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小間使いの日記<未>(JOURNAL D'UNE FEMME DE CHAMBRE/ DIARY OF A CHAMBERMAID) 2015【あるメイドの密かな欲望】 [あ行の映画]

あるメイドの密かな欲望.jpg レア・セドゥ♪ 文芸もの ^^; 



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『小間使の日記』を『マリー・アントワネットに別れをつげて』の監督・主演コンビでリメイク。
美貌のメイド・セレスティーヌは主人の求愛を拒否したことで理不尽な仕打ちを受けていた。
そんな中、彼女は謎めいた庭師・ジョゼフに惹かれていくが…。(TSUTAYA website より)
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自己主張が激しい娘だな という印象の冒頭でのやり取り。 ^^;
小間使い(メイド)の斡旋所?では、御同業のお仲間とは和やかに交流するのに
仕事を探してくれる担当者には、挑戦的な態度で・・・。 ┐(´_`)┌

パリでの勤め先は、御主人様の “色目” に嫌気が差し!? ことごとくやめてしまう・・・
というセレスティーヌ(レア・セドゥ)は、今度は列車に揺られて田舎に行くことに・・・。

ランレール家の屋敷には、主人である熟年夫婦と、
何でもこなす忠実なる下僕のジョゼフと飯炊き女のマリアンヌ そして犬が2匹居た。

主人はいかにも好色漢で、セレスティーヌに早速ご執心!?
マダムはというと・・・細かそうで底意地も悪そうな印象!? (爆)

セレスティーヌはマダムに聞こえないように小声で反発したりしながら!? w
仕事も真面目にこなし、地域のメイド仲間とも馴染んでいった。

だが、下僕のジョゼフだけは最初からセレスティーヌを遠ざけるような態度を取り
なかなか心を開いて受け入れようとはしなかった。
(そのくせ教会のミサでは遠くから彼女をガン見していたりして・・・(笑))

しかし、ある夜、ジョセフの作業場を訪ねる男の姿を見てしまったとき
彼自ら、政治向きの活動をやっていることを告白・・・ しかし、シッカリと口止めも。^^;

これまで、セレスティーヌをじっくりと観て、信用できる女かどうか見極めていたのだ・・・ と。

使用人3人だけの食卓となる夕餉時・・・
ジョゼフの態度が緩みがちに・・・!?

しきりに共和主義のユダヤ人を目の敵にするジョゼフに
“カトリック信者だって同じくらい腐敗してる”  
と、以前ユダヤ人家庭に仕えていたセレスティーヌは臆せず反論!? w

さて、
ジョゼフはセレスティーヌが信頼のおける存在だとわかった時に、
彼女に、ある未来を想像させます。

それは、15年もの間にコツコツ貯めたお金を元手に
明るい港町シェルブールで酒場を始めるつもりだが、そこの女主人をやらないか ということ。
いわば求婚しているわけですが!? ^^;
突然言われたセレスティーヌは、戸惑い顔で “考えておく” と答えるのでした。

・・・過去の出来事等も、時々挿入されたりするのですが ^^;

“小さい子どもを置いて夜の外出をする人の家になんて仕えられない”
と啖呵を切って、斡旋所を後にした時のこと

“マダム エルヴィラ・パルシ” という世慣れた風情の老婦人が、すれ違いざまに声を掛けてきて
セレスティーヌを、パリの自分の “店” に勧誘する ということが・・・!?

その店はいかにもイカガワシイ類の店のようで・・・!?
それでも無表情で? 話を聴いていた彼女でしたが
婦人が去った後、置かれた名刺をバッグに入れながら、涙が幾筋も頬を伝うのでした。

また、肺を病んでいる青年の祖母から頼まれて、海辺の別荘で看病をしていた時には
まるで恋人同士のような甘い関係になったのも束の間
青年はそのまま天に召される という衝撃的な結果となってしまい
セレスティーヌはショックで半狂乱に!? (汗)

このように若くして、様々な経験を積んできたセレスティーヌ・・・

彼女は、どこか謎めいて、蔭りのある、オッサン然としたジョゼフに、
いつしか強く心惹かれるようになっていく。

そして、ある夜 皆が寝静まった頃、
突然やって来たジョゼフに導かれて、階下に降りて行くセレスティーヌ

彼女は戸惑いもなく!? ジョゼフに言われるがまま・・・
主人が大切にしている銀製品等々 をたんたんと袋に詰めていく・・・。

さて・・・?

セレスティーヌという、個性豊かな小間使い(メイド)の心情がよく伝わるドラマとなっておりましたね。

一本芯の通った “男前” な小間使いを、
レア・セドゥが相変わらずのCool さと、美しい身のこなしで 魅せてくれました♪

後ろ姿の、キュッとくびれたウエストが堪らないです♪ (^m^)

女主人にも劣らない?見事なドレス姿を何通りも見せてくれて、ホント目の保養になりましたね。
衣装や小物も凝っていて、とても楽しめました♪

また、相手役のヴァンサン・ランドン 私めはお初のようなのですが
眼光鋭い面構えは迫力ありまして・・・  ^q^
セレスティーヌならずとも惹き込まれてしまうようでしたっ (ウ^_^ソ)

しかし、とても気になる存在でしたので w
見逃してしまった「ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015)」 今度見てみようかな と思います。

レア・セドゥ(セレスティーヌ) 小間使い
ヴァンサン・ランドン(ジョゼフ) ランレール家の下僕
クロティルド・モレ(ランレール夫人)
エルヴェ・ピエール(ランレール)
メロディ・バランベルグ(マリアンヌ) ランレール家の炊事係
ヴァンサン・ラコスト 肺病病みの青年
ドミニク・レイモン “小間使い” 斡旋所の担当者
アドリアーナ・アスティ(マダム エルヴィラ・パルシ) 如何わしい?店のオーナー

原作 オクターヴ・ミルボー 『小間使の日記』

監督・脚本 ブノワ・ジャコー
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末尾ルコ(アルベール)

> キュッとくびれたウエストが堪らないです♪

ほほう・・・(←他に言葉は必要ない様子 笑)。
それはさて置き、この作品はルイス・ブニュエルがジャンヌ・モロー主演で映画化した作品が有名ですが(ジャン・ルノワールも映画化している)、やはりレア・セドウが主演だと、そのすっとぼけた魅力が炸裂しますね。わたし、かなり笑わせてもらいました。ヴァンサン・ランドンは今最高のフランス男優の一人だと思います。目の演技が凄い!  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-12-19 00:38) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
ふふふ そう仰ると思いましたっ (笑)
彼女は古風なドレスも粋に着こなしてしまいますね♪
流し目も相変わらず良かったですが・・・w

by Labyrinth (2016-12-19 00:54) 

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