SSブログ

僕とカミンスキーの旅(ICH UND KAMINSKI/ ME AND KAMINSKI) [は行の映画]

僕とカミンスキーの旅.jpg 久々のダニエル・ブリュール ^q^


ピカソ、ダリ、ウォーホル!
かつて美術界が熱狂した!
盲目の天才画家と青年の
奇想天外なロードムービー

製作国 ドイツ/ベルギー
映倫  R15+

--------------------------------------------------------------------------------------------
「グッバイ、レーニン!」のヴォルフガング・ベッカー監督と主演のダニエル・ブリュールが
再びタッグを組んで贈る奇想天外ロード・ムービー。
美術史にその名を刻む破天荒な盲目の老天才画家と、彼の伝記本で一発逆転を狙う
崖っぷちの青年美術評論家が繰り広げる珍道中の行方を描く。
共演はイェスパー・クリステンセン、ドニ・ラヴァン、ジェラルディン・チャップリン。 (allcinema より)
--------------------------------------------------------------------------------------------
オープニング・クレジットから、畳み掛けるような感じで?煽られてしまいまして・・・ ^^;
“盲目の老天才画家” が実在の人物であるかのような気分にさせられます?(微笑)
それは、穏やかな幕切れの後の “エンディング” でも同様でしたっ ^^;
とにかくすべてが凝りに凝ってましたね♪
楽しんで作っている! というのが伝わって来るような・・・?^q^

ゼバスティアン・ツェルナー(ダニエル・ブリュール)は列車に乗ってスイスの山岳地帯へと・・・!

その目的は?
山奥にて隠遁生活を送る“盲目の老天才画家” マヌエル・カミンスキー(イェスパー・クリステンセン)
彼に突撃取材をして! あわよくばネタを仕込み! 
行く行くは彼の昇天を待って?( ̄ο ̄; 伝記を売り出す目論見だった! w
(自信満々な彼ですが、実はその道に疎く?美術評論家としてはほんの駆出しの部類?w)

麓のホテルでの聞き込みで、30分程登った所のタワーのある屋敷だとわかると、早速行動開始!
放牧場等を抜けて、へとへとになりながら、やっとの思いで辿り着くが・・・ 
ホントにアポなし?(苦笑)

持ち前の押しの一手で屋敷へ入り込み! 取材に持っていこうとするものの
カミンスキ-には、美人で素気ない娘ミリアムが付いていて、もちろん非協力的!?w
それでも、その夜の来客に交じって!ちゃっかりディナーにありつくゼバスティアンであった・・・。

翌日も、懲りずに押しかけて!? 
ミリアムが外出中なのを見計らい、勝手に屋敷内を探索!? (メイドの買収アリ w)
地下のアトリエでは、未発表の作品を発見し!? サインも未だの2枚を勝手に失敬してしまったり!?

その後、
やっとカミンスキーと二人だけの時間を取ってもらることになったのだが・・・
老獪なカミンスキーは当然、彼より何枚も上手だった? w
しかし、切り札である “テレーゼ” の名前を出してみるとっ
はたして、カミンスキーは食いついてきた!?

そこで、猛プッシュして! カミンスキーをその気にさせ・・・!? ^q^
彼を赤いガウン姿のまま連れ出し・・・
その家のクルマを失敬して、一路 “テレーゼ” が住むと言うベルギーを目指すことに・・・。

さて・・・?

“マティス最後の弟子でピカソの友人、そして
ポップアート隆盛の60年代NYで“盲目の画家”として脚光を浴びた伝説的な人物”
                     (official website より抜粋)

もしや眼が見えるのでは? と疑いたくなるような “達者” なご老人でしたね。w
ゼバスティアン・ツェルナーが、事の真偽を確かめようと?
カミンスキーの目前で手をヒラヒラしてみる場面もありましたけれど・・・ (汗)

ペンを持つツェルナーの手を包み込んで、そのままペンを走らせるとっ
なんとツェルナーの顔が描き出される! という・・・

そんなカリスマ的な面も強調しつつ、エロジジイ的な面も出してみせたり!? (汗)
はたまた、人生の先達としてツェルナーに哲学的な “言葉” を提示したり致します。

85歳の老画家と31歳の青年美術評論家は、お互いに強く自己主張しつつも
妙にウマが合う? ^q^ その辺りの可笑し味が楽しく、魅力となっておりましたね。

カミンスキー翁を見事に体現した! イェスパー・クリステンセンですが・・・
お初かと思ったら、ご出演作ほとんど観てました~ d(^▽^) これはこれで吃驚? w

とにかく、佇まいがNice♪ 飄々と、さりげない中、やはり存在感が凄いなぁ と。

ツェルナー役のダニエル・ブリュールは言わずもがな? ですけれども ^^;

カミンスキーのかつての恋人?テレーゼを演じたジェラルディン・チャップリンが良いのです♪
まじでボケ老人なのかな? それともオトボケ? ^^; 頓珍漢な受け答えも、とても優雅♪
何とも不思議な雰囲気を醸し出して・・・  “切り札” としては最高♪ でしたね (^_-)-☆

お! それと、カミンスキーの令嬢ミリアム役のアミラ・カサールはお初と思いましたけれど・・・
エキゾチックな雰囲気の美人さんで、印象的でした。
彼女が唯一まともな人だったのかも・・・? (爆)

ん? ツェルナーを見限った!? 元恋人のエルケもマトモな人でしたね・・・  ポリポリ (・・*)ゞ

“映倫 R15+” とありますが・・・ ^^;
まさに、大人の方向けの良質なコメディ映画ということで・・・。^^;

ダニエル・ブリュール(ゼバスティアン・ツェルナー) 無名の美術評論家
イェスパー・クリステンセン(マヌエル・カミンスキー) 盲目の老画家
アミラ・カサール(ミリアム・カミンスキー) 老画家の娘
ドニ・ラヴァン(カール・ルートヴィヒ) ヒッチハイカー カミンスキー家のクルマを乗り逃げ!?
ジェラルディン・チャップリン(テレーゼ・レッシング) 老画家の愛しい人?
ヨルディス・トリーベル(エルケ) ゼバスティアンの元恋人? 居候の彼を追い出しにかかる?

原作 ダニエル・ケールマン 『僕とカミンスキー 盲目の老画家との奇妙な旅』(三修社刊)
脚本 トーマス・ヴェンドリヒ
監督・脚本 ヴォルフガング・ベッカー

nice!(29)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 29

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0