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ファンタスティック・プラネット(LA PLANETE SAUVAGE/FANTASTIC PLANET[米]) 1973 [は行の映画]

ファンタスティック・プラネット.jpg 不思議映画中の “不思議映画” !? ( ´艸`)

世界中のクリエイターに多大な影響を与えたSFアニメーションの金字塔

ジャンル アニメ/SF/ファンタジー
製作国 フランス/チェコ
時間  73分

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仏のSF作家ステファン・ウルの長編小説を、マンガ家ローラン・トポールの絵でアニメ化した
異色のファンタジー作品で、未開の惑星イガムを舞台に人間型のオム族と、
彼らを奴隷のように扱うドラーグ族の戦いと協調を描く。
ストーリーとしてはこなれていない箇所も多く消化不良の感はあるが、
なんといってもその特異なアニメーション映像に目を見張る。
トポールのイラストがそのまま動く事の驚きと、SF的イマジネーションの凄さ、
思いがけないグロテスク趣味など、その類を見ないビジュアルは一見の価値有りだ。
                                  (allcinema より)
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これはミニシアターに掛り、興味津々で鑑賞したのですけれども・・・
ともかく情報量の多さにお手上げ状態でしたね~ w (見るものすべてが斬新…!?)  
ということで、レンタルしてユニークな “世界観” を細部までじっくりと拝見…。( ´艸`)
(余談ですが、DVD特典?ローラン・トポールの短編「かたつむり」が付いてました)

不思議映画好きを自認する私めでございますが、これ程のものはなかなか・・・!? f^_^;
グロと言えばグロなのですが…!? (爆) 得も言われぬ魅力と申しましょうか…? w 
(見る人を選ぶ映画の1つでしょうけどね…?w)

全体のトーンは渋めと言うのか? 落ち着いていて、私の目には心地よいものでしたけれどっ
まぁ、内容的には超アグレッシブ…!? という印象でしたね…。 (汗)

アニメの動きのぎこちなさ 等々 初めは違和感を覚えたりしたものの・・・
見ているうちに、面白みを感じて…♪ むしろ癖になりそう? という気に…? (笑)

こちらの不安感を助長する様な…? ちょいと不気味な音楽が今でも耳から離れませぬ…!( ´艸`)
(でもけっして嫌いではない… w)

冒頭は…
赤ん坊を抱いて右往左往する原始人的装いの?オム族の女性…  表情は恐怖そのもの…!?
やがて巨大な青い手が現れて…!? 彼女をパチンと弾く…!?

さんざもてあそばれた彼女は “衝撃” で命を落とし…!?  ( ̄д ̄;ギョ
這い這いする赤ん坊は泣き出した…!

近くに…?
惑星イガムを支配しているドラーグ族の、県知事とその娘のティバの姿が見えると…
それまで悪戯していたドラーグ族の子どもたち三人は慌てて逃げだした…!

赤ん坊の泣き声に気付いた親子は、近づいて慈悲の気持ちを口にする…!?
娘のティバは父に、“この子をペットにしたい” とおねだりし、許されるのだった。

手のひらサイズの赤ん坊に “テール” と名付け、首輪も付けて “飼いならす” ことに…。

無垢の赤ん坊であるテールは、いつもティバの身近に置かれて可愛がられ・・・
彼女が学習する時にも一緒に居たために、同じように高等な知識が身に付いてしまうのだった…!?
(テールの独白で… 「(自分は)抵抗する生きたおもちゃ」というシビアな分析が…!(汗))

ティバは、大人と同じ “瞑想” の体験を許される年齢となった。
(この “瞑想” はドラーグ族にとっては不可欠のものですが、その意味は終盤に明かされます)

そして、成長したティバはテールにあまり構わなくなった…!?
すると、テールは頃合いを見計らい… 逃亡を図る…。

行き掛けの駄賃で? “学習用レシーバー” を失敬し…!?
それをずるずる引き摺りながらの逃避行となるが・・・( ´艸`)

まあまあ遠方へ逃れることが出来たかな…? と思う頃・・・
ティバの手元のコントローラーが操作され、テールは首輪ごと引き戻されそうになる…!?

ところが、運良く…!
手にした “学習用レシーバー” が、奇妙な植物の間に挟まり踏み止まることができた…!

更に運が良い事に…?
偶然、近くに居たオム族の少女が、ナイフを使い…! テールの首輪を外してくれたのだ。

こうして、テールは・・・
かつての母と同類の?オム族と出会うこととなり・・・
身に付いた高度な知識を認められて…! 大事な仲間の一員として迎え入れられることに…。

さて・・・?

身体が大きいドラーグ族 VS その10分の1くらいのオム族

虫けらの如く扱われる場面から始まったので…! かなりショックが大きかったものの…? (苦笑)
テールの成長と共に、見ているこちらも知識(?) が増えて参りまして・・・
謎多きドラーグ族の秘密を解き明かすことになる終盤のシーンまで目が離せませんでした。

結論から言えば・・・ (;^_^A
知恵を付けたテールらオム族が、偶然? 巨人のドラーグ族の弱点を見つけたことによって…!?
“巨人側” が焦り… “闘うより和解の道を…!” と方向転換を図って、惑星に平和が訪れる・・・ 
という話だと 理解したのですけれど…?

確かに…
“こなれていない箇所も多く消化不良の感はある” のかもしれませぬ。(苦笑)

それでも・・・
他に例を見ないような “へんてこな魅力” が満載で…? コロッとやられてしまったのは確か…! (^_^ゝ

奇妙な植物をはじめ、生物や、ドラーグ族の製造物 等々…
文字通り…? 数々の “不思議” を楽しめました♪

深奥と言うか…? “何か云わんとするもの” があるのでしょうが…? 
(あるいは、無いのかも…? (;^_^A)
“SF的イマジネーションの凄さ” を体験することに、只々快感を感じる自分でした。(微笑)

見る人を選ぶのは当然…! にしても…? (汗)
一見の価値アリの作品… という思いは強まりました。
約50年ほど前に作られていた…!?  というのは驚異です♪

チャプター(参考までに)
1.クレジット
2.虐げられる人間
3.テール
4.会議
5.ティバのおもちゃ
6.レシーバー教育
7.ペット対決
8.テールの習熟
9.初めての瞑想
10.脱走
11.人間たちの村
12.月夜の儀式
13.闘獣
14.編み物生物
15.村人の習熟
16.空飛ぶ生物
17.人類絶滅作戦
18.進撃
19.反撃
20.会議
21.野生の惑星へ
22.人間狩り
23.秘密
24.クレジット

原作 ステファン・ウル

作画・脚本 ローラン・トポール

監督・脚本 ルネ・ラルー

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