ザ・ダンサー(LA DANSEUSE /THE DANCER) 2016 [さ行の映画]
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19世紀末ベル・エポックのパリで、革新的ダンスを披露し一世を風靡した伝説のダンサー、ロイ・フラー。
“モダン・ダンスの祖”と呼ばれる彼女の知られざる感動の実話を、フランスの人気歌手ソコの主演で映画化。
夢を叶えるために全てを懸けるロイの不屈の情熱と、若き天才ダンサー、イサドラ・ダンカンとの
愛憎入り交じるライバル関係の行方を描く。
共演はギャスパー・ウリエル、リリー=ローズ・デップ。
監督は、これが長編デビューのステファニー・ディ・ジュースト。
“モダン・ダンスの祖”と呼ばれる彼女の知られざる感動の実話を、フランスの人気歌手ソコの主演で映画化。
夢を叶えるために全てを懸けるロイの不屈の情熱と、若き天才ダンサー、イサドラ・ダンカンとの
愛憎入り交じるライバル関係の行方を描く。
共演はギャスパー・ウリエル、リリー=ローズ・デップ。
監督は、これが長編デビューのステファニー・ディ・ジュースト。
女優を目指してニューヨークの舞台に立つロイ・フラーは、ある時初めて喝采を浴び、ダンスに目覚める。
そして彼女の才能を見抜いたドルセー伯爵の支援を得てパリへ渡ると、
オペラ座で踊るという夢に向かって突き進む。
彼女の独創的なパフォーマンスはパリの観客を魅了し、ついにオペラ座からのオファーが舞い込む。
さっそく無名ながら才能に溢れた若いダンサー、イサドラ・ダンカンを共演者に抜擢し、
誰も見たことのない舞台を作り上げるべく邁進するロイだったが・・・。 (allcinema より)
予備知識ゼロで観始めたのですが・・・
否、お察しのとおり、出演者にリリー=ローズ・デップの名を見ての鑑賞でございます。 (・・*)ゞ
彼女が演ずるイサドラ・ダンカンは以前から映画で知っておりました。
「裸足のイサドラ(1968)」(DVD等無いらしいので、もう一度観られたらいいのに・・・と思いますが)
血気盛んな?ヴァネッサ・レッドグレーヴが伸び伸びと演じていたような記憶が・・・。(汗)
やはり、かつてご活躍の大御所と比べるのもナンですが・・・
今回のイサドラ役は、ちと荷が重かったのかな? と思われまする? (・・*)ゞ
(新進気鋭のダンサーとしての本格的なパフォーマンスを引きの絵で見せるシーンがナイ?!w)
まぁ、“花を添える” 的な存在・・・ 等と申しましたら意地悪過ぎでしょうか?
(トレーラーには “ジョニー・デップの愛娘” とだけ・・・ ^q^ それで十分なのかも? w)
その点、主役のロイ・フラーを演じた “Soko” のパフォーマンスは見事でした!?
(彼女自身はダンサーではなく、フランス出身のシンガーソングライターで女優さん・・・)
私めは、ロイ・フラーの “サーペンタイン・ダンス” はお初のような気が致しますが?
(Serpentine dance → 蛇行するダンス)
単純な動きに見えながら、とても複雑で・・・!?
色と光の効果で、“蝶の舞” 的パフォーマンスが幾重にも増幅されて見えてしまう・・・と言う? ^^;
当時の映像が残っているとはいえ、これ程見事に再現されるとはっ
驚きと共に、見せて頂けた事に感謝♪ ・・・ と言いたくなる感じでしたね。w
彼女の容貌、目力は、 “ロイ・フラー像” の印象をより際立たせていた! と思われまする。
ところでっ
アメリカの片田舎で、父と二人で暮らす少女?の登場に、まず吃驚!?
ロングスカートは “時代” なのでしょうが?そのヘアスタイルが、とにかく凄かった!(苦笑)
ヘアスタイルというよりは、彼女の毛量の多さでしょうか? (汗)
私めは、黒々とした髪は見るからに鬱陶しそう? と感じてしまったのでしたが・・・ ^q^
・・・ワイルドな感じのフランス人の父は、冒頭で殺されてしまう。
一人になった少女は、母の居る、NYはブルックリンにある宗教施設を訪ねて行きますが
母と一緒とは言え、自由な暮らしから戒律の厳しい生活になり・・・ それがストレスにっ!?
(その長い髪をスパッと切ってから、彼女は好転し始める・・・!?)
彼女は、希望だった?女優の道に進むべく、実行に移していくのですけれども・・・
ある時、ひょんなことから、施設内の白い布を使い、独特なダンスを編み出します!?
それを、芝居の幕間で披露いたしますとっ
観客は、その奇異なる?美しさに拍手喝采!?
彼女は一躍人気者となりますが・・・(芸名をロイ・フラーと決めたのも この頃?)
しかし、その人気に乗じて、他人様がパクっても、文句の言えない現状がありました。
彼女の怒りはエネルギーとなり・・・!?
活路を求めて! フランスはパリへと向かいます。
(そこにはパトロン?のルイ・ドルセー伯爵の存在が・・・!? ^^;)
彼女は、いきなりの? パリ “フォリー・ベルジェール” での出演を機に、人気を博しますが・・・
さて・・・?
ホールの支配人や、マネージャー的存在の女性やら
はたまた、評判を聴き付けて弟子入りをするダンサー見習い?の女の子たち
様々な人間関係の中・・・
お弟子の一人 遥々アメリカからやってきたイサドラ・ダンカンの魅力と才能を認める彼女でした。
レズビアン的描写も、無きにしも非ず・・・? ^^;
イサドラを取り立てつつも、“才能と魅力” に嫉妬するような? 複雑な心理状態もアリ・・・?
ロイ・フラー自身は、ダンスに精進すると共に、舞台効果等 “美” の探究に没頭・・・!?
酷使する両腕や、強い照明にやられてしまった眼の状態が、徐々に悪くなっていくのでしたが・・・
一方で、 著名人のファンを獲得したことも確かでしたね。
ソーコは、見る角度によっては? なんとも垢抜けなく見えたり?
また、観方によっては、美形に見えたり・・・ と、表情豊かに、大熱演でした。
彼女の画像をグクッてみますと、多彩なことに驚きますが・・・
その存在を知ることが出来たのも映画のお陰! と、改めて 映画さまに感謝です♪ ^q^
ソーコ(ロイ・フラー)
ギャスパー・ウリエル(ルイ・ドルセー伯爵)
メラニー・ティエリー(ガブリエル)
リリー=ローズ・デップ(イサドラ・ダンカン)
フランソワ・ダミアン(マルシャン)
脚本 サラ・チボー
監督・脚本 ステファニー・ディ・ジュースト
ダンカンはもちろんあまりにも有名ですが、わたしはバレエ専門誌をずっと読んでるんですが、ロイ・フラーはあまり取り上げられていた記憶がありません。それだけに興味深いとも言えますね。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-08-09 00:53)
末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
ロイ・フラーに着目した監督さんのお手柄でしょうかね!?
昔、あんな風に踊る人が居た ということがわかって良かったです。^^;
by Labyrinth (2017-08-10 00:42)