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愛を綴る女(MAL DE PIERRES/ FROM THE LAND OF THE MOON) 2016 [あ行の映画]

愛を綴る女.jpg マリオン・コティヤール♪

君に生きて欲しくて――

製作国  フランス/ベルギー
映倫   R15+

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ミレーナ・アグスのベストセラー『祖母の手帖』を「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」「マリアンヌ」の
マリオン・コティヤール主演で映画化。
実直で心優しい夫がありながら、療養先で若い帰還兵と運命的な出会いを果たしてしまった
ヒロインの激しく狂おしい愛の顛末を切なくも官能的に描き出す。
共演はルイ・ガレル、アレックス・ブレンデミュール。   (allcinema より)
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あ~これは女性監督さんかな? と思えるような? 少々刺激的な描写が初っ端からありまして・・・

それは小川とも言えぬ川に半身浸かって、恍惚?の表情を浮かべるマリオン・コティヤール・・・
続いて、たくし上げたスカートから覗く “モヤモヤ(モヤっとしたフィルターが掛けてある w)” のドUP!?

official websiteのニコール・ガルシア監督の談話の中に・・・
“私が見せたかったことなの。クールベの描いた〝世界の起源〟ね。それが、この映画のテーマ”
という件がありましたので、
あ~ 頭で考えるより子宮で考える人を描きたかったのか・・・(爆) 的な?  (・・*)ゞ

それはそれでよろしいのですが
鑑賞後に、原作が気になって色々と読書感想文等読ませて頂きましたところ
どうも、原作とは少なからず趣が異なるものになっているような印象を受けました!?

原作と映画は別物とは言え、やはりヒロインの人となりや、全体の印象が懸け離れていてはっ
どうなんだろ? と思ってしまうわけですけれど・・・ (汗)
・・・予告編には “完全映画化” の文字がっ!?( ̄ο ̄;

マリオンとルイ・ガレルとの官能的なシーンを撮りたいがために?(ドキドキの好きなシーンでしたが w)
監督さんなりの解釈や、はたまた “再構築” がなされたのかな? 等々 
色々と思うところはあるのですけれど・・・  (・・*)ゞ

ともかく、私めは今回のマリオンには何故か心酔することができませんでした!?(¬、¬;

自由奔放でも天真爛漫でも色情狂でも構わないのですが(爆)
そのヒロインが本を読む とか 手紙を書く とかいう行為に違和感を・・・
というか、何だか強引なものを感じてしまいました!?

・・・しどけない姿でベッドに腹這いになり本を読むガブリエル(マリオン・コティヤール)

ま、感じ方はそれぞれですが、私的には色っぽさよりも品の無さが先に来てしまったり・・・!? (汗)
(マリオンは、より 若々しく 美しさも変わらず・・・なのでしたがっ ← ココ大事! w)

まぁ、尺の関係もあるのでしょうけれど・・・(汗)
良い話なのに、いまいち “こなれてない” 感があり !?
しっくり来ないまま観終わった・・・ という感じでしたね。
う~むむむ 残念ながら、このセンスはちょっと頂けない感じだなぁ と。  ポリポリ (・・*)ゞ

そんなニコール・ガルシア監督でしたが、もっと別な彼女を知りたいと思うようになり w
前作の「海の上のバルコニー<未>(2010)」を見てみたくなりました。w

また、原作も是非読んで検証しなければ! とも思いましたが  (・・*)ゞ 出来るかな?(爆)

前置き 長過ぎ!  <(_ _)> 平にご容赦

冒頭は、パリ。
タクシーで先を急ぐ風情の家族連れ。
息子のピアノのコンクールに間に合うよう、気が急くというのに
母のガブリエルは、降ろして! と叫んで本当に降りてしまう。
父と息子は唖然とするが、彼女にうながされて発車・・・。

その後、不安そうに所番地の表記を見上げるガブリエル・・・

遡って、1950年代・・・
南仏プロヴァンスの広大なラベンダー畑には多数の季節労働者が来て働いていた。

そんな農家の長女で美人の誉れ高いガブリエルは、“奇行” でも目立っていた!?
(読書の指導をしてくれる地元の教師に、唐突にラヴレターを渡し拒否されたり・・・!? )

彼女を(あるいは世間体を?)心配する母は、精神病院へ行くか、それが嫌なら結婚を・・・
と、ガブリエルに迫るのだが、彼女は不本意ながらもスペイン人労働者との結婚を受け入れた。
(結婚前からお互いに、絶対に愛さない こっちも愛してない と言い交しての不穏なスタート!?)

夫のジョゼは、当然のように娼婦を買いに行くのだが・・・
ある時、ガブリエルが、娼婦はどういうことをするのかをジョゼに訊ねてから・・・
“その通りのことを、これからは私がします”  と、真っ赤なルージュの口で言って、結ばれる!

身体は結ばれても、心は離れたままの夫婦・・・
そんなある日、妊娠を自覚しないままガブリエルは流産を・・・!?

医者の見立てでは、腎臓結石が原因かもしれぬ ということで、温泉治療を勧められるのだが
嫌がるガブリエルを他所に、子を望むジョゼは高額な治療費を承知でアルプスの療養所へ送っていく!

夫から解放され、看護師の話し相手もみつかり、治療にも慣れてくると
ガブリエルは退屈しのぎに、辺りや建物内を散策・・・

すると、ある部屋に・・・
インドシナ戦争で負傷した若い帰還兵のアンドレ・ソヴァージュ(ルイ・ガレル)を発見!
運命を感じた?ガブリエルは、彼に積極的に近付き、やがて特別な関係になって行く・・・!?

さて・・・?

長い前置きで、結構けなしてしまった気がするのですが・・・(汗)

無骨で寡黙な夫ジョゼ(アレックス・ブレンデミュール)については、好印象で・・・ ^^;
“君に生きて欲しくて――” この泣かせる台詞は本当に効果的だと思いましたっ (/_;)
男の深い愛を、しみじみと感じることが出来た気が致します?(微笑)

なんだかんだ言っても、やはり素敵なものを見せて貰って 感謝♪ (^人^; な気持ちです♪
終盤は、やや饒舌な感もアリ!? (爆) でも分かり易くて良かったかも・・・。  (・・*)ゞ

マリオン・コティヤール(ガブリエル)
ルイ・ガレル(アンドレ・ソヴァージュ)
アレックス・ブレンデミュール(ジョゼ)
ブリジット・ルアン(アデル)
ヴィクトワール・デュボワ(ジャニーヌ)
アロイーズ・ソヴァージュ(アゴスティーヌ)
ダニエル・パラ(マルタン)

原作 ミレーナ・アグス 『祖母の手帖』(新潮社刊)

脚本  ジャック・フィエスキ
共同脚本 ナタリー・カルテール

監督・脚本 ニコール・ガルシア

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