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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(HEDWIG AND THE ANGRY INCH) 2001 [は行の映画]

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ.jpg ジョン・キャメロン・ミッチェル目当てで!w

誰もが、自分の“カタワレ”を探してる…。
セレブリティ達を熱狂させた幻のロック・ミュージカルが、ついに映画化!
夢と引き換えに刻まれた、「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」。
ヘドウィグの魂の叫びは、トミーへのラヴ・ソングだった…。

ジャンル ドラマ/ミュージカル


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オフ・ブロードウェイで上演されるや、たちまち評判を呼び2年半以上のロングランヒットとなった
同名ロック・ミュージカルを、舞台と同じくジョン・キャメロン・ミッチェルが監督・脚本・主演を務め映画化。
性転換手術を受け、ロックシンガーとなった主人公の波瀾の半生を
グラムロックに乗せて描く痛切な魂の叫びの物語。        (allcinema より) 
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先日の鑑賞で妙に心惹かれた ^q^ 「パーティで女の子に話しかけるには (2017)」でしたが・・・
その脚本、監督を務めた方がとても気になり、監督デビューの本作を観てみることに! ^^;

最初から賑々しく登場のヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)は、痩身の “金髪美女” 
“生まれは東ベルリン~♪ ” とロックのリズムで熱唱致しますがっ
小さめなお店にはロックとは縁遠いようなお客さんたちがお食事中でして・・・!? 
ブーイングこそ無いものの迷惑そうな顔もちらほら・・・。w

そんなある日、モーテルのヘドウィグは、ふとTVから流れてくるメロディに反応し、表情が強張る!?
それは若手ロックスター トミー・ノーシスの歌声で・・・。

傍らに居る “夫” イツハクの求愛も退けて!? TVのトミーに眼を奪われているとっ
“夫” は “彼女” に 「新曲を書け!」 と吐き捨てるように言って出て行ってしまう。w

ヘドウィグは、その後のライヴ会場で、お初の客を前に語り出す。
トミー・ノーシスの醜聞について書かれたビラに眼をやりながら・・・。
(ビラには “トミー・ノーシスに性転換者の恋人” や “彼のアルバムは全曲私が書いた” の文字が・・・)

「名誉毀損モノのネタを売って、やっと注目されだしたの あたし」 と自虐的なヘドウィグだったが
食事に熱心な客たちには届いていなかった!? (汗)

ヘドウィグの率いるバンド “アングリーインチ” のマネージャー フィリス・スタインは
「今度もトミー・ノーシスのツァーに合わせてシカゴのスタジアムの傍を抑えたけど・・・
ストーカーしていると、裁判では不利になるんじゃない?」 とヘドウィグにアドヴァイス。

ところで、ヘドウィグは・・・
“最近、自分が生まれて初めて付けた日記(絵日記)を見つけた”
ということで、2~6歳の頃の自分へと思いを馳せる。

東ドイツの母と米兵との間に生まれた男の子ハンセル(ヘドウィグ)は
ある諍い?から夫を追いだし、シングルマザーとなってしまった母と二人暮らしに・・・。

ヘドウィグはその頃の思いを元に?
後に、“愛の起源” という不思議な内容の楽曲に仕上げることに・・・!

(ユニークなアニメーションで表現されますが、これがなかなか面白くて興味深いのですけれども
同じようなのが私めの記憶の中にもありましたよ! こちら をどうぞ)

そして、父の国アメリカに憧れ、ロックスターを夢見る子供時代から
成長して、アメリカに渡り、今日に至るまでを歌にのせて語る・・・!?

さて・・・?

ミュージカルは、何でもメロディに乗せて語るわけですが・・・(笑)
ヘドウィグ役のジョン・キャメロン・ミッチェルの歌声は中性的な感じで? 違和感がなく・・・
シャウトしてもそれなりにドスが効いていまして、バラードも巧いな~ って思いました。

奇抜な衣装も着こなしてしまうし、ド派手な化粧をしても様になってしまう! ^^;

とても綺麗なのですが・・・?^^;
ちょっと笑ってしまったのは、私めがこんな顔の女性を知っていたせいかも?w

マジな話、本当によく似ていまして・・・ (^m^)(女性に対する誉め言葉にはならない?w)
時におっとり、時にサバサバ?も同じようで、ヘンな親しみを感じてしまいましたっw

・・・東ドイツを出るためには、どうしても下半身の手術をしなくてはならない!?(爆)
その辺りの事情や、彼(彼女?)の気持ちがピンと来なかったりした私めなのでしたが・・・(汗)
(相変わらず?この手の話には疎い自分です。(汗))

ヘドウィグ(実は母親の名前)自身も、1インチの “身体の疵” (シコリ?)が “心の傷” となっており・・・
若い恋人トミーに向けた「傷痕ごとあたしを受け入れて!」という意味あいの台詞が悲痛に響き!?
泣かせ所となっておりました。

泣かせると言えば、歌詞も味わい深くて・・・
それぞれの楽曲が、じんわりと心に響いてきたように思います♪
“グラムロック” もよく知らない私でしたが (汗) 案外好きかも? と思えたり・・・!? (微笑)

おかげさまで、舞台の人気も納得できましたし・・・
やはり映画化されて、こうしてみることが出来るのは有り難いな と思いました。

ジョン・キャメロン・ミッチェル(ヘドウィグ)
マイケル・ピット(トミー・ノーシス) 新進のロック・シンガー “ロック界のアイドル”
ミリアム・ショア(イツハク) ギター  ヘドウィグの夫?(実は女性?)
スティーヴン・トラスク(スキシプ)
セオドア・リスチンスキー
ロブ・キャンベル
マイケル・アロノフ
アンドレア・マーティン(フィリス・スタイン) バンドのマネージャー
ベン・メイヤー=グッドマン
アルバータ・ワトソン
ジーン・ピルツ

監督・脚本・原作戯曲 ジョン・キャメロン・ミッチェル

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