SSブログ

10億ドルの頭脳( BILLION DOLLAR BRAIN)  1967 [アルファベット・数字で始まる映画]

10億ドルの頭脳.jpg フランソワーズ・ドルレアックのお導き♪ ( ´艸`)

ジャンル サスペンス
製作国 イギリス
時間  110分

DVDレンタルのタイトルは「【販売禁止】10億ドルの頭脳(スペシャル・プライス)」
う~ん? ?(・_・?) ハテ? 何が何やら!?

----------------------------------------------------------------------------------------------
「国際諜報局」、「パーマーの危機脱出」に次ぐ “ハリー・パーマー” シリーズ第3作。
タカ派の将軍ミッドウィンターに率いられた、過激な反共組織がソ連壊滅を画策する。
それを察知した英国情報部は、ハリー・パーマーの出動を要請。
ハリーはソ連情報部の協力を得て反共組織と闘う……。
TV出身のK・ラッセルの「フレンチ・ドレッシング」に続く監督第2作にして初のメジャー作品。
凝った画面構成や、迫力のアクション・シーンなど、
その意気込みはスクリーンの向こうからもヒシヒシと伝わってくる。   (allcinema より)
----------------------------------------------------------------------------------------------
これは、フランソワーズ・ドルレアックを観られる貴重な数本の中の一つなので楽しみに鑑賞…。

いやはや、ここへ来てマイケル・ケイン主演映画を観る事になろうとはっ(苦笑)
ってことで、シリーズの過去作は知らないのですが、本作に限って言えば…? 結構面白かったです♪ w

古い時代の “斬新さ” は本当に魅力がいっぱい…!? 興味が尽きない感じです…♪ ( ´艸`)

オープニング・クレジットというのか? タイトルコールというのか?
目を惹く凝った造りとなっておりましたね…!  (少々 性急な? 感じは受けましたが… (爆))
音楽とテンポ良く連動する…!?  スタイリッシュなものと思われました。

ある人物が、こっそりと鍵を開け…! “H.P. 探偵事務所” に忍び込む。
“生活空間” は汚れ放題で…? 流しの中にはコーンフレークがこびりついた皿が何枚か…!?(爆)

男が、引き出しを物色していると・・・ いきなり…!
「そのままだ! 動くと撃つ」と声が響き!?  ( ̄ο ̄;
「ゆっくり両手を挙げて こっちを向け」と続けたので…! 男は箱を持ったまま手を上げる…!
すると、半開きの箱の口からコーンフレークが勢い良く零れ落ちた!? (爆)

銃を構えた彼は、私立探偵のハリー・パーマー(マイケル・ケイン) 
反対の手には買いたてのコーンフレークの箱が…!?w

コソ泥?の真似をしていたのは…!? MI5の元上司 ロス大佐(ガイ・ドールマン)だった。
相当困窮した生活と見て取れたが、ハリーは “復帰” を勧めるロス大佐の話には乗らなかった。

その後…
機械的なものが感じられる…? 奇妙な電話が掛かって来る。
(“イエス” とハリーが答えなければ次へ進まない…? という、一方通行のテープの声…?)

封書が届いたか? と言われて、ハリーが改めてみると・・・
中に鍵と100ポンドの札束が入った、差出人不明のものがあった。

その後も、“テープの声?” はハリーへの “指示” を進めるのだった。

「明日 西ロンドンのエアーターミナルの出発ラウンジに行け キーは17番ロッカーのもの…」

ハリーは、大金も手に入った事だし…  “乗り掛かった舟” と? 言われた通りに行動することに…。
ロッカーを開けてみると、中には “赤い” 魔法瓶様のものが入っていた!?
一緒に、“指示書” と目的地までの航空チケットも…。

「絶対に開けるな その中身は生物だ」と言われると興味津々のハリーは “足型スコープ” で確認!
すると鶏卵のようなものが? 6個並んでいるのが透けて見えた…!?

アナウンスを聞いて、慌てて搭乗し…! ヘルシンキへと向かうハリー・パーマー。

雪のヘルシンキに到着すると、指示どおりに、カーナ博士に電話して、待合せ場所を聴き出した。
 
「1時間後にトゥーロン湖畔の観覧車のそばで…!」
(早速デパートで、防寒用品を買いあさり身支度を整えるハリー)

合言葉は… “今や我らが不満の冬”

ところが、約束の場所には、若い女が一人でやって来て…!
「博士は急用なの 代わりに頂くわ」と “ブツ” をひったくろうとする。
ハリーが「追加の200ポンドは?」と尋ねると、「聞いてない」と言うので・・・

アーニャ(フランソワーズ・ドルレアック) に、“ボスの所まで” 案内してくれるよう頼むのだった。

船のデッキで、寒風にさらされながら?アーニャが言うには・・・
目的地は “父の島” “父が死んだら私のものになるわ” と。(二人は自然にキスを…!?)

案内してあげる! と言うアーニャの見事な? ハンドルさばきで… スノーモービルが疾走する。

着いたところは、フィンランドの雪原にポツンと建つ?蒸し風呂だった…!
中で待つのは、ハリーの友人…? レオ・ニュービギン(カール・マルデン)
レオは家族をテキサスに残して、今はアーニャに “ぞっこん” といった風情だった…!?

その後、駆け足で(アーニャの?)邸に移動する三人・・・

レオが “200ポンド” 払ってくれたので、ハリーは例の “ブツ” を手渡す…。
この時レオはブツを必要以上に?注意深く扱った…!? (¬、¬;

その晩は、邸には泊めてもらえず…! ハリーはホテルに移動する羽目に?
レオは「“カーナ博士” は俺だ」と言ったが、電話に細工?が施してあり…!?  ハリーはいぶかしむ…。

翌日 電話ボックスからカーナ博士に電話を入れてみるも、不在…?
そこで、電話帳に有った住所を頼りに…? ハリーは、彼の家に向かう。
すると、そこは… アーニャと出会った “トゥーロン湖畔” にそびえ立つ古い館だった。

艶めかしい絵画に囲まれた妖しげな内装の家だったが・・・
はたして、博士は背中に刺し傷を残し、すでに死んでいた。

ハリーは、ともかく任務終了!  と、早速その家の電話で帰国の便を問い合わせてみるのだが・・・
その時 突然、男たちに襲われ、拉致されてしまう…。

それはハリーを尾行させていた元上司の ロス大佐の仕業で・・・
カーナ博士殺しの容疑者としてハリーの首根っこを押さえた! として? 再び MI5への復帰を促す。 

ハリーは不本意ながらも?女王陛下に誓いを立てる事に…!? w

ロス大佐が言うには「“卵” はポートンの研究所から盗まれたものだ… ウィルスを含んでいる!」

そして早速… 
「自由十字軍という組織に潜入せよ」と指令を出す。
「ボスはテキサスの石油王でミッドウィンター それ以上の事はCIAも知らん」と。

更に、一人 情報提供者がいたが、それはカーナ博士だった と明かして・・・
ハリーに「後任を…!」と、銃を手渡すのだった。

ロス大佐は「(自由十字軍の)組織の内情を探れ!」
「直接私に報告しろ! コードはC30」と言い添えてから、ハリーを雪原に残して、走り去る。

こうしてハリーは、国際的な悪の組織 “10億ドルの頭脳”と対決することとなるのだが・・・

さて・・・?

これでヘンテコなタイトルの意味が解ってスッキリ♪ というところなのですが・・・(;^_^A

ストーリーとしては、誠に回りクドイというのか?(爆) 複雑と言ったら良いのか?(汗)

盆暗チャンなりに、大雑把に、纏めてみますと…?(汗)
共産主義を抹殺せむ! と企むミッドウィンターという狂信的な?人物が居て・・・
彼は、莫大な金の力に物を言わせて…?  “巨大な電子頭脳” を所有…! 
ひと度ソレが指令を出すと? 世界中に散らばる彼の部下が軍隊のように? 動き出す!という?
それを阻止するために…!
英国MI5に復帰したハリー・パーマーが、ソ連KGBのシュトーク大佐との協力体制の元…?
見事、ミッドウィンターの野望を阻止する…! という事らしい…? (汗)

後半になりますと、この個性強烈なミッドウィンターのカラーに染められるというのか?
映画の趣がガラリと変わってしまって、大スペクタクルの様相を呈して!? 吃驚な展開に…!(汗)

ところで、初めの頃に不審に思った “テープの声” とは “10億ドルの頭脳” の “声” でした。(苦笑)
“電脳” というわけですが・・・ レオはそれを「ビッグボス」と呼んでいましたね。w
因みに、自由十字軍におけるハリーのコードネームは “コンチェルト”
レオは “ピッコロ”  エーウォート博士は “ソナタ”
 
そして、余談ですが・・・
「わらの犬(1971)」で印象的な若妻を演じたスーザン・ジョージがご出演のようでした…!?
列車の中で、ハリーに新聞を勧める女の役… モノを食べながらの可愛い演技でしたけれど…。w

う~むむ 何と言ったらよいのか? f^_^;
小難しいのか? 面白いのか?微妙な本作なのですけれども…?(爆)
私的には、思っていたよりも楽しめて…!? 結構好きかも! と思うような作品でした…。w
色んな魅力たっぷりな不思議映画だというのは確か! と思われます。トーンは暗めだとしても…?w

知らない俳優さんだらけでしたが、それぞれ個性が際立っていて、見応え充分でしたね。(^_^ゝ
特に KGBのシュトーク大佐役のオスカー・ホモルカは、迫力と愛嬌の綯い交ぜな雰囲気が Nice♪

もちろん、主演のマイケル・ケインの若い頃を観られて良かったのですが、あまり変わらない…?w
どうでもいい話ですが、彼のことをハンサムと思ったのは初めてかも?(笑)

なにはともあれ、フランソワーズ・ドルレアックのお蔭さま ということですね♪ ( ´艸`)
(彼女は大胆素敵ではあったのですが、あからさまな表現はなく…?大人な感じでセクシーでした w)

本作での彼女は、美しいブロンドでしたね。
(本当の髪は何色なんだろう? 赤毛は染めてたのかな? w)

英語を話すドルレアック… 
ラスト近くのハリーとのキスは、拒否られて切ない表情に…!(汗)
う~ん… これが遺作となりました。享年25歳。

マイケル・ケイン(ハリー・パーマー) 元英国MI5のエージェント 私立探偵
エド・ベグリー(ミッドウィンター将軍) テキサスの石油王 共産思想を地上から駆逐するべく…!
フランソワーズ・ドルレアック(アーニャ) 自由十字軍と見せて、実は… ソ連の工作員?
オスカー・ホモルカ(シュトーク大佐) ソ連の秘密諜報員? KGB
スーザン・ジョージ(Russian Girl on Train)「わらの犬(1971)」の若妻役の女優で本作が銀幕デビュー
ガイ・ドールマン(ロス大佐) MI5の上司
ヴラデク・シェイバル(エーウォート博士) 赤い魔法瓶の中身を検査…?
カール・マルデン(レオ・ニュービギン) ハリーの旧友? 自由十字軍の幹部?
ジョン・ブランドン(ジム)
ミロ・スパーバー(バジル)
ドナルド・サザーランド 科学者? 電話の声

原作 レン・デイトン 『Billion Dollar Brain』

監督 ケン・ラッセル

nice!(23)  コメント(0) 

nice! 23

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。