SSブログ

ブロークン・イングリッシュ(BROKEN ENGLISH) 2007 [は行の映画]

ブロークン・イングリッシュ.jpg ベルナデット・ラフォンのお導き…   ( ´艸`)

もう、魔法なんて起きないと思ってた。

ニューヨークで出会い、パリで愛に気づいた。
それは、私だけのミラクル・ロマンス。

ジャンル ロマンス
製作国 アメリカ/フランス/日本
時間  98分

-----------------------------------------------------------------------------------------------
“インディペンデント映画の雄”ジョン・カサヴェテスと大女優ジーナ・ローランズを両親に持つ
サラブレット、ゾーイ・カサヴェテスが監督デビューを飾ったロマンティック・ストーリー。
ニューヨークとパリを舞台に、恋をあきらめかけていた30代のヒロインに
訪れた思いがけないロマンスの行方をリアルに綴る。
主演は「ユー・ガット・メール」「ドッグ・ショウ!」のパーカー・ポージーと
「ぼくを葬る」のメルヴィル・プポー。                (allcinema より)
-----------------------------------------------------------------------------------------------
御贔屓女優ベルナデット・ラフォンがお目当て… ( ´艸`) ではあるのですが・・・
今回は何とも魅力的なキャスティングにワクワクでしたね♪ (敢て誰 とは申しませぬが… w)

そして、私にとっては、久々の “英語” でした。w
しかも、英語を話すベルナデット・ラフォンにお目に掛れるとはっ
やはりこれを選んで正解だったかな…  と。( ´艸`) 

お年を召して白髪なのか?(汗) それとも? の美しいプラチナブロンド? の彼女♪
出番短めでも、印象深い台詞を、ちょいとたどたどしい英語で話すシーンは、流石の貫録♪  
老いてもカッコいい姿で… 未見の “遺作” が益々楽しみになりました。

ところでっ
最初は… 誰だっけ? この女優さん??(・_・?) ハテ? 状態のヒロイン・・・
綺麗な お顔に記憶はあるものの、お名前までは… という感じのパーカー・ポージーでしたが…!?
観終わってみれば…
繊細さを要求される難しい役所なのに、上手い事こなしていたなぁ 等と、彼女を見直したり…? w

ともかく… “華が無い” …とまでは言わないにしても? (汗) 
印象が地味めと言うのか? すでに薹(とう)が立ってる感じというのでしょうか…?(爆)
まあ、そんなところが、かえってしっくりきて!? “揺れ動く” 彼女に妙に惹かれました。w

「愛する人を見つけたくて必死なの…!」と、年甲斐もなく… 母親を相手に涙ぐむ娘ノラ…。
その、母親役はジーナ・ローランズ …とくれば、尚の事お得感を感じてしまいます♪ 

オープニング・クレジットは、渋い音楽が流れる中、ヒロイン ノラを象徴する?品々に焦点が…!?
(のん兵衛なので… ワインとか  煙草…  精神安定剤? ロウソク? ともかくアンニュイなムード… )

タイトルコール

思い通りにドレスアップが完了しても…? ノラ(パーカー・ポージー)は浮かない表情…。

彼女が出向いたところは、結婚5周年の “記念パーティー”  …という “親友” の家だった。
親友の夫はノラの “元カレ” !? ( ̄ο ̄; エッ

マーク(ティム・ギニー)はスピーチで・・・
「彼女が紹介してくれなかったら僕ら二人はなかった… ノラに感謝…!」 …と。(爆)

ノラの母ヴィヴィアンや、その連れ合いのアーヴィング(ピーター・ボグダノヴィッチ)も呼ばれていて…
客の大方は、“親友の夫” マークと同じ映画関係者のようだった…? (ウ^_^ソ)  

・・・ノラの仕事場は、“サリヴァンハウス” 
(知る人ぞ知る?格式のあるホテル… らしい…?)

顧客サービス担当のTOPのノラは、いつもはオフィスでインカムを付けての業務なのだが・・・
同僚のグレンに泣き付かれると? 時にはフロントに姿を現し、我儘な映画俳優の相手をすることも…!?

(フランス人旅行者ジュリアンは、この時 偶然にもノラを見かけて心惹かれ…  一目惚れ…!? ( ´艸`))

気難し屋らしき?若手俳優は、我儘を聞いて即座に対応してくれたノラに感謝し? 食事に誘う。
ノラは興味半分?の態だったが、結局お誘いを受け… デートの挙句、一夜を共にしてしまう…!?

舞い上がってしまった? ノラは、家族や友達に口を滑らせ…  と言うより? ご報告を…!(苦笑)  

その後、皆でテレビを見ていた時に・・・
ニック・ゲーブル(ジャスティン・セロー)は記者会見の席上で「新恋人は相手役の女優…」と。 ( ̄ο ̄;

一同は… シラケて、口が重くなる。(爆)

ある日、ノラが「孤独で堪らない…!」と、涙ながらに母に訴えると・・・
「夫婦ものとつるんでばかりじゃダメ…! それじゃ出会いは望めないわ」と母は娘に発破を掛ける…!?

その母のセッティングで、早速 “映画鑑賞お見合い” が実現する。

ところが、ノラが渋々ながらも? 万障繰り合わせて? 出かけた時に・・・
偶然とはいえ、元カノ?の登場で…! 相手の男はパニック状態に…!? (爆)

別れ際に彼から「君は素敵な人なのに…」と言われるが・・・ 
ノラは、そのまま一人… タクシーでの帰宅を余儀なくされることになる…? (¬、¬;

「(そのうち)誰か現れるから、次は焦らないの…!」
「 会う男 会う男が未来の夫の筈ないわ…!」
「こんなあなたは見たくない…!」

と、親友のオードリー(ドレア・ド・マッテオ)は、眉間にしわを寄せて…!?  ノラを叱咤激励する。

そのオードリーはと言うとっ
近ごろ益々 夫のマークとの “距離” を感じている…  ようだった?
彼女は「子供を欲しがらないのはマークの方よ」と苦しい胸の内を、ノラに告白する…!?

そんなある日…
ノラは家の留守電で… 同僚のグレンからの “自宅パーティへのお誘い” のメッセージを聴く。
“男断ち” を決めたのにも拘らず、またぞろ… ドレスアップしてグレンの家を訪れるノラ…。

如才ないグレンは大歓迎で…!
「今夜はきっと楽しめるよ」と言ってくれるのだが…!?
忙しいホストはたちまちどこかへ消えてしまい…? ノラは一人で飲むことに・・・。

顔ぶれを見ても “素敵な出会い” は望むべくもない… と思われ・・・
ノラは、飲むのもそこそこに、帰りかけた。

・・・その時、ストローハット?のジュリアン(メルヴィル・プポー)が現れる。

グレンはフランス留学の時、ジュリアンの実家にホームステイしていた と懐かしそうに話し…
帰りかけたノラとジュリアンを引き合わせるのだが・・・

最初から強引な印象のジュリアンに吃驚したノラは、引き気味になるのだった…!?

会話の隙を衝いてキスを迫るジュリアンに「距離を置きたいの」とやんわり拒否をしたものの…?
ノラは、ズルズルとジュリアンのペースに巻き込まれていく。

深夜にジュリアンと立ち寄った雑貨店で、思いがけずのボビ(バンドマン?)と会ったことで…!
ノラとしては “地獄に仏” 的な気持ちがして…? 自宅での “飲み会” に誘うことに…。

こうして、三人で明け方まで楽し気に飲んでいたのだが・・・
(ボビのツッコミで…  ジュリアンは恋人を追って渡米したが、その女優は主演俳優とデキた… とか? w)

気を利かせたボビは “頃合い” を見て帰って行く。
ジュリアンに「ノラは良い子なんだぞ」と、軽く釘を刺してから…。

・・・酔いつぶれたノラは、そのまま正体もなく眠ってしまう。

翌朝、寝ぼけ眼の彼女は、自然体のジュリアンの “存在” に驚愕!?  ( ̄ο ̄; エェー

それから、朝の街に出た二人・・・
“hungryハングリー” の発音が “angryアングリー” となるフランス人ジュリアンに苦笑することに…?
(hungry(空腹) →  angry(怒る)  ( ´艸`) これがタイトルの元? 他にもパリのタクシーで一つ…!? w)

しかし、ノラの希望で動物園?を訪れ、心身共にリラックスした二人は・・・

「いつも寂しくなると ここにペンギンを見に来るの…」
と言うノラの “つぶやき” を切っ掛けに、急接近を…!

その後・・・
二人でバスタブに浸かりながら、ノラは不安そうな?うつろな表情になるのだが…?

「何故さっき愛を語ったの?」「この関係に意味があるのか知りたい…」と問うと・・・
「わからない… 契約したんじゃないし… お互い出会いを重ねるだけだ…」とジュリアンに言われ…

 “そのとおりね…” …と、ノラは自分なりに納得して…   “警戒” を徐々に緩めて行く…?

ところがっ
二人で外に出ると、好い感じになっている時に限って、ノラの昔の男?に声を掛けられたりする…!

ノラは、突然のこと故、ヘンな緊張を…!?(¬、¬;
瞬時とは言え、ジュリアンの存在を忘れてしまったりするのだが・・・(爆)

その後、自分の振る舞いにノラ自身が嫌悪感を抱くような態になり…!? 
たちまち情緒は不安定に…。

ノラは、その場から逃げるように帰宅すると、洗面台に直行…!?
「自殺するんじゃない! 1錠飲むだけよ」と、ノラはヒステリックに叫んで薬を手に取る…!?

ジュリアンとしては… ノラの狼狽え振りが理解できなくて…? 戸惑うばかりだった。 

・・・「不安症の発作よ…」と言って、別人のように…? ぐったりと横になるノラ。

「一緒に居て欲しい? それとも一人になりたい?」
とジュリアンが穏やかに訊くと…?
「そばにいて! セックスは出来ないけど…」 …に、つい苦笑。 ( ´艸`)

翌朝 ノラが目覚めると、ジュリアンは居なくなっていた。

ノラは久々に? 一人でニューヨークの街を散策してみる…。

あちこち回って、気晴らしをしてから帰宅するのだが・・・
玄関前には、旅支度をしたジュリアンの姿があった。

そして彼は… 「すまなかった」と謝ってから…
「明日 フランスへ立つんだ 朝早い便でね…」と。

ノラとしては・・・
ジュリアンが戻ってくれたことを歓び、やり直しが出来る! と思った矢先に “別れ” を告げられ…!?
更に、「君もぼくと一緒にパリに行くんだよ!」と、いきなり言われてしまうと… 
急に夢から現実に引き戻された思いがして…!? 心がしぼんて行くのを感じるのだった…?

さて・・・? 

この後は、まぁ ご都合主義とか言われそうな? 緩い展開になって参りますが…。(笑)

ノラはオードリーと二人で… マークから言付かったものを携えて、パリを訪れたものの・・・
肝心の! ジュリアンのメモを失くしてしまい、連絡の取り様がなくなる!? という…?(苦笑)

その後は、パリの素敵な年長者が、ノラに向けてエールを送る?
と言うか、有難いお言葉を授けてくれたり致します…。 (^_-)-☆

マダム・グルネル(ベルナデット・ラフォン)は、ノラを孫娘と思い込んでいるようでした…?
ワインを飲みながらの談笑で、ノラの悩みを引き出したマダム・グルネルは・・・

「結婚て契約だから… 愛することとは全く違うのよ」
「あなたは “美男美女” の子どもよ! 人の言葉に負けてはダメ…」
「 自分を憐れんでいては何も始まらない…」 

…等々  初対面なのに…  愛を込めた辛口助言を…!

それから…
パリに一人で残ったノラは、自由に行動することを自分に課してみるのだった…。

“自由になったノラ” は、美術館で知り合った若者と交流する機会に恵まれたりする…!? w

ノラは、未だ巡り会えないジュリアンのことを思い浮かべながら…?
「フランス男は特別よ! きっと母親の影響ね? 息子を深く愛するから…」と本音を吐露。

すると、すかさず「アメリカの母親は?」と、つっこむフランスの若者たち…
ノラは「そうでもない… 食べ物のせいよ」と、案外マジに返したり…? (^_^ゝ

ジャン・ポール・クレマンは、趣のある洒落たバーで偶然出会った老紳士ですが・・・
ノラの佇まいから? “独り身の寂しさ” を見抜いた彼は、放っておけなくなり?
人生相談めく会話を…!?

「愛されたいと思う事は普通だよ…  独りがイヤだから人は相手を探す…!」
「あなたは魔法を求める人のようだ…? だが、魔法はあまり 起きない…」
「まずは自分自身の中に愛と幸せを見つける事…!」
「明日から人生が変わるよ… あなたの事は忘れない」

涙ぐんだノラは「私も忘れないわ 決して」と。
店の外でクレマン氏と自然に抱擁してお別れする…。

お蔭で、なんとなく吹っ切れた感じのノラは、ニューヨークへ戻ってみる気になり…! 
一路空港へと向かいますが…。
 
二度目の さて・・・? ( ´艸`)

長々と書いてしまいました… 
パーカー・ポージー演ずるノラに、甚く惹かれてしまったもので…  つい。f^_^;

ネタバレですが… (汗) ノラは地下鉄の車内で偶然ジュリアンと再会♪ 

まあ、この手の ゆるゆるな展開は好まぬ方もあるやも…  な気も致しますが…? (大汗)
私的には、様々な気の利いた? 台詞が不思議に響き…!? 心に残る一作となりました。w

ゾーイ・カサヴェテス監督 良い感じかも…♪  と、調べてみましたが、これ1本だけでしたね。
それも分かる気が致します…? (爆)

チャプター(参考までに)
1.友達と家族
2.私の仕事
3.俳優なんてイヤ
4.男に嫌われている
5.パーティーで会った人
6.愛し始めた?
7.私どうかしてる
8.もうムリ!
9.パリに届け物
10.絶対出てこない
11.魔法は起きる?
12.エンド・クレジット

パーカー・ポージー(ノラ・ワイルダー) ホテル勤務 顧客サービス担当
メルヴィル・プポー(ジュリアン) フランス人旅行者 映画の録音係  ノラより年下の青年
ドレア・ド・マッテオ(オードリー・アンドリュース) ノラの親友 結婚5年目?
ジャスティン・セロー(ニック・ゲーブル) 売れっ子俳優? ホテルの常連さん
ピーター・ボグダノヴィッチ(アーヴィング・マン) ノラの母ヴィヴィアンのお連れ合い
ティム・ギニー(マーク・アンドリュース) オードリーの夫 ノラの元カレ? 映画監督
ジェームズ・マキャフリー(ペリー)
マイケル・ペインズ(グレン) ホテル勤務 ノラの同僚
ジョシュ・ハミルトン(チャーリー・ロス) ノラのお見合い相手
ケイトリン・キーツ(ジェニファー・ロス)
ベルナデット・ラフォン(Madame Grenelleマダム・グルネル) パリの老婦人 ノラを孫と思う?
ジーナ・ローランズ(ヴィヴィアン・ワイルダー・マン) ノラの母
JEAN-PAUL SCARPITTA(ジャン・ポール・クレマン) パリの紳士
SANTO FAZIO(ボビ Bobbi) ノラのご近所さん バンドマン?

監督・脚本 ゾーイ・カサヴェテス

nice!(21)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 21

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。