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カリギュラ(CALIGULA/CALIGOLA)  1980 [か行の映画]

カリギュラ.jpg マルコム・マクダウェルのカリギュラ♪ 

史上空前!官能描写の限界に挑んだ超大作!
生きながら男は神になった!そして人の愛に飢えた!


ジャンル エロティック/モンド/歴史劇
製作国 アメリカ
時間  164分

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ローマの暴君、カリギュラを主人公に、ローマ大国の退廃を描いた大作。
米の男性誌ペントハウスが製作したという変わり種だが、出演陣が妙に豪華なのが不思議。
ただ、性器のUPを捉えたショットが余りに多かったために、日本公開時は何が何だか解らなかった。
大作らしい豪華なセットが目を引くが、何しろ上映時間が長いために途中かなり苦しい。
忍耐力を試すには最適。                       (allcinema より)
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公開当時から話題沸騰の本作…! 
当初から観ることは無いな と思っていましたが、とうとう拝見…!?( ´艸`)

“忍耐力” を試す…?   確かに…! 
終盤は、これでもかぁぁぁぁぁ…!  という感じでしたので… (¬、¬; 辟易しましたっ
(私が見たのは “ヘア解禁版” ですと…!(汗) レンタルで他の選択肢は無かったですが… w)

ああいったものは “ウラ” に回しなさいよぉ~ (爆)
絶対 “オモテ” に出すべきものじゃない!  (▼_▼メ)プンプン  てな感じでしょうか。(苦笑)

取敢えずモザイクは掛かっているものの… なんとも・・・ (¬、¬;
いったい誰に向けてお造りになったのか!? と、憤りを禁じ得ない場面もありました。まじ。

それもこれも、カリギュラ役のマルコム・マクダウェルを憎からず思っているからに他なりませぬが…?
“暴君” としてのカリギュラを見事に体現していた…! と言えば誉め言葉になるのでせふか…!? (汗)
(以前に感じていたものとは一味違う印象がありました…!?  ( ´艸`) 現金なものですね~ ポリポリ )

名優ピーター・オトゥールは… 
初見では見分けがつかない程?役に入り込んでおられましたね!?
迫力というのか? “圧” が凄過ぎて、まずは吃驚…! という感じでしたけれど… f^_^;
流石! ティベリウス皇帝陛下 w 
見事なまでの存在感に、思わず見入り、聴き入ってしまいました。 …素晴らしい♪

いやー それにつけても、何とも惜しい…! というか勿体ない…?
文字通り “大作” なのに、誠に残念なことと思われまする…。(爆)
“ウラ“ と “オモテ” 2本作ればよかったのに~ というのは言わずもがなですね。ポリポリ。

・・・黒画面。
「紀元37年―41年 事実上の帝政期に入ったローマ」

“もし人が全世界を得たとしても 自分の魂を失ったなら何の得になろうか?”
                     (“マルコによる福音書”より)

冒頭は、うごめく羊の群れ・・・

羊飼いが通り過ぎるとっ
木蔭に、無防備な姿で寝そべるカリギュラと、その妹のドルシラ(テレサ・アン・サヴォイ)…。
(薄い衣を身に付けてはいるものの、お尻丸出し というアラレモナイ姿…! ( ̄ο ̄; 初っ端からコレ?)

やがて二人は森の中を楽し気に駆け巡り、愛を確かめ合う…!?
(歳の頃は不明ですが、幼い雰囲気が漂う?二人です…)

・・・縁が欠けたカリギュラのコイン(?)の大写し

「私は世界と共に生まれて 世界の終わりまで生きる 
  カリギュラという人間の姿をしてはいるが 実は神である」と、マルコム・マクダウェルの声。

BOB GUCCIONE
AND PENTHOUSE FILMS INTERNATIONAL PRESENT

(主要キャスト クレジット後に)
タイトルコール

(格調高い音楽は、耳に馴染みの有るメロディーでした…  これが本作のテーマ曲だったとはっ ( ̄ο ̄;)

宮殿の寝室で、またもやじゃれ合うカリギュラとドルシラ。
そこへマクロ(グイード・マンナリ)がやって来て、ティベリウス皇帝が “お召” の旨を告げる。

カリギュラが、妻は元気か? と尋ねると…
マクロは、「妻のエンニアは、お会いする日を待っています」 と無表情で…。

涼し気な布張りの輿(こし)?に揺られて、皇帝が長逗留する場所へと移動するカリギュラ。
道々… 「ネルバにご注意を…!」 とマクロが助言を。

出迎えたネルバ(ジョン・ギールグッド)に皇帝の容態を尋ねるも、「お年故…」と言葉を濁す…?
ごきげんは? と問うと、「秋の空…」と素っ気ない…?

祖父、皇帝ティベリウスは室内プールで、お気に入りの “魚たち” と水泳の最中…!?
正気か? 狂気か?  毒舌を吐き、暴君ぶりを見せつける…!

しかし、カリギュラとは血の繋がらない弟、ゲメルスの姿を見た皇帝は…
「Lovely Boy」と、たちまち相好を崩す…!?

「私もあなたの孫です」と言うカリギュラには、杯を渡して「飲め」 と。

その杯をそのまま弟のゲメルスに譲ると、さりげなく皇帝が取り上げる…!? 
杯を飲み干した “お気に入り” の若い女は、その場に倒れ込む。

その夜…
「父を殺した兄が弟に殺される 殺し合いは我が家の運命だ
 誰かがカリギュラを殺すだろう」
という祖父の “言葉” にうなされるカリギュラだった。

「後継者はあなたしかいない」 というドルシラに、「まだいる」 というカリギュラ。
“ゲメルス(弟)” と  “クラウディウス(叔父)”

さて・・・?

前に触れたように? ティベリウス皇帝の “台詞” がすべてを語っているように思われました。
リアルで腑に落ちる感じの台詞は、全部書き出したいくらい…!? f^_^;

祖父の “揺さ振り” をまともに受け取ったカリギュラは暴走をスタートしてしまうわけですけれど…?
若さ故か? 短絡的且つ不寛容… 更に残忍な行為へと突っ走るカリギュラを止められる者は居ない? 

彼が心を許すのは妹のみ  しかし…?

ということで、カリギュラの “狂気の沙汰” が続きますが・・・(汗)
最期は哀れを誘う… というよりも、呆気なかったな と。(¬、¬;

これは、うろ覚えでナンなのですけれど… (汗)
定着しているカリギュラ像は、捏造されたものかも…? という説も…!?
某TV番組然り、Wikipedia 然り…? (;^_^A

まあ、とんでもなスケールの… ゴージャスと言っていいのか? どうなのか?(汗)
ともかく、なかなか見られないものを見せて頂きましたし…?
長年の胸のつかえがとれた感じで…? ( ´艸`) 観て良かったな と思います。

チャプター(参考までに)
1.オープニング
2.皇帝ティベリウス
3.後継
4.ネルバの死
5.反逆 Ⅰ
6.新皇帝即位
7.独裁の始まり
8.后選び
9.マクロの処刑
10.皇帝の祝福
11.妄想と恐怖
12.欲望の宮廷
13.ゲメルス
14.熱病
15.プロキュラスの処刑
16.公開出産
17.最愛の人
18.徘徊~堕落の街へ
19.牢獄へ
20.神
21.売春船
22.狂気の遠征
23.反逆 Ⅱ
24.暗殺~終焉

マルコム・マクダウェル(カリギュラ) プリンスから皇帝へ
ピーター・オトゥール(ティベリウス) 皇帝 祖父
ジョン・ギールグッド(ネルバ) 元老院
ヘレン・ミレン(カエソニア) カリギュラの目に留まる后候補 イシスの巫女
テレサ・アン・サヴォイ(ドルシラ) カリギュラの妹
グイード・マンナリ(マクロ) 親衛隊長
ジャンカルロ・バデッシ(クラウディウス) 叔父
アドリアーナ・アスティ(エンニア) マクロの妻
ジョン・スタイナー(ロンギヌス) 書記官? 金庫番? ヘビ坊主
パオロ・ボナチェッリ(カエレア) マクロの後釜 親衛隊長に…!
レオポルド・トリエステ(カリクレス) 医師
ミレッラ・ダンジェロ(リヴィア) 新婚の花嫁
ドナト・プラチド(プロキュラス) 新婚の花婿 士官

製作 フランコ・ロッセリーニ
製作総指揮 ボブ・グッチョーネ
脚本 ゴア・ヴィダル

監督 ティント・ブラス
   ジャンカルロ・ルイ

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末尾ルコ(アルベール)

観ましたか!(笑)
出どころは曖昧なので正確かどうか保証の限りではありませんが、マクダウェルが「こんな映画だとは思わなかった。騙された」的な発言をしていたのを見かけたことがありました。
でも撮影が始まったらすぐ分かりますよね(笑)。    RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2020-12-05 09:19) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
観てしまいました~(汗)
別撮りのを編集で入れたり というのには悪意を感じますが…!?ノ
マルコム・マクダウェルも 文字通り “体を張った” 演技をしているのですものね~ w
乗り掛かった舟に、ドカッと乗っちゃうなんて、流石 “アレックス” ( ´艸`)
by Labyrinth (2020-12-05 11:02) 

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