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つわのはな・つはのはな(石蕗の花) [駄句 冬]

三味線の音の絶へし小路や石蕗の花            Labyrinth
(しゃみのねのたえしこうじやつわのはな)


副季語に  橐吾の花(つはのはな)


つわぶきの花のこと。
きく科の常緑多年草で、葉は蕗に似て、質が厚く、深緑色で光沢がある。
六〇センチくらいも花軸を伸ばし、菊に似た黄色の頭状花を繖房状(さんぼうじょう)に開く。
海辺などに野生もあるが、多くは栽培される。    (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


因みに「繖」の読み方は音読み(さん)の他に… 訓読みは(あまがさ) (きぬがさ)

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せーたー・せえたあ(セーター) [駄句 冬]

アルパカのセーター袖口の素朴       Labyrinth
(あるぱかのせーたーそでぐちのそぼく)


副季語はナシ


スゥエーターが正しい。
洋服の上に防寒用として着る毛糸または化学繊維製のジャケツのこと。
衿型や前のあきなどには、好みと時の流行によって変化がある。
               (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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はりくよう・はりくやう(針供養) [駄句 冬]

針供養ビル屋上の枝社       Labyrinth
(はりくようびるおくじょうのえだやしろ)


副季語に  針休み


針仕事を休み、今まで使った針の折れたのを供養する日。
関東では二月、関西では十二月八日。
また年二回、二月及び十二月に行うところもある。
この行事は淡島信仰につながり、
祭神の婆利才女の名にこじつけられたといわれている。
          (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


本日12月8日(水)は(関西の?)針供養でございます。

因みに 枝社(えだやしろ)は 摂末社(せつまつしゃ) の一呼称です。

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こはる(小春) [駄句 冬]

小春日や母の裁ち板捨てあぐね       Labyrinth
(こはるびやははのたちいたすてあぐね)


副季語は  小春日(こはるび)  小春日和(こはるびより)  小六月(ころくがつ)


立冬を過ぎてから、春のように、晴れた暖かい日和が続くことが多い。
それを小春日和という。小春・小六月というのは陰暦十月の異名だが、
俳句では小春または小春日と言う言葉に、「日和」の意味を含ませている。
《小春空》《小春風》《小春凪》などともつくる。
                 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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おでん(おでん) [駄句 冬]

二人居や種の乏しきおでん煮る       Labyrinth
(ふたりいやたねのとぼしきおでんにる)


副季語はナシ


古くは豆腐を串にさしてあぶった味噌田楽(でんがく)、
次いで蒟蒻を用い、菜飯田楽が流行してから、煮込みの蒟蒻ができ、
それが現今の煮込みおでんに転じたものだと言い、
関西地方では関東煮(かんとうだき)と称している。
芋・豆腐・蒟蒻・はんぺん・信田巻・竹輪等を串にさして煮込んだもので、
屋台店・おでん屋などいずれも燗酒を置き、菜飯の代わりに茶飯を食わせる店が多い。
                      (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


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忙しない日々になりそうですが…?
師走もどうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>
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いちようき・いちえふき(一葉忌) [駄句 冬]

一葉忌スマートフォンで観る漫画       Labyrinth
(いちようきすまーとふぉんでみるまんが)


副季語はナシ


十一月二十三日。樋口一葉の忌。
本名夏子。明治中期の女流作家。
早くから中島歌子、半井桃水の門に入り、
明治二十八年(一八九四)発表した「たけくらべ」が
森鴎外・幸田露伴・斎藤緑雨らに認められ、
一躍女流作家の第一人者となった。
しかしこの年肺を病み惜しくも翌明治二十九年二十五歳で死んだ。
短編「にごりえ」「十三夜」「われから」などが有名である。
             (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


本日は “一葉忌” ですが… こんな駄句を載せて失礼だったかなぁ。(汗)  

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たんじつ(短日) [駄句 冬]

短日や犬は首輪を光らせて       Labyrinth
(たんじつやいぬはくびわをひからせて)


副季語に  日短(ひみじか)  暮早し  暮易し


秋分以降は少しずつ昼の時間が短くなり、冬至に至って極限に達し、
夕やみはたちまちやってくるようである。
それ以降は日一日と日脚は伸びて行くのだが、寒い一月末までは短日という感じが深い。
日の暮れるのが早いと人の気持ちや生活も慌ただしくなりがちである。
                      (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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ふゆもみじ・ふゆもみぢ(冬紅葉) [駄句 冬]

疫病は下火となりぬ冬紅葉       Labyrinth
(えきびょうはしたびとなりぬふゆもみじ)


副季語はナシ  


晩秋・初冬のけじめは、季節的にはつけにくい。十一月に紅葉を見ることは珍しくない。
樹種や地理的条件にもよるのだが、時雨や霜にいためられた冬紅葉や、
梢に数枚残った《残る紅葉》はあわれが深い。  (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


本日 2021年11月7日(日)は立冬です。


因みに・・・
我が駄句の中で “疫病” を用いたものがこんなにありましたので、載せてみます。

時の日の巡り疫病鎮まらず       Labyrinth 2021-06-10
疫病の廃るる兆し夏に入る       Labyrinth 2021-05-05
憂さ残し果つる疫病の八月       Labyrinth 2020-08-31
疫病の都も鄙もさみだるる       Labyrinth 2020-07-01
疫病の本に寝そびれ明易し       Labyrinth 2020-06-13
春の風疫病の街吹き抜ける       Labyrinth 2020-05-01

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かれくさ(枯草) [駄句 冬]

庭の草枯るるにまかせ猫の道       Labyrinth
(にわのくさかるるにまかせねこのみち)


副季語に  草枯る


枯れている野山の草、庭の草などの総称である。
枯れたのもさまざま、美しいのも醜いのもある。
     (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)


この寒さの中でも、路地の猫たちは元気にしています。( ´艸`)
私が映画を観終わって、薄暗い中、帰路を急いでいると… 
スルリとすり抜けるように追い越して行ったりして…!? f^_^; 存在をアピールしてんのかぁ?w
ともかく、私を仲間と認識してくれているようで…?
ニャ~語で意思表示をしてくれるのが何とも嬉しいです♪ w

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すいせん・すゐせん(水仙) [駄句 冬]

水仙の毒の球根疎む人       Labyrinth
(すいせんのどくのきゅうこんうとむひと)


副季語はナシ


ひがんばな科の多年草。
暖地の海浜に野生もあるが、多く鑑賞用として栽培され、切り花としても用う。
葉は線形、白緑色を帯びて肉が厚い。
花には一重・八重があり、匂がよく、清楚である。
                   (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)  

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