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冒険者たち(LES AVENTURIERS/ THE LAST ADVENTURE) 1967 [は行の映画]

冒険者たち.jpg ジョアンナ・シムカスのお導き♪ ( ´艸`)

愛とロマンと冒険に夢を賭けたアドベンチャーたち!
全映画ファンに青春の1ページを鮮やかに印す秀作
大空に!陸に!海に!
愛とロマンと夢を賭けた3人(リバイバル時)

ジャンル 青春/ドラマ/アドベンチャー
製作国 フランス
時間  110分

LES AVENTURIERS(仏語) → 冒険者たち
THE LAST ADVENTURE → 最後の冒険

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海底に眠る財宝を引き上げるため、三人の男女がアフリカのコンゴ沖にやってきた。
しかし財宝が引き上げられたとき、襲ってきたギャングの流れ弾に当たり、女は死んでしまう。
残った男二人は、財宝をもって彼女の故郷へ逃げるが……。
三人の男女の愛と友情を描いたロマン溢れる冒険譚。
ヴァンチュラ、ドロン、そしてシムカスの新鮮な魅力と、フランソワ・ド・ルーベの音楽を得て、
R・アンリコが生み出した珠玉の名作だ。              (allcinema より)
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ロベール・アンリコ監督作品は「若草の萌えるころ(1968)」に続き、2作目…。
本作は再見ですので… ジョアンナ・シムカスの魅力の再確認?ということになりますが…?
やはり、本作の途中で消してしまった事が悔やまれて…?「若草…」に続くのかな? と。(ウ^_^ソ) 

ところで、吃驚したのは…?
昔観た時には、リノ・ヴァンチュラは既におっさんだったのに、今見たら 結構お若い! と言う事…?
そして、昔はドロンより惹かれたと思ったのに? 今は… やっぱドロンの方が良いじゃん!なんてね。w

オープニング・クレジットは… 
カッコいいジョアンナ・シムカス(レティシア)だらけ…♪ ( ´艸`)
(鉄錆が匂ってきそうな?乾いた絵面にミスマッチな感じですが、彼女はアーティストで材料漁り中…)

リノ・ヴァンチュラ(ローラン 自動車技師)の工房がある場所が気に入り、しばらく間借りする事に…。

ローランの親友?飛行機乗りのアラン・ドロン(マヌー)は、曲芸飛行の練習に余念がない。
ローランとレティシアが見守る中、得意満面でキメるマヌーだったのだが・・・
大金が掛かっていると思って臨んだ撮影当日… 凱旋門には大旗が飾られて!? 止むなく回避となる。

後日、その話はマヌーが所属している “飛行クラブ” のメンバーの悪ふざけと分かるのだが・・・
マヌーはライセンス停止という… 予想外の?処分を受ける事に。

一方、ローランは、自信作のエンジンを搭載したレーシングカー? のテスト走行中に発火!?
その後… 慌てて脱出した直後に爆発して!? 全てお釈迦になってしまう。

ローランの工房の一角で作品作りを続けていたレティシアは、身銭を切って “個展” を開く。

男二人も招待状をもらったので、観に行くと… 思いの外の大盛況…!?
ドレスアップした彼女は一端のアーティストとして… 挨拶や取材に、にこやかに応じていた。
レティシアに近寄りがたいものを感じた二人は、言葉も掛けずに出て来てしまうのだった。

ところが…!
その後、工房に訪ねて来たレティシアは…  新聞には酷評ばかり!と泣き崩れる…。

三者三様の挫折感は、“飛行クラブ” のメンバーがもたらした “宝探し” の話で帳消しに…!?
ローラン、マヌー、レティシアの3人は、コンゴの海を目指すことになるのだが…

さて・・・?

ここに来て、ようやく…
“冒険者たち” が、真に自由となり…  打ち解け合った自然な姿で描かれることになります…。
チャプターを見て行くと…  ストーリーを語らずとも分かってしまうので、敢て記しませぬが。(汗)

この映画の最大の功績は? 終盤に出て来る “建造物” ? にスポットを当てた事かと…?(^_-)-☆

フォートボヤール Fort Boyard (fortification)(仏語) → ボヤール砦(要塞) 

レティシアの身の上話に出て来たものですが・・・
遠景の姿を見た時には  んん? と思いましたが、ラストシーンは切なく、虚しささえも覚えたりして…。

映画を忘れがたいものにした “余韻” は、この建造物の御陰も多々あったのでは? と思われまする。
この建造物は、その後も色々な目に遭ってきたようですが…!?(;^_^A
その辺りは Wikipedia(仏語) で、興味深く拝見。w

また、本作は流れる音楽と切り離しては語れない… と思うのですけれど・・・
ピアノの調べに、口笛… レティシアの葬送の時には、女声のスキャット 等々
美しくも鮮烈なメロディは、どの場面においても印象的に使われていた と、今回も感じました。

初見の時には “音に圧倒された”  という記憶も、無きにしも非ず…  なのですが…? (^_^ゝ

今回の鑑賞で…  あ~ こんなこともあったっけ? と、改めて納得! のことがありました?(苦笑)
“財宝” を三等分して、レティシアの取り分を彼女の従姉弟である、幼い少年のために積み立てておく…
という展開となる件ですが・・・。

その少年は島の “アフリカ博物館” の受付 兼 案内係を自覚を持って!こなしている健気な子なのですが…
ふらりと立ち寄ったローランとは即 意気投合…!? 
館内をガイドしながら回った後に・・・
秘密を教えてあげる… と言うような事から、沖に浮かぶ “要塞島” をローランに示す事となりました。

最初、ローランとマヌーが “遺産” の事を伝えようと、レティシアの叔父夫婦を訪ねたところ・・・ 
どちらも彼女の悪口しか言わず…? あの子の尻拭いは御免です 的な話に終始したので…?
「彼女は亡くなりました」とだけ言って、早々に暇乞いをしかけた時に…? 少年が帰宅する!
というタイミングで…  レティシアの従姉弟だとわかる という一連のシーケンスでした。

ところで…
レティシア亡き後は、殺伐とした展開になって参りますが・・・
どうやら原作では、そっちが主流のようです??
(Wikipedia 情報ですが (汗) 原作者が改めてご自分で製作・映画化したそうです… “よりシビアに” )

終盤は “要塞島” に舞台を移して “ギャングの襲撃” で幕切れとなりますが・・・
やっぱりドロンの方が魅せてくれましたね~♪ (^_^ゝ リノ・ヴァンチュラも悪くはないですが… w

ジョアンナ・シムカスのおかげで、思いがけず懐かしい作品を楽しむ事が出来ました。
元はと言えば、シュザンヌ・フロンのお導きがあってのことでしたが・・・。( ´艸`)

チャプター(参考までに)
1.オープニング
2.一緒に来るかい? マドモアゼル
3.君のために曲芸を見せよう
4.ローランとマヌー
5.飛行場のマヌー、工房のローラン
6.前衛アートの実演
7.絞りはF8
8.凱旋門に向って飛べ
9.キヨバシさんに電話
10.此奴は俺に殴らせろ!
11.モペットのレティシア
12.初めてのテスト走行
13.廻せルーレット、賭けろ徹底的に
14.私の展覧会に来てね!
15.群衆の中のレティシア
16.スキヤキと儲け話
17.ゼロから出発しよう
18.謎の男
19.冒険者たちの休日
20.はらぺこの侵入者
21.コンゴ動乱の回想
22.レティシアの夢
23.海に沈んだ財宝
24.悲劇は突然に
25.レティシアの十字架
26.彼女の人生にふれる旅
27.アフリカ博物館の少年
28.レティシアの要塞島
29.パリに発つマヌー
30.要塞島に帰る
31.ギャングの襲撃
32.優しい噓つき
33.クロージング・クレジット

アラン・ドロン(マヌー) パイロット 飛行クラブ “プレシー” の元?教官
リノ・ヴァンチュラ(ローラン) 自動車技師 レーシングエンジンの開発
ジョアンナ・シムカス(レティシア) 駆け出しの?前衛アーティスト
セルジュ・レジアニ パイロット

音楽 フランソワ・ド・ルーベ

原作 ジョゼ・ジョヴァンニ 『生き残った者の掟』

監督・脚本 ロベール・アンリコ

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