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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(LES TRADUCTEURS/THE TRANSLATORS) 2019 [アルファベット・数字で始まる映画]

9人の翻訳家.jpg 久々の オルガ・キュリレンコ♪ ( ´艸`)

ジャンル ミステリー/サスペンス
製作国 フランス/ベルギー
時間  105分

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世界的ベストセラー3部作の完結編が世界同時出版されることになり、機密漏洩防止のため
9ヵ国の翻訳家が1ヵ所に集められ、完全隔離で翻訳作業に当たる中、脅迫メールとともに
原稿が流出する事件が発生し、社長自ら犯人探しに奔走するさまを描いたミステリー・サスペンス。
主演は「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、
共演にオルガ・キュリレンコ、リッカルド・スカマルチョ、アレックス・ロウザー。
監督は「タイピスト!」のレジス・ロワンサル。
 
世界的ベストセラー『デダリュス』3部作の完結編『死にたくなかった男』の出版権を獲得した
出版社社長エリック・アングストロームは、世界同時出版することを大々的に発表する。
さっそく各言語の翻訳者9人がフランスの豪邸に集められ、一斉に翻訳作業を始めることに。
しかしそれは、情報流出を防止するため、携帯やPCなどの通信機器を没収された上、
広大な地下室に監禁され、完全監視の中で行わなければならなかった。
ところが、そんな厳重な漏洩対策が施されていたにもかかわらず、
ある日ネットに作品の冒頭10ページが流出する。
そしてアングストロームのもとには“24時間以内に500万ユーロを払わなければ、
次の100ページも公開する”との脅迫メールが届く。
ごく限られた者しか原稿にアクセスできないことから、翻訳者の中に犯人がいると確信し
調査に乗り出すアングストロームだったが…。           (allcinema より)   
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「タイピスト!(2012)」は、ベレニス・ベジョがご出演という事で、観た記憶があるのですが…
何故か記事はナシ…! 誠にザンネン~ (書かなかった理由は? ウームム  妙に気になりまする… (汗))

レジス・ロワンサル監督 二作目となる本作ですが、これも脚本をご担当…!(共同脚本) 
構成的に? とても凝った造りで…! まじでドキドキワクワクしながら楽しめたのですが…!?
同じ人が作ったとは思えない程? 作風が違うなぁ… 等と感じてしまふ自分でした? f^_^;

さて… 本作はエドゥアルド・ノリエガのお導き…  とはいえ…
やはり久々のオルガ・キュリレンコのお名前が決め手になったのかな? と。(笑)

エドゥアルド・ノリエガは… 9人の翻訳者の中の一人… “スペイン語” のハビエルという役で…
あまり目立った存在ではないものの…?(爆)
話し出すと、一寸吃音気味の…!? と言う、意外な役柄が新鮮な感じがして、かえって好印象でした…!?

オルガ・キュリレンコは、もぉ~言う事ナシ…! ( ´艸`)
そこに居るだけで絵になる女優さん♪ アクションシーン無しでも、カッコ良くて素敵でした♪ 
彼女を愛でるだけで十分な感じ…?(べた褒め w) 

冒頭… というかオープニング・クレジットの背景は本棚の書物が燃え上がり火事に…!?  ( ̄ο ̄;
(燃えたのは “フォンテーヌ書店”  引きの画になると、意味有り気に? ス~っと時間が巻き戻る…?)

“ドイツのブックフェアの会場で、
 世界的ベストセラー『デダリュス』3部作の完結編『死にたくなかった男』の出版権を獲得したと、
 高らかに宣言するエリック・アングストローム(ランベール・ウィルソン)。”
             (official website STORY より一部拝借しました)

「allcinema」の解説も似たり寄ったりなので…?  あらすじを長々記すのは止めにしておきまする…。w

この本の著者は “オスカル・ブラック” もちろん?ペンネーム…。

読者も…!? ですが、英語の翻訳者の若者アレックス・グッドマン(アレックス・ロウザー)も…!
謎めいたオスカル・ブラックに興味津々で、アングストロームに “彼に会いたい” と主張致します。

“オスカル・ブラック” の正体を知る人物は、エリック・アングストロームのみ…!
というところがミソでしょうか。(´-`).。oO

お馴染みでなさそうな?俳優さんが多い中・・・ (あくまで私目線です (^_^ゝ)
一人… ひとり… と、選ばれた翻訳者がフランスに集結していく過程で、すでに惹き込まれており…!
粋な見せ方の “タイトルコール” が出た時には、すっかりハマっていた…!? という有様でした。(汗)

見知らぬ顔ぶれでも魅力を感じた…! ということでしょうかね?w
確かに… ご登場の時から9人それぞれ個性が際立っていたような…? 男女とも…!? ( ´艸`)

また・・・
長~いリムジンを俯瞰から…! という豪邸への誘いは溜息ものでしたね…。(;^_^A

“ロシアの富豪が核戦争に備えて作ったと言う広大な要塞のごとき地下室” というのも凄くて…!?
プールやボーリング施設、スタイリッシュなダイニングとか… すべてが目を見張る感じ?でした。

でも、9人の翻訳者の “仕事場” は教室のような作りで…? 
しかも、始終 銃を潜ませた屈強な?ロシア男が交代で見張っている…!?(¬、¬;
(唯一 心を許せるのは秘書?的立場のローズマリー・ウエクス…!? サラ・ジロドーが好演していました♪)

そんな環境の中で、2ヶ月過ごして仕事をする…? 大丈夫かな? と余所事ながら思いましたが・・・

一人きりじゃないと出来ない… とゴネる 初老の男性とか?
いきなり居眠りの剛毅?な若者が居たり… とか?

9人の性格を巧みに描きながら、出版元であるアングストロームの “エゴ” を浮かび上がらせていく…!

“誰もが結末を〈誤訳〉していたことに気づき、
 もう一度ふりだしに戻りたくなるリピート型傑作ミステリー”
    (official website INTRODUCTION より一部拝借)

確かに、ラストを知れば、もう一度確かめてみたくなってしまうような作りではありましたね。(汗)

まあ、説明がつかないような箇所が無いわけではない…?(¬、¬; 
等という野暮なことは考えないで…! 鮮やかな “手口” を素直に堪能致しませふ♪ (微笑)

・・・揺さ振られる感じが心地よかったです…♪ 
なんて言えるのも… 気になる所を何度も観返すことができたから…! (;^_^A
映画館で1回観ただけでは キョトーン状態になること必至な自分かも? です。(笑)

ネタバレは絶対まずいと思うので…!w
スッキリしない書き方になってしまいましたが、悪しからず…! (^人^;

でも、まじで面白かった♪ (^_-)-☆ エドゥアルド・ノリエガに感謝♪ かも?w
“ミステリー/サスペンス” としては、衝撃はちょいと強めかな?と思われましたけれども…。(汗)

チャプター(参考までに)
1.9人の翻訳家
2.ここに答えがある
3.オスカル・ブラック
4.最初の脅迫
5.アレックスの話
6.2度目の脅迫
7.創作への敬意
8.種明かし
9.悲劇
10.3度目の脅迫
11.真相
12.エンド・クレジット

ランベール・ウィルソン(エリック・アングストローム) 出版社社長  原作者の正体を知る唯一の人物
オルガ・キュリレンコ(カテリーナ・アニシノバ) ロシア語の翻訳者 ヒロイン・レベッカに感情移入
リッカルド・スカマルチョ(ダリオ・ファレッリ) イタリア語の翻訳者 多少傲慢な性格?
シセ・バベット・クヌッセン(エレーヌ・トゥクセン) デンマーク語の翻訳者 多子持ち  夢は小説家
エドゥアルド・ノリエガ(ハビエル・カサル) スペイン語の翻訳者 吃音症 左腕骨折?
アレックス・ロウザー(アレックス・グッドマン) 英語の翻訳者「デダリュス」海賊版の翻訳で注目!
アンナ・マリア・シュトルム(イングリット・コルベル) ドイツ語の翻訳者 傍若無人なレズビアン?
フレデリック・チョー(チェン・ヤオ) 中国語の翻訳者 真面目な努力家 皆の盛り上げ役
マリア・レイテ(テルマ・アルヴェス) ポルトガル語の翻訳者 ボーイッシュでウェイトレスの仕事も
マノリス・マフロマタキス(コンスタンティノス・ケドリノス) ギリシャ語の翻訳者 翻訳は金の為?
サラ・ジロドー(ローズマリー・ウエクス) アングストロームの助手 文学への愛だけを糧に仕事を!
パトリック・ボーショー(ジョルジュ・フォンテーヌ) フォンテーヌ書店店主 アングストロームの師

脚本 ダニエル・プレスリー
   ロマン・コンパン

監督・脚本 レジス・ロワンサル

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