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ロング・グッドバイ(THE LONG GOODBYE) 1973 [ら行の映画]

ロング・グッドバイ.jpg ロバート・アルトマン監督作品 



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レイモンド・チャンドラー原作『長いお別れ』の異色映画化。
そのエキスだけを巧みに70年代に移植した。
探偵フィリップ・マーロウがメキシコへ逃した妻殺しの友人が自殺した。
一方、別件で行方不明の作家を探し出したマーロウは、
彼が死んだ友人夫妻の知り合いだという事を知る。
やがて、友人が持ち逃げした金を返せとヤクザが現れる……。
ニコチン中毒にして、ソフトもトレンチコートもない(猫まで飼ってる)
グールドのマーロウ像が秀逸。
“It's O.K. With Me”(TV放映時の“まあ、どうでもいいけど”は名訳)を連発、
その台詞にシーンごとのニュアンスを持たせている。
ラストは原作とは180度違うが表裏一体のものだ。
マーロウ物としてはロバート・ミッチャムの「さらば愛しき女よ」と甲乙つけ難い出来栄え。
アーノルド・シュワルツェネッガーがチンピラ役で出演。   (allcinema より)
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レイモンド・チャンドラーって、読んだ覚えはないと思われ・・・  (・・*)ゞ
浅野忠信主演のドラマが話題の時にも、キョトーン? だった気がします。(汗)

さて、
ロバート・アルトマン監督は同じ系統の作品は作らない人だということで・・・!?
私めが2本目に選んだこの作品はどうなんだろう? と・・・ ^^; 
実のところ、あまり期待もしていなかったのですけれどもっ (汗)

これがなんとっ
古臭さを通り越して!? ^^; かえって新鮮なような?(笑) 
とても不思議な感じを受けました。 

ストーリー的にはそれ程面白いというものでもなかったように思うのですけれども!? (爆)
出てくる人物が、ともかくユニークで? ^^; 何故か皆興味を惹かれてしまいましたっ 

主演のエリオット・グールドはお初でしたが、思ったよりアクが強いわけでもなく?w
冒頭の、猫の餌やりのシーンなど観る分には、良い人感が出ていて妙に惹かれました♪

そうか・・・ ニコチン中毒というのですね!? (笑)
煙草をくわえると、マッチを一本持って! どこかにシュッとこすって火をつける・・・
これが実に新鮮で! ^q^ 何度も出てくるので嬉しくなってしまいましたわ (笑)
(西部劇じゃないって!w 今のことを思うと隔世の感がありますけれど・・・)

・・・ “人となり” を大事に描こうとする姿勢があるように思えました。
(余計な情報を入れ過ぎ? という気も致しますが ^q^ そこに遊び心が? とも。w)

マフィアのボスの狂気の沙汰には、一瞬の衝撃は走ったものの・・・ (汗)
(可愛がっている愛人に対する暴力ですけれどもね (¬、¬;)

何故か憎々しげには映らず・・・!? (爆) 
あれは何とも奇妙な感覚でしたねぇ? (汗)

作家の先生も然り。
豪放磊落とでも言うのでしょうか? 超個性的? (笑)
何か事を起こしても、憎めない存在というのか・・・?w

・・・特に男は人間臭く? ディテールにこだわって描かれていたように思います。
(演ずる俳優のクセを引き出していただけなのかも・・・!? ^^;)

余談ですが
高級住宅街の門番の “ものまね芸” も、なかなか凝って居まして・・・ w
元がわかると、もっと面白さが増したのかも? と思うととても残念な気が・・・!

閑話休題

その点、女性はどちらかと言うと、あっさりめ? だったような・・・!? w

マーロウと、隣室の風変りな女性たちとの付き合い方には可笑しさがありましたけれどね。(笑)

さて、
キーパーソンとなる?作家の妻 アイリーンを演じた女優さん・・・
ニーナ・ヴァン・パラント はお初でしたが、Coolな美女でカッコ良かったですね。
と言いつつ・・・  もう顔を見てもわからぬと思われまするが・・・!? (爆)

・・・そんな感じなのですがっ  (・・*)ゞ 
フィリップ・マーロウ の “ハード・ボイルド” な世界感が見事に描かれた!?
特異な作風の映画だと思いました。

しかし、ラストにきてあの衝撃はないだろぅ って感じ・・・ ( ̄ο ̄; 
一気に突き放された感がありましたっ(汗)

う~ん  やはり、原作が気になってしまいますね~ (微笑)

エリオット・グールド(フィリップ・マーロウ)  私立探偵
ニーナ・ヴァン・パラント(アイリーン・ウェイド)  作家の妻
スターリング・ヘイドン(ロジャー・ウェイド)  作家
ジム・バウトン(テリー・レノックス)  作家の隣人 マーロウの友だち
ヘンリー・ギブソン(ドクター・ヴァーリンジャー)  作家を診る医師
マーク・ライデル(マーティ・オーガスティン) チンピラのボス?
ウォーレン・バーリンジャー(モーガン)
ルターニャ・アルダ(ルターニャ・スウィート)
デヴィッド・アーキン(ハリー)  オーガスティンの子分
アーノルド・シュワルツェネッガー(クレジットなし)
デヴィッド・キャラダイン(クレジットなし)

監督 ロバート・アルトマン
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末尾ルコ(アルベール)

チャンドラー、大好きです~♪この映画も好きですが、原作のテイストとは違うような。ハードボイルドの典型でありながら、かなりウェットなのがチャンドラーの世界です。チャンドラー原作ではやはり「さらば愛しき人よ」が傑作!

                        RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2015-12-28 00:25) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
Wow♪ そうでいらっしゃいましたか~ ^^;
う~ん 原作は読んでみた方が良さそうですね(笑)
「さらば・・・」も映画化されているのかしらん? 気になりますね~ ^^;
いつも、ありがとうございます♪
by Labyrinth (2015-12-28 21:16) 

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