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明日へのチケット(TICKETS) 2005 [あ行の映画]

明日へのチケット.jpg ヴァレリア・ブルーニ・テデスキのお導き♪ ( ´艸`)

それは希望と幸せの乗車券

ジャンル コメディ/ドラマ
製作国 イタリア/イギリス
時間  110分

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エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチという
巨匠監督3人による夢のコラボレーションが実現した人生コメディ。
ローマへと向かう列車を舞台に、偶然乗り合わせた乗客たちの様々な人生模様が鮮やかに紡がれていく。
3監督それぞれが演出する3つのエピソードは緩やかに繋がり、
全体として1本の長編作品を構成していく。

オーストリア西部のインスブルック駅。
飛行機が飛ばず、出張先からローマへ列車で帰ることになった初老の大学教授。
チケットを手配してくれた相手先企業の女性秘書に、知らず知らず淡い感情を抱いていた…。
翌朝、列車はイタリアの小さな駅に停車した。太った中年女性が乗り込んでくる。
彼女に付き従う青年フィリッポ。
彼は兵役義務の一環としてこの将軍の未亡人の手伝いを命じられたのだったが…。
一方、ビュッフェでは、スコットランドからやって来た若者3人が興奮を隠せずにいた。
愛する地元チーム、セルティックがチャンピオンズリーグの準々決勝に進出する快挙を成し遂げたのだ。
彼らは、対ローマとのアウェー戦を応援するため、
なけなしの金で入場券と乗車券を買いこの列車に乗り込んだのだったが…。(allcinema より)
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監督さん…  三人の中で観たことが有るのはアッバス・キアロスタミ監督のみでした。
因みに「トスカーナの贋作(2010)」

と思いましたら… ケン・ローチ監督の作品も結構観ていて…  自分でも吃驚…!? (^_^ゝ
家族を想うとき(2019)」は… 社会派の監督さんらしい? という作品でしたね。(汗)

ところで、私的には…
御贔屓女優のヴァレリア・ブルーニ・テデスキご出演の “1枚目のチケット” が、お目当て…!?
なのでしたが・・・ (;^_^A
心惹かれて最後まで面白く観たのは、中程のアッバス・キアロスタミ監督の作品でした。(汗)

う~む… ( ´艸`)

◆1枚目のチケット
気の利く秘書さん(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)のお蔭で食堂車を二席押さえてもらった教授…
テーブルにPCをゆったりと広げて、彼女への令状を…! 書いたり消したり…?w
教授の視線の先の透明なドアの向こうには、座席に座れないのか?難民家族風の一団が…!? (¬、¬;

◆2枚目のチケット
小柄な青年を荷物持ちに…! 巨体を揺らしながら乗り込んだ御婦人は2等席の空きがないとみると…?
ズンズン進んで1等の指定席に陣取った…!?
付いてきたフィリッポ青年が「ここは指定席じゃないですかー」と言い掛けると「黙ってお座り!」と。
一人掛けの座席に向かい合って座るが「換って!私は進行方向じゃないとダメ!」と婦人は手前勝手…!

フィリッポが「トイレに…」と言って立つと、婦人は「上着を脱いで掛けておきなさい!」 d(≧∇≦)

フィリッポと入れ違いにトイレから出て来た中年男性は… 当然のように?婦人の前に座る。
「ここは私の席ですよ」

婦人は携帯電話でお喋りに夢中で、男性など眼中にない感じ…? 

苛立つ男性が「その電話も返せ! 私がテーブルに置いてったものだ…!」と怒鳴ると・・・

婦人は、電話は切ったが…!
「これは10年前から私のもの!」と、そのままハンドバッグに仕舞ってしまう!?( ´艸`)

益々苛立つ男性が、“ああ言えばこう言う”  婦人と遣り合っていると…! そこへ車掌が通り掛かる…。

車掌は双方の言い分を聞いてから・・・ 「あなたの電話番号を教えてください…」と。
男性は大声で諳んじる。

車掌がその番号に掛けてみると、一つ先の座席に置かれたジャケットから… ♪♪♪♪♪

・・・という導入部からして、捻りが利いていて…! 面白いなぁと、心惹かれました。 w
まだまだ興味深い事が起こりますが…! 中を端折って一気にラストに行ってしまいます。 (;^_^A

ワガママし放題の婦人は、とうとうフィリッポに造反されてしまい!?  ひとりぼっちに…。
降りる駅に着いたが、荷物持ちが居ないのでアタフタしていると、件の男性が通り掛かり・・・
しょーがねーなぁ とは言いませんでしたが ( ´艸`) サッサと荷下ろしを手伝って去って行きました。

閑話休題?

◆3枚目のチケット
初っ端からハイテンションの三人組… お揃いのユニフォーム姿でノリノリ♪
スコットランドの “アスダ” というスーパーマーケットの仕事仲間なのだったが・・・
“愛する地元チーム セルティック” の “応援!追っかけ・貧乏?旅行” を実行中だった。

さて・・・?

ということで…  (;^_^A
乗客も車掌も同じながら、全く趣を異にするエピソードが 三つも楽しめた…! というわけです。

第一話の “難民家族風” の人たちは、第三話で “アルバニア人” の移民の人とわかりまして・・・
“社会派” の監督さんらしい展開に? 少々心がしぼみかけてしまいましたが…? (汗)
ローマ駅に着いてからの “3人組” の快挙!? のお蔭で… 後味の良いものに…!?  (微笑)

教授の “甘美な白昼夢” に出て来たヴァレリア・ブルーニ・テデスキは、豊かな金髪が輝くばかり♪
にこやかにほほ笑むだけで、台詞が無い! というのも乙なものだな♪  なんてね?( ´艸`)

しかしながら…!
私めの心に残ったのは、やはり第二話に出て来た巨体の “婦人” でした。w
綺麗な白髪を編み込んで後ろに垂らした姿が、可愛くも見えてしまう感じ…!? ( ´艸`)
怒って居なくなったフィリッポを追って、長い車両をヨタヨタ歩く姿はブタさんかゾウさんみたい?
夫である “将軍” の一周忌の式典に出席のため、車中で喪服に着替えた彼女でしたが・・・
プラットフォームに積まれた鞄に座り込んで、放心状態でいる?姿は哀れさを誘いました。

キャプチャー(参考までに)
1枚目のチケット
 1.オープニング
 2.メイン・タイトル
 3.報告書
 4.感謝の手紙
 5.ピアノを弾く者
 6.テロを警戒する兵士
 7.甘美な白昼夢
 8.1杯のミルク
2枚目のチケット
 9.2人の乗客
 10.トイレの前で
 11.携帯電話
 12.同郷の少女
 13.予約席の乗客
 14.少女との会話
 15.ビュッフェ
 16.文句ばかり
 17.逃げ出されて
3枚目のチケット
 18.3人組と少年
 19.アルバニア人の家族
 20.3対3
 21.切符がない!
 22.オルテ駅
 23.切符の行方
 24.ある事情
 25.勇気ある決断
 26.駅に到着
 27.エンド・クレジット

カルロ・デッレ・ピアーネ(教授)
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(秘書)
シルヴァーナ・ドゥ・サンティス(傲慢な未亡人)
フィリッポ・トロジャーノ(フィリッポ)
マーティン・コムストン(ジェムジー)
ウィリアム・ルアン(フランク)

監督 エルマンノ・オルミ
   アッバス・キアロスタミ
   ケン・ローチ

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