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ハクソー・リッジ(HACKSAW RIDGE) 2016 [は行の映画]

HACKSAW RIDGE.jpg メル・ギブソン監督作品

世界一の臆病者が、
英雄になった理由とは――

製作国    オーストラリア/アメリカ
映倫      PG12
上映時間  139分

HACKSAW RIDGE  → 金属のこ峰 ?(・_・?) ハテ? 「弓鋸の崖」

アカデミー賞 編集賞、音響賞(調整)を受賞♪

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「ブレイブハート」「アポカリプト」のメル・ギブソン監督が、激烈を極めた沖縄戦の
知られざる実話を映画化した衝撃の戦争ドラマ。
武器を持つことを拒否しながらも、地獄の戦場で75人もの命を救い、
終戦後、良心的兵役拒否者としてはアメリカ史上初めての名誉勲章を授与された
実在の衛生兵デズモンド・ドスの不屈の人生を、臨場感あふれる迫力の戦闘シーンとともに描き出す。
主演は「沈黙 -サイレンス-」のアンドリュー・ガーフィールド、
共演にサム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング。
                             (allcinema より) 
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俳優としてのメル・ギブソンは「マッドマックス」ではナンかヤダナ~ という印象が強かったものの・・・(汗)
「リーサル・ウェポン」ではなかなかイイ♪ と見直した記憶があります。  ポリポリ (・・*)ゞ
その後は監督としての評価も上がる一方!?w 
「ブレイブハート (1995)」のDVDはウチにありますし~  (・・*)ゞ
ということで、今回も期待に違わぬ熱くて手堅い(?)作品を堪能することが出来ましたっ

“真実の物語” と冒頭に出てきたのですけれども・・・
official website の情報では、人物や設定等、いくらか改変されているようですね。
(それらは、妻となる女性との出会いや、父を憎む切っ掛けとなった出来事等でしたが・・・)
ストーリーの展開上、自然な流れのように感じられ、よりドラマチックになったのでは? ・・・と。

初っ端は、主人公の子ども時代・・・ ヴァージニア州の田舎の家族の物語
入隊してからは「フルメタル・ジャケット(1987)」を思い起こさせるような・・・? ( ̄ο ̄;
そして更に沖縄の最前線へと! という三つの部分で構成されておりまする。

前半部分では、心に闇を抱えた父親をヒューゴ・ウィーヴィングが渋い演技で・・・。
正直 歳とったな~ という印象が強くて、最初は・・・ 似てるけど?誰?状態でしたけれどもっ(汗)

父親トムも先の戦争体験で心を壊されてしまった一人・・・
やたら暴力的なのはそのせいなのかも? と思いつつ、(酒に逃げている?)
子どもから見れば、堪ったものではなく!

理不尽な事を強いる、怖い父親と映ったものと思われますが・・・
家の壁には宗教画が飾られ、“信仰心” の篤い一家であることが窺われます?

ここで主人公のデズモンドが成長するまでに体験した幾つかの出来事が、後々の
“良心的兵役拒否者” ではなく !?
“良心的協力者(自称)” を頑なに主張する元となったと思われますが・・・。

(徴集されたわけではなく!) 篤志により衛生兵となるべく入隊したものの
よりによって “ライフル部隊に配属された” デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)。

命を救うために来たのだから、武器には触れない と主張する彼を
上官も同僚も良しとせず! 手酷い嫌がらせが続き・・・
挙句の果てに軍法会議にまで・・・!? (爆)

結果、婚約者や家族との強い絆が描かれるシーンとなるのですが・・・
それは・・・特に父親トムの英断は“快哉” に繋がり!? ジーンと胸に迫るものがありました。


そして、いよいよデズモンドが “衛生兵” として・・・
ハクソー・リッジ(沖縄の前田高地)の在る沖縄島への上陸となるのですが・・・

さて・・・?

累々たる屍を越えて・・・
という戦場のシーンは、凄惨を極め!
“リアル” にこだわった! という監督らしい、情け容赦のないシーンの連続でしたが

どっち寄り ということもなく?
戦争とはこういうものだ! という無言のメッセージが痛いほど伝わって参りました。

そこで、“撤退” となった戦場に一人残ったデズモンドの命懸けの “戦い” となるわけですがっ
それは筆舌に尽くしがたい!? 壮絶で崇高なるものだったと思われます。

エンディングクレジット時に、ご本人の弁で・・・ 「もう一人 もう一人」 と・・・。(微笑)
その気持ちが、痛いほどスクリーンに溢れていたと思います。

私的に、何より良かったこと(嬉しかったこと)はっ

「沈黙 -サイレンス- (2016)」では、主演のアンドリュー・ガーフィールドについても
どうにも書きようが無くて!? (爆)  ほとんど触れずに済ましてしまったことが心残りでしたが
今回は、「彼の身体を張った大熱演に心底から感服した次第です!」 と声を大にして言える事です。
事程左様に、彼の嫌みのない演技は素晴らしく! 心に染みました。

サム・ワーシントンをはじめ、キャスティングもNice♪
女優陣では、デズモンドの妻役のテリーサ・パーマーも良かったですが
私的には、母役のレイチェル・グリフィスにお目に掛かれたことが嬉しかったりしました。w

確かに残酷シーンも盛りだくさんな映画ではありますが(汗)
歴史の一部分を知ることが出来た貴重な作品として、心に残りそうです。

アンドリュー・ガーフィールド(デズモンド・ドス)
サム・ワーシントン(グローヴァー大尉)
ルーク・ブレイシー(スミティ・ライカー)
テリーサ・パーマー(ドロシー・シュッテ)
ヒューゴ・ウィーヴィング(トム・ドス)
レイチェル・グリフィス(バーサ・ドス)
ヴィンス・ヴォーン(ハウエル軍曹)
ナサニエル・ブゾリック(ハル・ドス)
ルーク・ペグラー(ハリウッド)

監督 メル・ギブソン

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コメント 4

末尾ルコ(アルベール)

「メル・ギブソン監督の映画はやっぱりおもしろい!」というのが一番の印象です。過酷な実話を扱いながらも、派手な見せ場たっぷりのエンターテイメントになっているのが素晴らしいです。 RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2017-07-09 01:06) 

ルディパパ

あ~これは見たい!!(^^)
ブログを読んで余計に見たくなりました~!
by ルディパパ (2017-07-09 03:39) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール) さん (^_^)ノ
本当に仰る通りですね!
印象深いエピソードをさりげなく配置するようなセンスもNice♪で・・・
戦争映画を愉しめたなんて言ってはいけないのでしょうが、やはり熱くなりました!? ^^;
by Labyrinth (2017-07-10 00:33) 

Labyrinth

ルディパパ さん (^_^)ノ
ありがとうございます♪ 是非ご覧になって頂ければ! と思います。
こんな人も居たんだ! と。
なにせ負傷した日本兵まで助け出したというのですから・・・ (汗)
by Labyrinth (2017-07-10 00:40) 

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