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甘き人生(FAI BEI SOGNI /SWEET DREAMS) 2016 [あ行の映画]

甘き人生.jpg ベレニス・ベジョ狙い ( ´艸`)

よい夢を――

製作国 イタリア/フランス

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イタリア人ジャーナリスト、マッシモ・グラメッリーニのベストセラー自伝小説を
「夜よ、こんにちは」「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」の
マルコ・ベロッキオ監督が映画化。
幼くして亡くした母への想いに囚われ続けた男が、運命の出会いをきっかけに、
未来へと向かって歩み始める姿を、イタリアの激動の歴史を背景に描き出す。
主演は「ローマに消えた男」「おとなの事情」のヴァレリオ・マスタンドレア、
共演に「アーティスト」のベレニス・ベジョ。        (allcinema より)
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1969年、トリノ。 マッシモは9歳。
若く美しい母は情緒不安定気味だったが・・・
気分が高揚している時はマッシモと一緒に音楽に浮かれ、楽しくダンス♪
またある時は、マッシモが不安になる程? 当所なく電車に揺られたり・・・!?

マッシモにとっては、大好きな母と過ごす何気ない日常だったが、
それが、ある日突然奪われてしまう。

母がマッシモの前から姿を消したことを、“わかるように” 説明してくれる人はおらず・・・
葬儀等、大人の都合で進められていく中、マッシモは受け止めきれずに抵抗するばかりだった!?

90年代のローマ。 マッシモは成長し、名のあるジャーナリストになった。
しかし、大切なものを失った過去にとらわれ、まるで抜け殻のように人生を過ごしてきた!?

そんな彼だったが、サラエボでの紛争取材後に、突然パニック状態(発作)に陥り!
たまたま電話に出てくれた当直医の適切な指示のお陰で落ち着きを取り戻すことが出来た・・・。

その後、病院を訪れたマッシモは、偶然電話の声の主と遭遇!?
それを機に、精神科医のエリーザの診察を受けることになり、
これが運命の出会いとなるのだったが・・・。

さて・・・?

上映時間130分というのは、ちょっと長めかもしれませぬが ^^; 自伝的映画だから仕方ないかな?

それにしても、観始めてから、神経質そうな?子どもの描写が続きまして・・・(爆) 
アレ? ホントに自分で選んだDVD? 等と疑ってみたり・・・(笑)

マッシモの少年期に入りますと、美少年の子役さんに変わり、楽しみも増えましたけれど? w
大人になったらまたしても暗~い雰囲気になってしまい、正直なところ、気落ちしましたっ(爆)

ま、俳優さんに非があるわけではなく、喪失感から固い殻に閉じこもる男を演じるわけですから
当然の事とは思いつつも・・・ う~むむむ (~_~;

“運命の出会い” でやっとお目当てのベレニス・ベジョの登場となりましたが
マッシモを支える精神科医から、私的な関係に至るまで・・・
短いながらも、いつもの艶やかな表情で魅せてくれました。

やはり、ここで注目したいのは父と母でしょうか?
マッシモの父親が、妻の死を報道した(であろう)新聞の切り抜きを書架にそっと隠すのが印象的…!

その後の親子の関係はハッキリとは描かれないものの、あまり良好ではなかったと見受けられましたが
私的には、父親の不器用そうな?佇まいから、えもいわれぬ悲しみと困惑を感じました。

・・・別の暮らしをしている父親が久々にマッシモと連絡を取り、トリノの家の権利を譲る と言う。
(目の前がサッカースタジアムという高級マンション・・・試合の模様を窓から見る事が出来る!?)
マッシモは思い出の家を売りに出す為に、家具等の処分や諸々の整理を始めるがのだが・・・。

お! そこで父親の書架に有るモノに気付くのかな? 伏線の回収だな? ^q^ 等と思ったのですがぁ
これが思いがけない展開になりまして!? ┏( >_<)┛ガクッ となってしまいましたっ w
(まぁ、そう大したことではナイのですが・・・(汗))

母親役の女優さんバーバラ・ロンキは、どことなくパスカル・オジェのような雰囲気を感じさせて・・・
“不思議” とか “謎” の部分を担っていましたけれど?彼女の役割は大きいと思いました。

よい夢を・・・
は、最期の夜に、眠るマッシモの耳元で母が囁いた言葉でした。

ヴァレリオ・マスタンドレア(マッシモ) 新聞記者
ベレニス・ベジョ(エリーザ) 精神科医
グイド・カプリーノ(マッシモの父)
ニコロ・カブラス(マッシモ(幼少期))
ダリオ・ダル・ペーロ(マッシモ(少年期))
バーバラ・ロンキ(マッシモの母
エマニュエル・ドゥヴォス(エンリコの母)

監督 マルコ・ベロッキオ

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