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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(KNIVES OUT)  2019 [な行の映画]

ナイブズ・アウト.jpg こちらも、トニ・コレットのお導きですが… ( ´艸`)

殺したのは誰だ!? この騙し合いに世界が熱狂!!
空前絶後のハイテンション・ノンストップ・ミステリー誕生

ジャンル ミステリー/犯罪/コメディ
製作国 アメリカ
時間  131分

KNIVES OUT → ナイフを出す(直訳)

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「LOOPER/ルーパー」「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督が
オリジナル脚本を手掛け、ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、
ジェイミー・リー・カーティス、クリストファー・プラマーをはじめとする
豪華オールスターキャストで贈る本格群像ミステリー。
ベストセラー作家の富豪が謎の死を遂げ、一癖も二癖もある家族全員に容疑がかかる中、
謎めいた名探偵が事件の真相へと迫っていくさまを、
現代的な社会問題を盛り込みつつ二転三転するストーリー展開で軽妙に描き出していく。
                               (allcinema より)
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これまで群像劇というと、どうも “苦手意識” があった私ですが・・・(汗)

今回は私好みのご出演者が多く、人数も程々で…? w
しかも、切り替えのタイミングが絶妙というのか? とても心地良くて♪
終始テンポよく進行するストーリーを堪能する事が出来ました♪

冒頭から、いきなり御屋敷(刃の館)の全貌が… ドーンと…! (引きの画で。)
不安感を助長する様な? 荘重なる弦楽器の音色…!?

画面奥から何モノかがグングン迫ってきて…! (¬、¬; エッ  何? 
やがて、疾走する二匹の黒犬とわかり… それは瞬時に通り過ぎる…。

というオープニングに、してやられました。(汗)
お~ 初っ端から危険な匂いがプンプン… 的な…? w

と思いましたら、観て行く内には可笑しげな所も散見されたりして…? w
だんだん “軽妙” という意味が解って参りました。(^_-)-☆

閑話休題

ニューヨーク郊外にある、世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビーの豪邸 “刃の館” では
家政婦のフランが、いつものように朝食を用意していた。
大きなマグカップには・・・
「MY HOUSE MY RULES MY COFFEE!! (我が家 我がルール 我がコーヒー)」の赤い文字が…。

フランはお盆を持ち、二階の寝室を覗くが…? ベッドは乱れがないままなので・・・
慣れた足取りで、その上階にある “(秘密の?)書斎” に向かう…。 

二言三言お声掛けしてから入室すると…
長椅子に横たわり、首から血を流したハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の姿がっ

・・・ハーラン・スロンビーの死から1週間後

健康管理を任された、氏の “お気に入り” の看護師マルタ(アナ・デ・アルマス)は悲しみに沈んでいた。
苦労人の母(南米からの移民?)は彼女を気遣ってくれたが、妹のアリスはお構いなし…? w

そんな折…
氏の御屋敷の近くに住むという次男ウォルト(マイケル・シャノン)から電話があり、マルタが応対。
「警察が改めて話を聞きたいそうだ」
というので、マルタはクルマで、1週間ぶりにお屋敷に伺うことに…。

“刃の館” に着くと… 氏の孫で、同年代?のメグが出迎えてくれた。
二人はおもむろに抱き合い、慰め合うのだった。
「・・・うちに頼っていいんだよ…  “家族の一員” でしょ!」
と、メグは優しい言葉を掛けてくれる。

ボストンで不動産会社を経営している、氏の長女リンダ(ジェイミー・リー・カーティス)もいて…
「あなたも葬儀に呼びたかったけれど、家族に反対されてね…」とマルタに言い訳を…。

そうこうしているうちに、エリオット警部補の発声で、“聞き取り” が始まった。

「まずは、あたしから…!」
とリンダが一人で… “ナイフのオブジェ” が置かれた広間に入る…。

そこには、エリオット警部補と部下のワグナー巡査の他に、一人の男が座っていた。
ピアノの傍に居る彼は、最初は傍観者に徹し…?  身分を伏せていた…。

実は彼… ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、ニューヨーカー誌に載るような名高い名探偵で…
“調査依頼” を受けて、急遽? やって来たのだと言う…!?

手紙を寄越した匿名の依頼人の正体は? …という単純な興味と…?
何より同封されていた “札束” に心動かされて…!? の参加? ( ´艸`) 
(地元の警察関係者は、著名人の “飛び入り” を大歓迎…)

リンダは、“11月8日のハーラン・スロンビー氏85歳の誕生日パーティー” について訊かれると…

「父の “死亡直前パーティー” ? 最高だった…!」
「父とは独自の方法で通じ合っていたわ 父はそういう人なの…」
「ゲームを考えるのが大好き…!父のルールに従えば必ず上手く行く…」と、ざっくばらんな態度で…。

次は、リンダの夫のリチャード(ドン・ジョンソン) 一見、女たらし的?ダンディな風貌…!?
当日、義父のハーランとの口論を誰かに聞かれていた… らしい!?

続いて、次男のウォルト(マイケル・シャノン) 父から引き継ぎ出版社を経営していたが…
当日、父から何か言い渡されたらしく…? 気落ちした様子が見て取れた という…!?

ハーランの嫁ジョニ(トニ・コレット)は、亡き長男ニールの妻で、一人娘メグの母…。
警察関係者も “インフルエンサー” と呼ぶ程有名な? ライフスタイル提案型化粧品会社の経営者で…
「自らの欲望を認めつつ、充足することが大切よ」と、謎めいた “フラムの魂” を提案!?
しかし、当日は義父のハーランから “小切手” を貰った以外に…? 何かがあったらしい…?

・・・というように、一人ひとり “聞き取り” が行われていったのだが…!

リンダが…
「その質問は引っ掛けなの? 身内の弱みなんか口にするもんですか…!」と言うのも束の間…?
“どの口” からも、身内の “暴露話” がポンポン飛び出す!? という分かり易い一族だった。(苦笑)
(マルタの母の出身地も、人によってドンドン変わったりして…!?  推して知るべし…?( ´艸`))

さて・・・?

“一癖も二癖もある” 個性的な家族の頂点に立って居たハーラン・スロンビーの存在感!?
そんな彼が心を許していたという専属の看護師・・・(見方によっては “小娘” ?(笑))

前半… マルタの前で子供のように? 嬉々として? 我儘に振る舞う氏の姿が描かれますが…
年齢を越えての人間同士の信頼関係というのか? そんなものが感じられ、微笑ましい限り?でした。w

何が面白いって、ヒロインのマルタの “奇妙な癖” でしょうか?( ´艸`) これに尽きるかと…?
ウソが付けない人… と言うのか? (;^_^A ともかく、彼女の “反応” がすべてでしたね♪ w

よくこんな事思いついたものだなぁ と感心しきりでしたが・・・(微笑)
マルタ役のアナ・デ・アルマスが、見るからに可憐な若い女性ということが “条件” でしょうね? w

彼女は「ブレードランナー 2049(2017)」「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2020)」で観ている?
らしいのですが… 記憶になく…? (^_^ゝ 今回 鮮烈な印象としてインプットされました。(微笑)

ところで、
最初から “自殺” と明かされているのに…!? 何故 “他殺説” に…?
という所がミソですが・・・(爆)
その辺りをスピーディーに? 巧みな展開で魅せて…! 心憎いばかりでしたね♪

それぞれ事情を抱える、百戦錬磨的? “家族” vs 真心の “使用人” !?

いやー ラストシーンは圧巻でしたね~ ( ´艸`) ウソみたいな話♪ (笑)
どう捉えて良いのか…? 余所事ではありますが… 何だかドキドキしてしまいましたわ。(;^_^A

今度ばかりは、並み居るベテラン勢を組み敷いた!? 感のあるアナ・デ・アルマスを褒めるべき…?w
(お目当てのトニ・コレットは、ぶっ飛んだ感じが良かったですが… ♪ w)

ぽつぽつと配置された伏線の回収作業が “心憎い” 程…!? (^_-)-☆
古典的な雰囲気が素敵な、ミステリーの佳品と思われました。

ダニエル・クレイグ(ブノワ・ブラン) 匿名の依頼を受け、駆けつけた名探偵
クリス・エヴァンス(ランサム・ドライズデール) リンダとリチャードの息子 一族の問題児
アナ・デ・アルマス(マルタ・カブレラ) ハーランに献身的に尽くす看護師
ジェイミー・リー・カーティス(リンダ・ドライズデール) ハーランの長女 ランサムの母親
                           ボストンの不動産会社の経営者
マイケル・シャノン(ウォルト・スロンビー) ハーランの次男 ハーランの跡を継ぎ出版社を経営
ドン・ジョンソン(リチャード・ドライズデール) ハーランの娘婿 リンダの夫
トニ・コレット(ジョニ・スロンビー) ハーランの… 今は亡き長男ニールの妻
                   ライフスタイル提案型化粧品会社の経営者
レイキース・スタンフィールド(エリオット警部補) 事件の捜査を担当する黒人の警部補
キャサリン・ラングフォード(メグ・スロンビー) ハーランの長男ニールとジョニの娘 
ジェイデン・マーテル(ジェイコブ・スロンビー) ハーランの次男ウォルトとドナの息子
フランク・オズ(アラン・スティーヴンス) スロンビー家の弁護士
リキ・リンドホーム(ドナ・スロンビー) 次男ウォルトの妻
エディ・パターソン(フラン) スロンビー家の家政婦 ハーランの遺体第一発見者
K・カラン(グレート・ナナ・ワネッタ) 誰も彼女の年齢を把握していないハーランの母親
ノア・セガン(ワグナー巡査) 事件の捜査を担当する巡査
クリストファー・プラマー(ハーラン・スロンビー) 世界的ミステリー作家にして大富豪
                        85歳の誕生日の翌朝、遺体で発見される

監督・脚本・製作 ライアン・ジョンソン

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