犬と見る打揚花火競馬場 Labyrinth
(いぬとみるうちあげはなびけいばじょう)
副季語に 煙火 打揚花火 仕掛花火 昼花火 遠花火 花火舟 花火見
火薬をさまざまに配合して、張子の球の中につめ、木筒または竹筒に入れ、
火薬に火を点じて爆発させ、空高く打ち上げて、興ずる火技である。
各種の発火剤による絢爛たる色彩は目を奪う。
仕掛け花火は山・滝などの風景、または城その他の楼閣を空中に描き出し、
或いは風車を目まぐるしく回転させ、導火線を用いて、
一時に千変万化の妙を見せるなど、最もたくみなもの。
(合本俳句歳時記 新版 角川書店編)