりして・・・!
ともかく、男どもを翻弄するキャリア・ウーマン(室内装飾家?)を魅力的に演じておりましたっ 
(・・・と言いつつ、あの御面相は万人受けはせぬかも? という認識はございます?w)

さて、
オープニングでは、こちらの文字列がっ
 
“二人の妻をもつ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす”

まさにこの通りの内容なのですが・・・(汗)
そこを、パリの夜の喧騒やら、饒舌気味の台詞やらで修飾して?
自由に生きようとする若い女性の日常をお洒落に描いたものと思われまする。w

年若いルイーズ(パスカル・オジェ)は、パリのインテリア・デザイナー。
近郊のニュー・タウン、マルヌ=ラ=ヴァレのお洒落な集合住宅から通っている。

同棲相手の渋めな建築家レミ(チェッキー・カリョ) には妻が居るが、二人は意に介さず!? w
しかし、愛し合っている割には、社交好きなルイーズと非社交的なレミという具合?
ルイーズが夜パーティーに行くにも揉めたりする・・・!?

結局ルイーズは男友達のオクターヴ(ファブリス・ルキーニ)や女友達と夜遊びをするのだがっ

オクターヴにも妻が居るが、若いルイーズを “落す” ことに執着している!? (爆)
君はもっと相応しい男と付き合うべきだ とか何とか説教じみたことを言ったりするのだが
ルイーズは“友だち” としての彼の存在を認めているのだ。

パーティで楽しんでいると、ひょっこりレミが現れ・・・
ルイーズの交友関係を探るでもないのでしょうが!?
一通り挨拶が済むと居心地の悪さからか? 姿を消してしまうのだった。

レミの存在が鬱陶しくなってきた というわけでもないのだが?w
貸していたパリの部屋がたまたま空き部屋になったのを良い機会と捉え・・・
自分だけのホッとできる空間を! と、早速内装工事を始めるルイーズだった。

そんな折、
あるパーティで出会った若い男と意気投合!?
濃厚なダンスで燃え上がるルイーズ。

オクターヴは必死で止めるが・・・
パリの自室に連れ込み、バスチアン(クリスチャン・ヴァディム)に身を任せてしまう!?

さて・・・?

この後の展開が、ホヨ? という感じで、意外性が面白いな と思いました。(微笑)

パスカル・オジェの演ずる奔放な女は、その声の可愛さも相俟って、とてもCute です♪
大胆な行動と、繊細なハートという感じでしょうか? ^^;

まさか!? の全裸姿には吃驚致しましたが ^^;
涙する場面も有ったりして・・・  
彼女の魅力が良い感じに引き出されているな と感じましたね。
(ダンス・シーンの背中が開いたドレス姿は本当に艶めかしい限りでしたね~ ^^;)

まぁ、お若い時のファブリス・ルキーニにお目に掛かれたことも嬉しく思いましたけれども(笑)

“格言” というお堅いテーマにしては、なかなか楽しめた素敵な作品と思います。


パスカル・オジェ(ルイーズ) インテリア・デザイナー
チェッキー・カリョ(レミ) 建築家
ファブリス・ルキーニ(オクターヴ) ジャーナリスト
クリスチャン・ヴァディム(バスチアン)
ヴィルジニー・テブネ(カミール)

監督・脚本 エリック・ロメール
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末尾ルコ(アルベール)

ロメールは比較的初期の作品がとてもおもしろいでごんす。たいがい台詞が多いですが。  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-08-08 00:38) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
Wow♪ RUKOさまはロメールもお好み・・・ と  〆(._.)メモメモ
初期の作品ですかぁ ^^; では心掛けてみます。w
いつもありがとうございます♪


by Labyrinth (2016-08-08 01:08) 

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