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眉山 -びざん- 2007 [は行の映画]

  涙腺刺激要素大?と承知の上で観てきましたよ~(笑)


これは ニュースで、美智子妃殿下がご鑑賞になった作品と報じていたのですが
その時、あら?意外! と思い、俄然興味をそそられました。(笑)

それは、たぶん「献体」ということに関係しているのかな と思うのですが・・・
作品そのものは、母と娘の “絆” や、その他諸々 親子にありがちな微妙な感情を表現しており
そう甘くもなく、とても品良く纏められた作品と思いました。
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ガンに冒されながらも気丈に振る舞う母と、そんな母の秘められた過去の恋を
辿ってゆく娘の強い絆を描く。                 (allcinema より)
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眉山は徳島のシンボル。(無知な私はこれで初めて知りましたが・・・(苦笑))
時折 映し出される姿は誠に優美で、本作に於ける地方色を豊かにしておりました。

印象に残る場面は二つありました。
一つは、クライマックスで賑やかに踊りまくる “阿波踊り” の場面。
演舞場を 活き活きと、颯爽と、あるいは しなやかな手振りで進む “連” の人々・・・
その数も凄いですが、総じて調和の取れた動きは圧巻でした!
踊り好きなわたくし・・・ なんだかウキウキして すぐにでもご一緒したくなりましたわ (笑)
やはり 観る阿呆より 踊る阿呆が良いな♪  まぁ 踊れれば? の話ですが・・・(苦笑)

もう一つは、献体についてですね。
“献体” は 養老孟司先生の本などで度々目にしては居たのですが
(ご遺体を貰い受けに行く時の苦労話など、解剖をする側の立場で・・・)
あまりピンと来なかった というのが正直なところでした。
ところが、今回は なんだか急に現実味を帯びた話として身近に迫って参りましたね。
特に 慰霊祭?の場面は 身が引き締まるような思いを致しました。

やはり啓蒙する と言う意味で、意義のあるメッセージだと思いましたね。
(ネタバレになりますが、“紙一枚” で目頭が熱くなってしまいましたよ・・・。)

愛した人への思いを すべて娘に向けて注ぎ込み 凛とした一生を生き抜く・・・

宮本信子は そんな龍子を演じて秀逸でしたね。
もっとも、演出過剰じゃないかな?と思われる箇所も無きにしも非ずで・・・? (苦笑)
ちょっと違和感を覚えたところが有ったにしても・・・ ですけれど。

しかし、渋くていいですね。犬童一心監督は。(って偉そうに…!(^_^ゝ)
渋いのに・・・ だいぶ泣かされてしまいましたわ(苦笑)

松嶋菜々子は・・・  う~むむ 着物姿が 「仲居さん」に見えてしょうがなかったっ(爆)

松嶋菜々子(河野咲子) 都内の旅行代理店のキャリアウーマン。徳島で生まれる。

大沢たかお(寺澤大介) 徳島の医大病院の小児科医師。咲子と惹かれ合う。
宮本信子(河野龍子) かつて “神田のお龍” と呼ばれた、咲子の母。シングルマザー。
円城寺あや(大谷啓子) 龍子の身の回りの世話をする介護福祉士。
山田辰夫(松山賢一) 飲み屋の主人。龍子の旧知。
黒瀬真奈美(河野咲子-14歳)
永島敏行(島田修平) 徳島の医大病院の医師。龍子の主治医。
中原丈雄(小畠剛) 徳島の医大病院の院長。龍子の旧知。
金子賢(吉野三郎) 徳島在住の演歌歌手。龍子を慕っている。
本田博太郎(綿貫秀雄) 都内の旅行代理店勤務。咲子の上司。
夏八木勲(篠崎孝次郎) 咲子の父。都内の小さな医院の先生。徳島生まれ。

監督 犬童一心
原作 さだまさし 『眉山 -BIZAN-』(幻冬舎刊)
主題歌 レミオロメン 『蛍』

  宮本信子、10年ぶりの映画出演とか・・・


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