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ナイトメア・アリー(NIGHTMARE ALLEY)  2021 [な行の映画]

ナイトメア・アリー.jpg やはり トニ・コレット良いなぁ♪ ( ´艸`)

ショービジネス界の華やかな光と甘美な闇が誘う、華麗なる迷宮

ジャンル サスペンス/犯罪
製作国 アメリカ
時間  150分

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「パンズ・ラビリンス」「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督が
ウィリアム・リンゼイ・グレシャムのノワール小説『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を、
1947年の「悪魔の往く町」に続いて再映画化したサスペンス・スリラー。
ショービジネスの世界でのし上がっていく野心あふれる男の成功と転落を、
こだわりのヴィジュアルでゴージャスに描き出す。
主演は「アメリカン・スナイパー」「アリー/ スター誕生」のブラッドリー・クーパー、
共演にケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラ。
                                 (allcinema より)
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 ( ´艸`) 私的には、ケイト・ブランシェットというよりは、トニ・コレットですね♪
どちらもオーストラリア出身の凄い女優さんですが、好みで言えば…? ってことで。w

今回もトニ・コレットは良い役処…!?  大人な雰囲気に魅せられたなぁ♪ と、満足 満足♪ ( ´艸`)

ケイト・ブランシェットは、“凄味” に益々拍車が掛かった感じで…!? ビビりましたっ (汗)

冒頭は、死体を引き摺る音から…!?  ( ̄ο ̄;

廃屋のような室内の真ん中にぽっかりと穴が開けられ!?
布に包まれた死体をズルッズルッと引き摺って行った男は、ソレを穴に乱暴に落とす!?

そして、煙草に点けた火を、そのまま穴に投げ捨てると… 
メラメラと燃え上がる炎を背に、悠然と立ち去った。
(後に、ソレは父親だったとわかる… 心の奥底に潜む闇の象徴…? 類似シーンが繰り返し…!? )

男(“スタン” (ブラッドリー・クーパー))は長い旅をして・・・

“人間か獣か正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座”  …に辿り着く。

最初は半端仕事から…!?
その内に座長(ウィレム・デフォー)に気に入られ…? 一員として働き始めるのだった。

様々な見世物があったが・・・
中でもスタンが惹かれたのは…?
のん兵衛でどうしようもない老人?になってしまったピートが、昔やっていたらしい “読唇術” …。
今は妻のジーナ(トニ・コレット)が舞台に立ち、ピートは補佐役となっていたが・・・。
(自宅の風呂を貸して小銭を稼いでいたジーナは、初見のスタンの若い肉体に興味津々…! ( ̄ο ̄;)

スタンは二人に近づき、読唇術(読心術?)の技を身につけることに…。
(その内にスタンは、出し物の出演者として頭角を現していく…!)

一方で、スタンは・・・
電流ショーをやっている若手のモリー(ルーニー・マーラ)という娘に心惹かれてしまう!?

スタンは、外界を知らない彼女をパートナーに選び、どうにか口説いて連れ出すのだった…。

・・・2年が経過。

モリーをアシスタントに、高級ホテルでの 「読唇術」のショーを始めたスタンは、たちまち…?

・・・ “人を惹きつける才能と天性のカリスマ性を武器にトップの興行師(ショーマン)となる”

そんなスタンの或る日の興行で・・・
ショーの流れを遮るような感じで? 割り込んだ客が居たっ  ( ̄ο ̄;

それは、際立つ美しさと、華やかさだけでない “存在感” の心理学者・・・
リリス・リッター博士(ケイト・ブランシェット)だった。

彼女は挑戦的な強い眼差しをスタンに向ける…!?

さて・・・?

リリス・リッターは顧客(患者?)の依頼を受け、その “真贋” を試しに来ていた…!? (;^_^A
スタンは、見事に切り抜けて…! 彼女から一目置かれることに…!?

リリス・リッターの研究室(診察室?)をスタンが訪れた時・・・

録音装置に気付いたスタンに、博士は…
「いつも録音させてもらっているわ」と。

彼女は秘密の扉を開け…!
ズラリと並ぶカウンセリング時の録音テープを誇らしげに披露…。

・・・推して知るべし…?(汗)

こうして、“悪の密約” 的なものが二人の間に成立し・・・
金持ちをカモにする旨い商売で “深み” にはまっていくスタン…!? 
驕り高ぶる…!? 彼の “転落” の始まりでございます。

ターゲットにされるのは、キンボール判事夫妻・・・
そして・・・
クライマックスとなる大富豪の孤独な老人エズラ・グリンドル(リチャード・ジェンキンス)
(雪景色が効果的に使われ…! “魅惑の世界観” に心を奪われるような思いが致しました…)

ギレルモ・デル・トロ印の “不思議映画” に、未だにハマり中の私めですが・・・(^_^ゝ

前半では、これまで味わってきた “怪奇” や “不気味” テイストを…!?
後半では、“サスペンス” と言うか? 予想外の “衝撃” を含めて…!濃密な犯罪ドラマを堪能…!?

150分 と、少々長めではありましたが…?
“ショービジネス界の華やかな光と甘美な闇” に浸かる快感(?)を疑似体験出来ました…。( ´艸`)

製作に名を連ねているブラッドリー・クーパーですが、彼の思い入れを強く感じましたし…?
常連のロン・パールマンを始め、脇を固める俳優陣の渋めな “仕事ぶり” に、満足致しました♪ w

“華” となるルーニー・マーラは、終始 “赤の美女” でしたが・・・
前述の、二人の熟女の前では分が悪い? f^_^; 
でも、彼女の “可憐さ” は最大限に活かされていたと思いまする。(微笑)

ところで…
ここで是非記しておきたいのは、スタンの顧客(!)となるキンボール判事夫人のことです。

タイム・アフター・タイム(1979)」での初々しい演技で認識を新たにした女優さん…
メアリー・スティーンバージェンですが・・・ (老いてもcute♪ ( ´艸`))
本作の “衝撃” シーンの印象深さは、またとないと思われ…! 
何だか、しばらくは尾を引きそうな気配です…? (少々大袈裟か…? w)


何はともあれ… ラストに、字幕翻訳 松浦美奈さん と。(^_-)-☆
たとえ後味がどうであれ…!?  (汗) いつも通りに? 楽しめたことは確かでございます。w

・・・が?
私めとしては、前作の “ファンタジー” 感が恋しくなるような気も? 無きにしも非ず…?(苦笑)

最後になりましたが…
主演のタイロン・パワーの思い入れの強い「悪魔の往く町(1947)」を、某所で観る事が出来ました。
美しいと感じるモノクロームの映像は、確かに “ノワール(黒)の世界” で…! 興味深く拝見。

しかしながら…?
季節感やら、豪華さやら、俳優陣もひっくるめて…!? 
後発の本作の方が、映画的 “魅力” に溢れているなぁ と思った次第でございます。(^_^ゝ 

ブラッドリー・クーパー(スタントン “スタン”・カーライル) “トップの興行師(ショーマン)” 
ケイト・ブランシェット(リリス・リッター博士) 謎めいた精神科医
トニ・コレット(ジーナ・クランバイン) 夫のピートと共に読唇術のショーを…!
ウィレム・デフォー(クレム・ホートリー) カーニバルの一座の座長
リチャード・ジェンキンス(エズラ・グリンドル) 大富豪
ルーニー・マーラ(モリー・ケイヒル) 電流ショーの美女 スタンのパートナーに…!
ロン・パールマン(ブルーノ) 怪力ショーの怪力男 モリーの父親代わり?
メアリー・スティーンバージェン(フェリシア・キンボール) 喪失感に囚われた判事夫人
デヴィッド・ストラザーン(ピート・クランバイン) 元 読唇術の使い手

監督・脚本・製作 ギレルモ・デル・トロ

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