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リリーのすべて(THE DANISH GIRL) 2015 [ら行の映画]

リリーのすべて.jpg ようやく拝見♪ ^q^

あなたの愛で、
本当の自分になれた。

夫が女性として生きたいと願った時、妻はすべてを受け入れた。

映倫 R15+

THE DANISH GIRL → デンマークの女の子 ^q^

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世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話を基に、
ふとしたきっかけから男性であることに違和感を抱き始めた主人公の苦悩と、
そんな夫を献身的に支え続けた妻の葛藤と感動の愛の物語を描いたドラマ。
主演は「レ・ミゼラブル」「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン。
共演に本作の演技でみごとアカデミー助演女優賞に輝いた
「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」「コードネーム U.N.C.L.E.」のアリシア・ヴィカンダー。
監督は「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー。  (allcinema より)

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本作で、確か一度だけ? “DANISH GIRL” という台詞が出て参りますが
デニッシュ・ガールというのはゲルダのこと??(・_・?) ハテ?

・・・ま、それはさておいて と。w

冒頭は
寒々しくも静謐な佇まいのヴァイレの風景。

それが、暗い色調の風景画に変わりますとっ

1926年・・・ デンマークのコペンハーゲン
心ここに非ず?的な、アリシア・ヴィキャンデルの大UPに!^^;
 
新進気鋭?の風景画家である夫、アイナー・ヴェイナーの展覧会の会場に於いては
地味な画風の肖像画家である、妻のゲルダは何となく居心地がワルそう・・・?(微笑)

・・・はたしてアイナーの絵には買い手が付いた!

二人は結婚6年目ながらも、子供が居ないせいも有り?
(その代り、お利口なジャックラッセルテリアの、愛犬ヴァッペが居ます♪ ^q^)

新婚時代そのままのような甘さを保ちつつ、夫婦の絆を強め、切磋琢磨しながら?暮らしていた。
(ゲルダは子供を切に望んでいるような描写が・・・)

ある時、
バレリーナの大作を仕上げると言う時に、モデルのウラ(アンバー・ハード)が土壇場でキャンセル!?
期限を気にしたゲルダは、アイナーに “脚だけだから!” と、モデルを強要致します!? ^^;

渋々、ズボンの裾を捲り上げ、用意されたシルクのストッキングを履きポーズを取るアイナー・・・
(“DANISH GIRL” を内包する “自分” に気付く?アイナー・ヴェイナーの恍惚の一瞬ですね!?)

と、突然現れたウラが嬌声を上げ!?
持っていた大輪のユリの花束をアイナーに渡し・・・  あなたはリリー! と命名。

その後、ウラの誘いもあり、芸術家のパーティに行こうということになるのですが
ゲルダの遊び心で、アイナーを “淑女” に仕立てて!?
“アイナーの従兄妹のリリー” として同行することに・・・! ^^;

長身の美人、物怖じする風情が男心を捕えるのか? リリーはたちまち注目の的・・・!?
ゲルダが離れたすきに、若い男が近付き、リリーを人気のない場所に誘います!?

ヘンリク(ベン・ウィショー)は意味深な言葉を口にし!? リリーにいきなりキスを!

その瞬間を、“アイナー” を探しに来たゲルダが偶然見てしまいます!?

・・・「あのときはリリーだったんだ アイナーじゃない!」
という言い訳に・・・ もうこれきりにして! と、ゲルダは強く言いますが・・・

もんもんとしていたアイナーは、
ウラとの関係でフリーパスの? いつもの劇場へ行き、衣裳部屋へと忍び込みます。

男物の服を脱ぎ棄て!
大鏡に我が身を写し、陶然となるアイナー・・・

さて・・・? 

・・・うら若き美男美女のカップル 
そうでなければこの話は成り立たない!?
というか、正直な話、観られたもんじゃない! と思いまする!?
(ん? 反感 買っちゃったカナ?(汗))

実際は4~50代の頃の話だった とか
ゲルダの画風はエロティックなものだった とか
その他諸々のリアルな情報は聞かなかったものと致しまして・・・!(苦笑)

実話にインスパイアされた “フィクション” として、この切ない物語を味わいたいと思いました。

エディ・レッドメインは、相変わらず “良い表情” を見せてまして、とても素敵でしたが♪ ^q^

最初の頃は演技過剰じゃないかな? と思わぬでもなかったものの・・・?(汗)
あの複雑な精神状態を表現する頃になりますと、かえって控えめな印象を持ったりしました!? w
(前から、この手の男の気持ちがわからぬ と思っていた私めは、今回は何となく解ったような? (爆))

心と身体の乖離は、アイナーから創作意欲を削ぐばかりか、“体調異変” まで引き起こしてしまう。

反対に、“リリー” をモデルに、ゲルダが描く絵は好評で、パリの画商からお声が掛かるまでに!

ゲルダはそれを機に、パリに移住することを決意・・・!
「ダイジョウブ 任せて!」 と、沈みがちなアイナーを説得する。

パリには、ヴァイレの頃の幼友達ハンスが、羽振りの良い画商になっている とアイナーから聞いていた。

パリに落ち着き、仕事も波に乗ってきた頃・・・ 
ゲルダは意を決してハンス(マティアス・スーナールツ)に会いに行き、率直に助けを求めた。

ゲルダがハンスを伴い帰宅すると・・・
なんと久々の再会に、アイナーは現れず!?  “従兄妹のリリー” が応対するのだった!?

・・・マティアス・スーナールツと言いますとっ
「君と歩く世界 (2012)」(心に響き過ぎて?未レビュー (・・*)ゞ) が初見だったのですけれども
“危険な香りのする若造” から、今回は “プーチンか?” と見紛うほどの成り上り紳士振り!? (爆)

・・・なのですが ^^; これが何とも良い男で・・・
役柄としては、儲け役だな と。^q^

閑話休題

さて、
アイナーはゲルダの裏方的作業の傍ら、パリの図書館に通い・・・
『SEXUAL IMMORALITY(性の反倫理性)』
『NORMAL AND ABNORMAL MAN』
等々、当時の医学書?を読んだりして!?
自分なりに答えを見つけようと “務めて” みるのですが・・・
(それにしても凄い題名ですな (¬、¬;)

その道すがら、何と街のチンピラに絡まれて、袋叩きに遭ってしまう・・・!?
アイナーは助けを求めて、初めて自然の姿でハンスの前に現れる・・・!

ハンスも心配し、心当たりの医者を紹介するも・・・
それらはすべてアイナーを失望させ、傷付けることに・・・。

失意のどん底に居るアイナーに、ゲルダがもう一つ話がある と切りだし、
会いに行かせたのは・・・
丁度パリに滞在中のドイツ人医師 ヴァルネクロス教授だった。

二度目のさて・・・? ^^;

実際の事を知ってしまうと、なるほどなぁ と納得させられる話なのですが (汗)
(手術は1回2回で済むようなことではなかった とか?(あくまで本人の希望で!?))

流石センスの良い監督さんの手に掛かると
何ともドラマチックな、切ない幕切れとなり・・・
感涙に咽ぶような羽目に陥る というわけです・・・  少々大げさ? ポリポリ (・・*)ゞ

アリシア・ヴィキャンデルが2015年度アカデミー賞助演女優賞に輝いた注目の演技・・・
確かに! そのスレンダーな容姿と共に、とても魅力的な “ゲルダ像” を体現していましたね。

“良く出来過ぎの奥さん” という難しい役所を、若さを活かして!? しかも繊細に、丁寧に・・・
と、手放しで誉めてしまいましょう! (微笑)

エディ・レッドメインの捨て身の?演技も、賞に値する! と思いましたけれども・・・ ^^;
やはり相手(あるいは “間”?)が悪かったかな!?w 残念。。。

近々公開される、それぞれの次回作が、今から楽しみです♪ (^_-)-☆

エディ・レッドメイン(リリー・エルベ(アイナー・ヴェイナー)) 風景画家
アリシア・ヴィキャンデル(ゲルダ・ヴェイナー) 肖像画家
ベン・ウィショー(ヘンリク・サンダール)
セバスチャン・コッホ(ヴァルネクロス教授) 性別適合手術の専門医
アンバー・ハード(ウラ) バレエダンサー
マティアス・スーナールツ(ハンス・アクスギル) パリの画商

原作 デヴィッド・エバーショフ  『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』(講談社刊)

監督 トム・フーパー
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コメント 2

末尾ルコ(アルベール)

ヴィキャンデルはハリウッドで活躍する女優としては異例なほど小柄で、しかしその存在感の大きさは、愁いある表情と演技の説得力から来ているのでしょうね~~。ふふふ。  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2016-10-04 01:18) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
ふふふ (^m^) RUKOさまも手放しですね♪
いやー 本当に楽しみな女優さんが出てきたものですね~
今度の「ジェイソン・ボーン」 アクションもこなしちゃうのでしょうねぇ(^m^)楽しみ♪
by Labyrinth (2016-10-04 17:24) 

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