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ウェルカム・ドールハウス(WELCOME TO THE DOLLHOUSE) 1995 [あ行の映画]

ウェルカム・ドールハウス.jpg トッド・ソロンズ 監督デビュー作…? ( ´艸`)

Not all girls want to play with dolls
すべての女の子が人形で遊びたいわけではありません ( ´艸`)

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
時間  87分

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分厚い眼鏡と子供っぽい格好のため、みんなにいじめられている
ニュージャージーのジュニア・ハイスクールの七年生、ドーン。
そんな彼女の日常を生き生きと描いた小品。 (allcinema より)
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オープニング・クレジットは、穏やかなショパンの調べと共に・・・
家族五人の記念写真へとカメラが寄って行き、最後には長女のドーンの ドupとなる。( ´艸`)

・・・学校でのランチ風景(BENJAMIN FRANKLIN JR HIGH SCHOOL  中学校?)

不安げな表情のドーンはトレイを持ったまま、どこへ座ったものか? と室内を見回してみる。
(分厚い眼鏡 半開きの口元… そして “可愛い系” の服装… とポニーテール)

どこにも座れなくて…
唯一広々と空いているテーブルをみつけたのだが、そこには風変りで気怠げな女の子(ロリータ)が…!
「誰かがゲロ吐いた席だよ」とか嫌味を言われながらも、そこで食事を始めるドーン。

たちまち賑やかな女の子たちに取り囲まれて・・・
「あんたレズビアン!?」と騒がれてしまう…!?

ロッカールームの高い壁には『WIENER DOG “学校一番のブス女”』と。
(WIENER DOG → ダックスフントのこと。 俗では つまらぬ奴 うっとうしい奴)

そして、彼女のロッカーのドアにも様々な落書きがされているのだった…!?

そんな折…
どこからか “揉めている” 声がしたので、ドーンは聞き耳を立てながら近づいてみる…!
人目のない校舎の隅で、一人の ひ弱そうな男の子がイジメに遭っているところだった!?

・・・イジメの大将は同クラスのブランドン…!

ドーンが「止めなさいよ あんたたち卑怯よ」と凛とした態度で声を掛けると
少年たちはとどめの一発を食らわせてから、ドーンに散々悪態を付いて、立ち去って行く。

助け船を出された当人は…?
悔しそうに「構うな ブス(WIENER DOG)」と、捨て台詞を吐いて逃げ去るのだった。

家のガレージでは、音楽好きな?兄が、バンド演奏で「Satisfaction」を熱心に練習中…!
また、その  “賑やかな音” に合わせて、妹のミッシーがバレエのチュチュ スタイルで踊り狂う!?

末っ子のミッシーは両親の “宝” のような存在…! 
(ミッシーは知恵が回り…!? 素知らぬ風情で、いつもドーンを出し抜く…!?)

ドーンは「依怙贔屓が過ぎる」と常日頃から不満に思っているが… 
ともかく “間” がワル過ぎ…!? 
(通りの良くない “声” も損をしているのかも? (¬、¬; 活舌が良くないのも…? って オイオイ (苦笑))

・・・筆記試験の日
自力では無理っぽい?ブランドンは、斜め前のドーンをカンニング…!?
ドーンは即刻「先生 “カンニング” です!」と年配の女教師に告発するがっ

何と、ブランドンと一緒にドーンまでもが “居残り” をさせられる羽目に…!?
(当のブランドンは、終始 先生の目を盗んでは、ふざけた調子でドーンの “動揺” を誘ってくる…)

・・・『SPECIAL PEOPLE CLUB  “特別人間クラブ”』と名付けた掘立小屋

ドーンは庭の隅に、自分たちの “居場所” を手作りしたが、会員は今のところラルフィのみ…?
(ラルフィは、ドーンに言わせると “弱虫だけど バカじゃない” 唯一の年下の友達…!?)

・・・ある日、自室に居たドーンは素敵な歌声に気付く…!?

“音” を辿って行くと、そこは家のガレージで… 
新メンバーを迎えた兄たちのバンドが、心機一転!? 初練習の最中だった…!

スティーヴ・ロジャース… (兄のマークが言うには “人気者” で “女たらし” …?) 
ヴォーカルとギター担当の彼に、ドーンはたちまち心奪われてしまう♪

(因みに、兄のマークはパソコンオタクだが “大学受験の内申書” がすべて…?音楽活動もその一環…)

夜遅くにスティーヴが兄を訪ねて来て、勉強をみてもらっていた時・・・
兄が外した隙を見て、パジャマ姿のドーンはスティーヴに話し掛けてみた。

すると、同じ中学の出で、“はぐれ者?” という共通点が見つかり、意気投合することに…!?
ドーンは、“この家から私を連れだして!” と、彼が恋人になることを願い、密かに祈るのだった…。

そんな頃…
学校では、イジメっ子のブランドンが妙にドーンに執着してくるようになる…!?

「レイプするから3時に裏で待て」とか…? 穏やかならざることを口にするのだが…

ドーンは動揺しながらも、拒否するどころか、彼について行ってしまい…!?
二人の距離はどんどん縮まることに…?

さて・・・?

“あんな声” なのに…? (私見です…  ポリポリ。)
ドーンは学校の合唱団に所属しており、毎年ディズニーワールドで “コーラス” を披露していた…!?

学校は馴染めなくて嫌い… と思っていたドーン…
そして、今年は “行かない” と公言していたディズニーワールドでしたけれど…!?
“紆余曲折” の後・・・
彼女は “合唱団 御一行様” のバスに乗っているのです。w

結局、楽しくなくても…!?  “居場所” は有った ということか…? ?(・_・?) ハテ?

って、ラストをネタばらししてどーする…!?(苦笑)

もう一つ、ついでにバラしてしまいますとっ
少女らしいトキメキが何かに “昇華” するのかと思いきや、それは無し…。(爆)

ところで…
DVD特典に嬉しいものが有りましたので載せたいと思います。
 “PRODUCTION NOTE” から トッド・ソロンズ監督の話をかいつまんで少々…。

主演の子を選ぶために、ニュージャージーの大型店でチラシ配りを自ら行った…!?

「自己嫌悪と惨めさが見て取れる11歳の少女」
「見るからに意地悪で 僕に殴りかかって来そうな13歳の少年」
・・・をイメージして探していたそうです。
(それにピッタリの子たちが見つかった ということですね (笑))

「僕が刺激を受け心を動かされるのは、笑えると同時に心に突き刺さって来るようなものだ…」
(この感覚は、その後の作品にも一貫しているように思われまする …!? ( ´艸`))

「ミドルクラス(中流家庭?)の子どもたちの経験する苦痛を正当化したいと思った…」
(これは色んなシーケンスに繊細に描かれていて… 巧いな~♪ と感服致しましたっ (微笑))

例を上げれば分かり易いのかな…?(;^_^A

・・・パパとママの結婚20周年のお祝いのパーティーを、庭でやることに…!

庭には “見苦しい” ドーンの掘立小屋があり、全員一致で “撤去せよ” と言って来る。
反対意見はドーンのみ。(苦笑)

当然、撤去されて、華々しいパーティーが開かれる。
兄と喧嘩別れしたはずのスティーヴも、お金につられて… ちゃっかり作詞作曲(?)して歌ってる。
妹のミッシーは、得意満面♪ バレエのチュチュ姿で踊りまくる♪

後日、家族団らん♪ 居間での出来事… 
パーティー当日に撮ったビデオ?の鑑賞会をしているのだが・・・

家族それぞれの楽し気な様子が映し出された後に…?
小柄なミッシーの “勢い” に気圧されたドーンが、子供プールに(着衣のまま)バッシャーン!?

ドーン以外の家族全員 大爆笑♪ (≧m≦)ぷっ

(実は、この後に、とんでもない出来事が起こり…!? 趣がガラリと変わるのですが… ( ´艸`))

閑話休題

トッド・ソロンズ監督の心得…?
「子供に演技させてはいけない。」
「やれるのは彼らが馴染んでくれるような環境を作ってやることだけだ…」

(調べてみますと、出演者の多くはこれがデビュー作のようです? 見事に自然な演技でしたね…)

主演のヘザー・マタラッツォ
成長してからも映画に出ているようです…  気になる作品もありますので、その内に…?(^_-)-☆

ヘザー・マタラッツォ(ドーン・ウィーナ) ウィーナ家の長女 へこたれない中学生
エリック・メビウス(スティーヴ・ロジャース) 兄・マークの同級生 ギター&ヴォーカル
ブレンダン・セクストン・Jr(ブランドン・マッカーシー) イジメっ子の大将?
ダリア・カリーニナ(ミッシー・ウィーナ) ウィーナ家の次女 バレエ少女
マシュー・フェイバー(マーク・ウィーナ) ウィーナ家の長男 バンドではクラリネット
ビル・ビュール(Mr.ウィーナ) ウィーナ家のパパ
アンジェラ・ピエトロピント (Mrs.ウィーナ) ウィーナ家のママ
ヴィクトリア・デイヴィス(ロリータ) Cool な?イジメっ子 ブランドンが好き?
グリスティーナ・ブルカト(クッキー) 
グリスティーナ・ヴィダル(シンシア)
ケン・レオン(バリー) 兄・マークのバンド仲間 キーボード
SCOTT COOGAN (TROY) いじめられっ子
DIMITRI IERVOLINO (RALPHY)  ドーンを慕う男の子 小学生?

監督・脚本・製作 トッド・ソロンズ

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