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Winter boy( LE LYCEEN/ WINTER BOY) 2022 [アルファベット・数字で始まる映画]

Winterboy.jpg クリストフ・オノレ監督最新作 ( ´艸`)

17歳の冬、僕の世界は崩壊した。

ジャンル ドラマ/青春
製作国 フランス
時間  122分
映倫 R15+

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「美しいひと」「今宵、212号室で」のクリストフ・オノレ監督が
自身の少年時代をもとに描いた自伝的ドラマ。
主演はともに俳優のジェローム・キルシェとイレーヌ・ジャコブを両親に持つ
フランス期待の新星ポール・キルシェ。
共演にジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト、エルヴァン・ケポア・ファレ。

父の突然の死による深い喪失感から自暴自棄となった17歳の少年が、初めて訪れたパリで、
年上の青年との出会いを通して体験する混乱と再生の日々を、赤裸々な性愛描写を織り交ぜ、
厳しくも優しい眼差しで描き出す。                 (allcinema より)
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クリストフ・オノレ監督はお初です と書こうとしましたら・・・
未公開作品の「美しいひと(2008)」を観ていました。毎度の事で。 (^_^ゝ
(お目当ては 若き日の? レア・セドゥ でした♪ w)

今回は、“自伝的” という事なので・・・
ハードな画が出て来るのかな?と、ちょいと引き気味だったのですが、節度ある絵面にホッ…!w
(ま、節度があるとはいえ?それなりに激し目なシーンは何度もありましたけれど… (爆))

また、大女優ジュリエット・ビノシュへのリスペクトか?( ´艸`) 台詞に “ポンヌフ” を入れたり…!
と、なかなか洒落てるな♪ と思う映画でもありましたね♪

“憧れのパリ” の描き方? はたまた “人の営み” や心の機微の表現に至るまで?
並みじゃないな!と、感じることは多々ありました…。 f^_^; (褒め過ぎ…?w)

主人公の、思い切りの良さ… と言うのか? 端には “危うく” 映る行動の数々ですが・・・
私自身は未経験であるのに、何故か他人事と思えず…? 心にキリキリと応えました。(汗)

それは、作り手の “真摯な姿勢” がそうさせるのかな… と。

ともかく、“痛み” がリアルに伝わるような…? 予想外のハードな展開!?
どうにか乗り越えた暁には “心の平安” が…  という家族の物語に、正に釘付けの2時間でしたね。

ここでまた official website STORY まるごと拝借! ( ´艸`)

「冬のある夜、17歳のリュカは寄宿舎からアルプスの麓にある家に連れ戻される。
 父親が事故で急死したのだ。大きな悲しみと喪失感を抱えるリュカ。
 葬儀の後、はじめて訪れたパリで、兄の同居人で年上のアーティスト、リリオと出会う。
 優しいリリオにリュカは心惹かれるが、彼にはリュカに知られたくない秘密があった。
 そして、パリでの刺激的な日々が、リュカの心に新たな嵐を巻き起こす―。」

冒頭… 17歳のリュカ(ポール・キルシェ)の 大up…
自己紹介のような態で…?過去の出来事 自分の気持ち… 等々を語り出す。

父のクルマで送ってもらった時…
今は田舎の歯科技工士に甘んじているけれど…? 違う人生も有った筈? と言った父は・・・
「(後悔の無い様に)よく勉強しろ」と励ましてくれたが、“僕” はそんな父が辛かった。
“何故なら僕自身も 父にもっと良い人生を願っていたから”

その時…!
無理な追い越しを掛けた後続車が対向車とぶつかりそうになり、父はハンドルを切った。
そのまま道を外れ、どうにか無事に止まる事が出来たが・・・

“僕” は “父の腕の中で死にたい” と思った事を覚えている。「何故死ななかった?」 

・・・リュカの この気持ちが基本となっていると思われまする。

悲しみの深さ、喪失感 等は愛の深さと比例しているのだろうか? 
私の場合は?

などと、映画を観ながら我が身のことが頭を過る私めでございましたっ (^_^ゝ

その後、父の交通事故の知らせを受け実家に戻されたリュカは、そこで父の死を知らされる。
実家には、親戚が集まり… 母のイザベル(ジュリエット・ビノシュ)を支えてくれていた。
兄のカンタン(ヴァンサン・ラコスト)もパリから戻り、親子三人で悲しみを分かち合う…。

さて・・・?

情緒不安定な弟を思う兄のカンタンは、リュカにパリ行きを提案し、母も同意してくれます。
パリでは、美大時代からの親友の黒人青年リリオ(エルヴァン・ケポア・ファレ)と同居中…。

カンタンは、時間が許せば? リュカの “パリ観光” に付き合うのでしたが・・・
母のイザベルは、リュカの気を紛らわすのに最善と思い、美術館巡りを勧めていました。

ところで…
カンタンはアーティストとして順調な人生を歩んでいるのに対して…?
リリオは、その特異な “芸術性” 故に?芽が出ず…? 生活の為に様々な仕事をこなしていた…!?

(リリオの) “リュカに知られたくない秘密” 

これをサラッとバラそうかと思ったのですけれども、ご想像の通りです! ということにして… と。
リリオの名誉のためにも “良識ある大人ですが…” と記しておきたいと思います…。( ´艸`) 

ということで… 
“リュカの心に新たな嵐を” 巻き起こした…!?  大都会パリの “危うさ” 
その後の、暴走気味なリュカの “行動” にはハラハラさせられ通しでしたけれど…?(爆)

“フランス期待の新星ポール・キルシェ” は、いとも自然にやってのけた…  という印象でしょうか?

私的には、兄役のヴァンサン・ラコストの “兄らしさ” に、妙に?好感が持てたのですけれど・・・
やはり、“大きな悲しみと喪失感” はジュリエット・ビノシュの “存在感” と共に在ったのかも…。w

ま、すべてのシーンを良く分かり…? 同調できたわけではありませんでしたが… (爆)
見逃さないで良かったな と思える… 良作だと存じました。( ´艸`)

ポール・キルシェ(リュカ) 17歳
ジュリエット・ビノシュ(イザベル) リュカとカンタンの母親 教師
ヴァンサン・ラコスト(カンタン) イザベルの長男 売り出し中のアーティスト
エルヴァン・ケポア・ファレ(リリオ) “美術” を修めたカンタンの親友  生きるために職を選ばず?
クリストフ・オノレ(父親) 

監督・脚本 クリストフ・オノレ

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