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夜になるまえに(BEFORE NIGHT FALLS) 2000 [や行の映画]

夜になる前に.jpg 私めにしては渋めでしょ? そです。ジョニー・デップ見たさにです(笑)


原作は レイナルド・アレナス  『夜になるまえに』
キューバ出身の作家。 ホモセクシュアルを理由に弾圧されて、米国ニューヨークへ亡命した。

レイナルド・アレナスの絶筆となった自伝の映画化ですが、彼についての知識が皆無でも、
自然と引き込まれてしまうような、不思議な?作品でした。

扱う題材はかなりハード
(キューバ革命や、カストロ独裁政権下の弾圧やらホモセクシュアルの生態等々)なのですが、
レイナルド(ハビエル・バルデム)の生まれ持っての性格なのか? 俳優の演技力なのか? 
あるいは監督のセンスなのか? とにかく重たく感じさせないのですね。

キューバという土地の持つ本来の明るさかも?
(実体は知りませんが・・・(笑) 音楽は文句なく明るい!)

片田舎で育つ・・・ 貧しさの中にも 詩を好む事、母を美しく感じる事が心を占めている少年。
やがて、成長していくにつれ紆余曲折や波乱が・・・。
そんな彼を救うのは いつも紙と鉛筆だった!(時にはタイプライターも!)
レイナルドにとって、書く事が生きている証・・・。

しかし 彼は いつも生きている事を楽しんでいるように見えましたね。
繊細ではあるけれども、結構粘り強くて、逞しい・・・? 
人を惹き付ける魅力がある人だったのでしょうね?

そこで登場! ジョニー・デップ(笑)
彼(レイナルド)が投獄されていた時に出くわす 摩訶不思議な人物 Bonbon。
あれを女装と言っていいのか? はて? ですが・・・(爆苦笑)
とにかく ゾクッと来るほど(!) 妖しげに美しい!?

そして、次には打って変わって 看守のお偉いさんに?!
それでも端正なマスクで有る事には違いはないです!

出番が少ないのに、印象深い・・・  素晴らしい存在感でしたよ。

さて
命辛々、ニューヨークへ渡る事が出来て、生活は落ち着いたレイナルドでしたが・・・
はたして シアワセだったのでしょうか?

生まれた明るい国で自由に暮らす事が出来たら!
それが一番なのでしょうけれどね・・・?
 

監督は ジュリアン・シュナーベル


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coco030705

はじめまして、ココともうします。
「夜になる前に」はTVの深夜番組で見ました。
なかなかおもしろかったですね。私もジョニー・デップが好きなので、彼が2役で登場してくれたので嬉しかったです。
しかしあの女装はすごかったですね。主演のハビエル・バルデムが本気で笑ってましたよね~。(^^)
ハビエルもよかったし、深刻な筋だったのに、最後までひきつけられて見てしまいました。
またお邪魔いたします。
by coco030705 (2006-08-21 21:27) 

ぱふ

はじめまして♪ この作品、一応劇場で見たんですよ。
だからけっこう前なのに、印象としては強烈に残っています。
映像がね、キレイでしょ、そしてなんでか分からないけどパワフル。
南米の(と、ひとくくりにするのは乱暴だけど)映画って、
強烈なエネルギーを感じることが多い気がします。
そして、こういう作品に出て、思いっきり遊んでしまう
ジョニー・デップ、やっぱり最高ですよね~
by ぱふ (2006-08-22 00:44) 

Labyrinth

ココさん いらっしゃいませ~♪
nice!とコメントどうもありがとうございます!
Oh~ 深夜に放送していたとは・・・ ご覧になってラッキーでしたね~
ホント! ジョニー・デップのあんな姿にお目に掛かれるとはっ! って感じで嬉しかったですね!
こちらこそ どうぞ宜しくお願い致します。
by Labyrinth (2006-08-22 01:39) 

Labyrinth

ぱふさん いらっしゃいませ~♪
nice!とコメントどうもありがとうございました。
大スクリーンでご覧になったら海の感じとか、また格別だったのでしょうね~
本当に明るくて綺麗で、内容の堅さとか重さが気にならないような不思議な作品でしたね。
ジョニー・デップ やはり当分抜け出られそうにありませぬ~
また他の作品も欲しくなっちゃいそうです(笑) 
by Labyrinth (2006-08-22 01:57) 

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