セールスマン(FORUSHANDE/ THE SALESMAN) 2016 [さ行の映画]
“アカデミー賞外国語映画賞受賞” に惹かれて♪ ^^;
ある夜の闖入者――
たどり着いた真実は、
憎悪か、それとも愛か――。
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「別離」「ある過去の行方」のイランの名匠アスガー・ファルハディ監督による
アカデミー賞外国語映画賞受賞の心理ミステリー・サスペンス。
ひと組の劇団員夫婦を主人公に、妻が自宅で何者かに襲われた事件をきっかけに、
表沙汰にしたくない妻と犯人を見つけ出すことに執念を燃やす夫の間に
思わぬ感情のすれ違いが生じていくさまと、事件の衝撃の顛末を
緊張感あふれる筆致でスリリングに描き出していく。
主演は「彼女が消えた浜辺」でも共演しているシャハブ・ホセイニとタラネ・アリシュスティ。
アカデミー賞外国語映画賞受賞の心理ミステリー・サスペンス。
ひと組の劇団員夫婦を主人公に、妻が自宅で何者かに襲われた事件をきっかけに、
表沙汰にしたくない妻と犯人を見つけ出すことに執念を燃やす夫の間に
思わぬ感情のすれ違いが生じていくさまと、事件の衝撃の顛末を
緊張感あふれる筆致でスリリングに描き出していく。
主演は「彼女が消えた浜辺」でも共演しているシャハブ・ホセイニとタラネ・アリシュスティ。
(allcinema より)
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アスガー・ファルハディ監督の “不思議感覚” は私好みなので、楽しみでしたが・・・----------------------------------------------------------------------------------------------
えぇーーー!? ( ̄ο ̄; と言いたくなる予想外の展開に、複雑な余韻を味わうことになりました。 w
ところでっ
「彼女が消えた浜辺 (2009)」の “彼女” のタラネ・アリシュスティは新鮮な印象でしたが
シャハブ・ホセイニはどうだったでしょ? ^^; う~ん 実は、あまり良く覚えておりませぬ~ orz
そんな二人ですが、本作では、良い感じの夫婦役。
被害者となる妻ラナのタラネ・アリシュスティは、どちらかというと “忍耐” の演技なのに対して
夫エマッドのシャハブ・ホセイニは、やり過ぎ!? くらいに行動的でしたね。
教師のエマッドは小さな劇団に所属し、俳優としても活動しているが
妻のラナも同じく劇団員で、仲間たちとの関係も良好!
アーサー・ミラーの “セールスマンの死” の初日を目ざして、充実した日々を送っていた。
ところが、
住まいのアパートが “倒壊の危機” で、立ち退きを余儀なくされてから、歯車が徐々に狂い始める!?
急を要する!? というので、劇団員の一人が気を利かせて、あるアパートを紹介するのだが
これが、前の住人の荷物も残されてあるような代物。
しかし、エマッドは、彼の意を酌んで、早速引越しを決行!
劇団の仲間たちの手伝いで、どうにか新居に落ち着くことが出来た。
そんなある日、いつものようにラナが先に帰り、お風呂の用意をしていると、呼び鈴が・・・!
ラナはエマッドの帰宅と思い、開錠してから、自身はそのまま浴室へ・・・!?
・・・と、その後ラナは暴漢に襲われる!? ( ̄ο ̄;
階段の血痕に気付いたエマッドが慌てて自宅へ入るとっ
浴室の惨状を目の当たりにして、たちまち驚愕の表情に・・・!
(エマッドの横顔だけで現場の詳細な描写はナシ というところがミソですな ^^;)
命に別条はなかったとしても、ラナの受けた衝撃は計り知れぬほど大きく・・・!
頭部の傷が癒えても、彼女は頑なに “話す” ことを拒否・・・!?
ラナは「私がカギを開けなければ・・・」と、ほとんど消え入りそうな風情に・・・!? (汗)
そんなラナの姿勢は、当然警察に通報すべきだ と思う夫との間に齟齬をきたすことになる・・・!?
隣人の話では、この部屋の元の住人は如何わしき職業の女性だったようで・・・!? (爆)
そんな折、エマッドは部屋の中にあるものを発見する!
それは犯人が置いて行ったものと思われる?ケータイとクルマの鍵だった。
エマッドは、“通報” せず、自身で犯人捜しをすることにし、早速クルマ探しを始めるのだった。
さて・・・?
強引過ぎる!? と思われるような展開も無きにしも非ず? なのですが(爆)
そのあたり・・・ “セールスマンの死” と微妙に関連していくような話のようです?(汗)
私めは、この有名な演劇の内容を存じておりませんで・・・ ポリポリ (・・*)ゞ
恥ずかしながら、あまりピンとこなかったり致しましたが・・・。(苦笑)
・・・にしても、
悲しいような皮肉なような?様々なエピソードを重ねて、巧みにクライマックスに導いていく・・・!
その “力技”?は、実に凄い! と思わざるを得ませんでした。(故にアカデミー賞?w)
私めは、 えぇーーー!? ( ̄ο ̄; と驚き、その場の重たい空気感に、ただただ傍観の態・・・。
終盤の、アレはいったい何だったのでしょうね? う~むむむ
人間の多面性を、優しいタッチで描いたものか? ハテ?
死を以って帳尻合わせをする というところに持っていきたかったのかなぁ??
それにしても、知りたいと思う “詳細” は何も語られず・・・?
何だか煙に巻かれてしまった感がございますね。
(慎みのあるイラン女性 ラナの名誉の為に・・・でしょうかね?)
でも、見応えのある作品であることは間違いございませぬ! キッパリ。
シャハブ・ホセイニ(エマッド・エテサミ)
タラネ・アリドゥスティ(ラナ・エテサミ)
ババク・カリミ(ババク)
ミナ・サダティ(サナム)
監督・脚本 アスガー・ファルハディ
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