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秘密の森の、その向こう(PETITE MAMAN/ LITTLE MOM) 2021 [は行の映画]

秘密の森の その向こう.jpg セリーヌ・シアマ監督最新作… ( ´艸`)

それは、8歳のママだった――。

ジャンル ドラマ/ファンタジー/SF
製作国 フランス
時間  73分

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燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督が、
祖母を亡くしたばかりの8歳の少女を主人公に贈るファンタジック・ストーリー。
森の中で子ども時代の母と出会い友情を育んでいく少女の不思議な体験を通して、
それぞれに喪失と向き合っていく母と娘の心模様を繊細に綴る。
主演の少女2人は、本作が映画初出演となる双子の姉妹、ジョゼフィーヌ&ガブリエル・サンス。
共演にニナ・ミュリス、マルゴ・アバスカル。            (allcinema より)
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冒頭は、何やら思案顔の老婦人のup・・・
老婦人と孫娘?がクロスワードパズルの答えを見つけて升を埋めていく…!

少女は、老婦人に 「さよなら」と挨拶して隣の部屋へ。
その部屋の老婦人にも「さよなら」  そして、次々と挨拶して回り・・・
辿り着いたのは、少女の祖母が生前暮らしていた部屋だった。

憔悴した様子の母(ニナ・ミュリス)は、気を取り直して、帰り支度を…!

これから、祖母の家(母の実家)へ向かい、後片づけをすることになっていた。

父(ステファヌ・ヴァルペンヌ)は白いバンを、母は乗用車を運転して、暫しのドライヴ。
8歳のネリー(ジョゼフィーヌ・サンス)は母のクルマの後部座席に座った…。

ネリーは、小動物のように?前歯を使ってスナック菓子を食べ始める。サクサクサクサクサクサク♪
その内に、ハンドルを握る母の口元にお菓子を次々と運び…!
そして、紙パックのジュースまで母に飲ませてあげるのだ…! ( ´艸`) (以心伝心… 無言の行…!? w)

祖母の家は森の中の一軒家で… 深夜に?到着した。

翌日は、父も母もそれぞれ片づけを始めるのだが・・・
母は、懐かしい品々に “想い” が込み上げるのか…? なかなか作業がはかどらない…!?
ネリーは宝探し気分で?祖母の家を探索してみたりしたが、森の中も…!?

その夜は、母が子供時代を過ごした部屋のベッドで、二人で眠りについた。
(ベッドの足元に黒豹が出るんだよ と、母はからかい半分で?脅かしたりする…!?)

夜、目が覚めたネリーは傍らに母が居ないのに気付く。
台所で水を飲んでから、リビングを通りかかると…!
母はソファーに横になっていて… ネリーを呼び寄せて、また二人で眠ることに…!
ネリーが、おばあちゃんに “さよなら” が言えなかった… と悔やむと、母は優しく抱きしめた。

翌朝、ネリーがキッチンへ行って見ると… 父がシリアルを用意して待っていてくれた。
そして、「ママは出て行ったよ」と…!? (父は別段、慌てた素振りも見せず…?(汗))

・・・ネリーは、秘密の戸棚の中から見つけたゴム付きボールを打って遊んでみる。
すると、途中でゴムが切れて…!? ボールが森の中に飛んで行ってしまう!?

ボールを探して…! ネリーは奥へと分け入っていくのだが・・・
自分と同じくらいの少女が、長い倒木を引き摺って運んでいるところに出くわす…!?

ネリーに気付いた少女は、大きく手を振り…! 手伝って欲しい と、声掛けを…!

なんと、ネリーが少女に導かれてやって来たところに・・・
母が言っていた “森の小屋”  は存在した…!? ( ̄ο ̄;

二人の少女は、直ぐに馴染んで…!?
棒切れで成る掘っ立て小屋の補強作業を、仲良く続けることに…。
その少女は、マリオンと名乗ったが、それはネリーの母と同じ名だった。

その内に激しい雷雨となり…!?
マリオンが、家においで! と言い出して、ネリーは従ったのだが…
ネリーが森を抜けて連れていかれた先は、“祖母の家” !?

そこにはマリオンの母が居て…!
その婦人は足が悪いらしく…? 杖を突いていた。 (ネリーが記念に貰っておいた祖母の杖!?)

さて・・・?

“さて” と言ったところで… f^_^; 急展開が起こるわけでもなし・・・(汗)
まあ “不思議な事” は起こるのですが、実に自然でさりげない…!

“杖” 以外にも、色々と “伏線回収” 的な事が認められますが、とにかく何気ない感じが好ましいのです。

クライマックスと思しき個所は、湖の中にある “ピラミッド” のシーンかと思われますが…!
明るく華やぐメロディが響き渡り…♪ ゴムボートを進める少女たちの愉しさが直に伝わる感じでした♪

・・・平場で?会話する母と娘…!? 

台詞短めでもグッと来てしまい…! 何故か訳もなく感涙にむせぶ自分でした…。 (T_T)
高揚した気分は帰路でも収まらず!? 帽子を目深にかぶり直して誤魔化してみたり…!?(爆)

う~むむむ やはりセリーヌ・シアマは凄い!  と、改めて思い知らされた気が致します。

ナンであんな風に込み上げて来たのか? 未だに わけわからん感じですけれど・・・
あれが世に言う “感動” なのか? (^_^ゝ

(例は挙げませぬが… (爆) “お涙頂戴” 的な作り方の監督さんとは一線を画すものだと、改めて…!w)

何はともあれ、双子の子役さんが実に素晴らしいです♪
可愛くて… しっかりと、落ち着いた演技は嫌味が無く、心に響くものでした。
(双子ちゃんの衣装も佳かった♪)

ジョゼフィーヌ・サンス(ネリー)
ガブリエル・サンス(マリオン)
ニナ・ミュリス(母)
ステファヌ・ヴァルペンヌ(父)
マルゴ・アバスカル(祖母)

監督・脚本・衣装 セリーヌ・シアマ

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