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ヘルプ ~心がつなぐストーリー~(THE HELP) 2011 [は行の映画]

THE HELP.jpg とても観てみたかった作品です。  

彼女たちの物語が、私を変える。私の物語が、世界を変える。

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キャスリン・ストケットの全米ベストセラーを映画化した感動のヒューマン・ドラマ。
人種差別意識が根強く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、
勇気ある行動で世の中に大きな波紋を投げかけた作家志望の若い白人女性と
メイドとして働く黒人女性たちとの友情の軌跡を綴る。
主演は「小悪魔はなぜモテる?!」のエマ・ストーン、
共演にヴィオラ・デイヴィス、オクタヴィア・スペンサー、
ジェシカ・チャステイン、ブライス・ダラス・ハワード。
監督は原作者とは同じ南部出身の幼なじみで、これが長編2作目の新鋭テイト・テイラー。
                               (allcinema より)
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まずは、
以前から ご贔屓の素敵な女優さん ブライス・ダラス・ハワード
彼女が出るというので、とても楽しみにしていたのですけれども
なんと、今回 彼女は鼻持ちならない、イヤミな女性の役だったのですね~(笑)

それはそれで、とても新鮮な感じがして良かったのですが
なんだか滑稽な役どころで? そんな傑作なシーンが多々ありまして !?
失礼ながら、思わず噴いてしまいましたっ(苦笑)
綺麗なだけじゃない・・・新境地を開拓 !? といったところでしょうかね !?


また、こちらは最近お馴染みになった女優さんジェシカ・チャステインですが・・・ 
「ツリー・オブ・ライフ」のママ役ですね(微笑)
あの時の、信仰に生きる控えめな母親の佇まいが鮮やかに目蓋に残っております。

がー
今回の彼女は、これまたガラリと違ったお役で・・・
上流の出じゃない と、総スカンを食らう新米 “奥様” の役でしたけれども。

繊細な神経の持ち主で、とても気の良い女性なのに、地元の社交界に入れて貰えず・・・
私生活でも、悲しい出来事がっ !?  というような結構キツイ役どころなのでしたが

これが、哀れを誘うか と思いきや
彼女の、ちょっと “天然ボケ”気味という性格が功を奏したのか? (笑)
どのシーンも、ジメっとならずに、気持ちよく見られました。

そう言えば?
全体的に、明るく甘めなムードで?
偏見や人種差別といったハードな題材にしては、軽い仕上がりになっていたような・・・ !?

ん?
これはけっして批判ではなく、好感触ということですけれども。(微笑)
明るく甘めな中に、さりげなく主題が強調されていたと思われまする。

アメリカ南部と言えば、思い浮かぶのが 「風と共に去りぬ」
長編ですが、4~5回は読み返している というのが自慢です。(ニヤリ)
・・・のワリには、すっかり忘れてしまっておりますが・・・ ぽりぽり。


上流の家には、“通い” の黒人メイドが居る。
主に子育てをするものや、家事をするもの その他色々とHELP してくれる。

大学を出て就職活動中のスキーター(エマ・ストーン)も、黒人メイドに育てられた。
育ての母と慕い、信頼も厚かったのに、すでにクビにしたと言う母親に憤りを感じた。

ある日、地元の新聞社に面接に行くと・・・
家事のコラム担当が不在なので、ちょっと書いてみる気はないか と言われ即飛びついた !?

・・・が、自分の知識ではあまりにも心許なく・・・
友人宅のベテランメイドに相談を持ちかけると、しぶしぶながら承諾してくれた。
その家の奥様はすかさず 「仕事に差し支えがない程度にね」 と釘を刺す!

スキーターが、エイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)の家に行くと、私服で迎えてくれた。
メイド服を脱いだ彼女は、話すのは苦手と言いながらも、
長年書き溜めたノートを見つつ、ぼつぼつ話し始めた。

さて・・・ !?


1960年当時の出来事を織り交ぜながら、黒人メイドの日常が語られていきます。

気が付くと、何故か “お下” の話題ばかりのような・・・ !? (苦笑)
それでも、「食べて出す」 という自然の行為は人を語るには欠かせないものですから?(笑) 

ネタバレになりますが、
後半になって、我も我もと “語り部” が増えて !?
様々な経験談が披露される中で・・・
一番 心に染みた良い話があるので、ここに ↓ 残しておきたいと思います。

ある老婦人が言うには・・・
お屋敷に通うのに、悪いとは知りながらも、こっそりと近道をしていた。
すると、ある時その土地の持ち主がいきなりライフルを発砲してきて死ぬかと思った。
翌日、旦那様はその土地を買い取った。 私が歩ける道幅の倍の広さを !?
花を育てたいのだ と仰って。

                           ↑

THE HELP1.jpg
       スキーター & ミニー(オクタヴィア・スペンサー) & エイビリーン

ヴィオラ・デイヴィス と言えば、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 にも出ておりましたが
私的には 「ダウト ~あるカトリック学校で~」 のミラー夫人役が印象深いです。

しかし、この度のアカデミー賞その他の受賞者は ミニー役のオクタヴィア・スペンサー でした。
栄えある “助演女優賞”
確かに、それに相応しい気迫の籠もった活きの良い演技でしたね。

でも、本作の主役はエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)    
ラストシーンが、これまた記憶に残りそうな・・・ !? (微笑)

ん! 残ると言えばっ
スキーターが母に対して抱いていた蟠りも、終盤には解けるのですけれども
ちょっと理不尽というか? ちょっと腑に落ちないと言うか?
ヘンなモヤモヤ感が残っちゃったな と思ったのは私だけでしょうか?(汗)
誰が悪いというわけでもないんですけどね・・・。 (微苦笑) 
 

エマ・ストーン(スキーター)
ヴィオラ・デイヴィス(エイビリーン)
オクタヴィア・スペンサー(ミニー)
ブライス・ダラス・ハワード(ヒリー)
ジェシカ・チャステイン(シーリア)
アリソン・ジャネイ(シャーロット)
シシー・スペイセク(ミセス・ウォルターズ)
シシリー・タイソン(コンスタンティン)
メアリー・スティーンバージェン(ミス・スタイン)


原作 キャスリン・ストケット 『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(集英社刊)

監督・脚本 テイト・テイラー
  
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コメント 6

Labyrinth

HAtA さん (^_^)ノ
早速のnice! を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2012-04-24 01:32) 

Labyrinth

xml_xsl さん (^_^)ノ
nice! を 、いつも ありがとうございます。
by Labyrinth (2012-04-24 01:33) 

Labyrinth

bit さん (^_^)ノ
nice! を 、いつも ありがとうございます。
by Labyrinth (2012-04-24 01:33) 

Labyrinth

裏・市長 さん (^_^)ノ
かずもん さん (^_^)ノ
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hirosan さん (^_^)ノ
鉄腕原子 さん (^_^)ノ
ひめしゃら さん (^_^)ノ

皆さん nice! を、どうもありがとうございました。
by Labyrinth (2012-04-27 17:07) 

株の銘柄

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 株の銘柄 (2012-05-27 14:56) 

ETCマンツーマン英会話

はじめまして。南部アメリカ英語をに触れたくてこの映画をDVDで初めて観ました。本当に良い映画でした。ご紹介の「心に染みた良い話」、僕もとても印象に残っています。「風と共に去りぬ」には是非読んでみたいと思っていました。あの長編を4~5回も読み返しているなんて凄いですね。南部アメリの歴史に触れるには必読書のようですね。ぜひ読んでみたいと思いました。
by ETCマンツーマン英会話 (2012-10-03 03:59) 

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