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クライ・マッチョ(CRY MACHO) 2021 [か行の映画]

クライ・マッチョ.jpg 老いたる元カウボーイ ( ´艸`)

誘拐した男と、さらわれた少年。
逃亡の果てに二人が見つけた“生きる”道とは―。

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
時間  104分

CRY MACHO → マッチョを泣く(直訳です) ヘンテコですが、意味深かも…?

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「許されざる者」「グラン・トリノ」の巨匠クリント・イーストウッドが、
N・リチャード・ナッシュの同名小説を監督・主演で映画化したロード・ムービー。
落ちぶれた元ロデオスターが、友人の不良息子をメキシコから連れ帰る長い旅路を描く。
共演は新鋭エドゥアルド・ミネット。             (allcinema より)
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まずは、字幕翻訳 松浦美奈さんでしたっ

“監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品” という本作を有難く拝見♪ (^人^)

・・・最初に変な事を言わせて頂きますと… (汗)
近年、クリント・イーストウッド監督作品を観る時… もしかしたらこれが遺作に…?
と、心の中で思いながら鑑賞  …というのが常でした!? (爆)

のですが… 
今回、観終わりまして… コレが遺作でいいや と思ってしまった自分です。(^_^ゝ
もちろん、次回作に期待…! という裏腹な気持ちも当然あり…! ということですけれど…。w

飄々とした佇まいの翁を目蓋に焼き付けて…! そんな “たはごと” が浮かんでしまうま。 (大汗)
言い換えればっ これ以上はない…! と思えるくらいの “らしい” 佳品であった…  と。( ´艸`)

冒頭は、カントリー音楽のゆったりとした調べ…。

テキサスの平原を、一台のボンネット型のトラック?が悠然と走り・・・ とある牧場へ。
降りてきたのはテンガロンハットの老人、マイク・マイロ(クリント・イーストウッド)

《1979年》

彼はいつものように、 “雇い主” のオフィスへ行き、自ら注いだコーヒーを飲み始めるが・・・
そこには “雇い主” ハワード・ポーク の他に、(見知らぬ)一人の男が居た。

ハワードは、 “遅刻” を手始めに、マイクの欠点をあげつらい…! 挙句の果てに首を言い渡す。

「(お前が必要とされたのは)馬での事故の前… 薬漬けになる前… 酒に溺れる前…
 今ウチの厩舎には二流の馬しかいない 調教師も同じだ…!」

マイクは、嗄れ声で “雇い主” に軽く悪態を付き、去って行く。

それから一月・・・

家で、ひとり寛ぐマイク。
居間の壁には、“マイク・マイロ ロデオ優勝” 等、輝かしい “過去” が並んでいる…。
(新聞の切り抜きの中には “テキサスのロデオスター 落馬で負傷” の一面記事も…!)

そこへ、突然訪れた元 “雇い主” !?
ハワードは、マイクに恩着せがましい事を並べてから、ある頼みごとをするのだった。

“別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻してくれ”
                   (official website STORY より抜粋)

ハワードに恩義を感じるマイクは、渋々ながらも引き受けることに…!

国境を越え…  まずは、ラフォの母親を訪ねてみるマイク。

リタは、豪邸に住み、男たちを従えて、自堕落な生き方をしている女だった…!?

マイクが、ラフォの居場所を尋ねるとっ
「あんたで何人目だろう…?」と、ハワードが差し向けた男がマイクだけでないことを仄めかす…。

そして、複雑な心境ながら…?「“闘鶏場” に行けば居るはず…」との情報をもたらした…。
(“男遊びに夢中” なリタは息子に愛想尽かしをされ、見るからに老人のマイクにも色目を…!? ( ̄ο ̄;)

はたして、“闘鶏場” に、ラフォらしき少年は居た。
“マッチョ” と名付けた闘鶏用のニワトリと共に、彼は “ストリートで生きていた” !?

その時、突然 警察の手入れが…!

さて・・・?

この後、すったもんだの末…?
マイクとラフォの “年の差コンビ” の “米国境への旅” が始まるわけですが・・・
足である “クルマ” を盗まれてしまい、ある時は自ら盗み…!?  (¬、¬; ある時は…? (¬、¬; ?
という、ゆるゆる?不思議な ロードムービーに、すっかり心を掴まれてしまいましたっ w
(結局、動くなら乗っちゃえ とばかりに数台? 乗り換えたのかな?)

最初、ラフォ少年は “グリンゴ” を連発したり…? (スペイン語で “余所者” 米白人に対する蔑称)
マイクを老人呼ばわりはするし…? で、しっかり生意気なガキでしたが… (爆)
牧場や馬の話には目を輝かせて… ♪ 
そのうちに、マイクの過去を知ることになると、一目置くように…!?

そんな旅の途中で、タイトルの意味はこれかな…? というシーンがありました。

「人は自分をマッチョに見せたがる。……すべての答えを知ってる気になるが、
 老いと共に無知な自分を知る。気づいた時は手遅れなんだ」
   (official website 監督50周年記念作品 “イーストウッドの名台詞” より一部を拝借)

たぶん、こう言われたラフォは、理解するには若過ぎる…?(微笑)
私めは、只々 有難く拝聴するばかりでございます…。(^人^)

途中で出会う、鄙びたレストランの女性店主マルタとの “甘々” シーケンスや
ドリトル先生ばりの…? 動物に関するシーケンス等もまったりした雰囲気が楽しいです♪
(マルタのお孫さん?ろうあの子が居て… マイクと手話的な交流があり、一瞬にして和んだり…?)

ところで、終盤・・・(ネタバレ御免(-人-))
“米国境” の簡素な?雰囲気があまりに意外過ぎて…!? 
えっ? これでいいの? と思ってしまった私です…。(汗)
(らしいと言えば “らしい” さりげなさ…?w それぞれ向かう場所がある ってことで…!? (謎))

そして、ラスト・・・
あれは余計だ…! なんて口が裂けても申せませぬ キッパリ。(苦笑)

クリント・イーストウッド(マイク・マイロ) テキサスの元ロデオ スター 荒馬の調教師
エドゥアルド・ミネット(ラフォ) ハワード・ポークの息子
ナタリア・トラヴェン(マルタ) レストラン店主
ドワイト・ヨーカム(ハワード・ポーク) マイクの雇い主 ラフォの父親
フェルナンダ・ウレホラ(リタ) ラフォの母親
オラシオ・ガルシア=ロハス(アウレリオ) リタの部下
ニワトリ(マッチョ) アクション担当 大活躍

監督・製作 クリント・イーストウッド

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コメント 2

つむじかぜ

小生は「グラン・トリノ」で既に見納めと思っていたのですが...
此処まで来たら、老醜をさらけ出すまで撮って欲しいものです。
確かにラストは...甘々の老醜かも^^
by つむじかぜ (2022-02-08 06:03) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
今回… 俳優クリント・イーストウッドはモテモテでしたね~ ( ´艸`)
そう描いてしまうところが素晴らしいです♪ w
決してラストシーンを否定するものではございませぬ。
まぁ出来れば、その前で幕切れとなっていれば尚の事 Cool だったかな…? と。(汗)
by Labyrinth (2022-02-08 21:18) 

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