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500ページの夢の束(PLEASE STAND BY) 2017 [アルファベット・数字で始まる映画]

500ページの夢の束.jpg ダコタ・ファニング & トニ・コレット ( ´艸`) 

届けたい物語がある。
届けたいひとがいる。

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
時間  93分

PLEASE STAND BY → 待機してください(直訳) 「そのまま待機」

クリンゴン語とは
SFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の宇宙人、
クリンゴン人が使用する架空の言語である。

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ダコタ・ファニングが大好きな「スター・トレック」の脚本コンテストに応募するべく、
自作の脚本を手にハリウッドを目指す自閉症の女性を演じるハートフル・ロード・ムービー。
共演にトニ・コレット、アリス・イヴ。
監督は「セッションズ」のベン・リューイン。            (allcinema より)
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トニ・コレットはさておき…? ( ´艸`)
ダコタ・ファニングは久々な感じが致しますが…? 私的には3年ぶりくらいでしょうか?
今回は主役…!
しかも “自閉症の女性” ということで、どんな彼女が見られるのかな?と、興味津々でした。

冒頭…
「光は・・・」と声に出しながら・・・
21歳のウェンディ・ウェルコットは、指捌きも鮮やかに? PCに打ち込んでいく。
ウェンディ(ダコタ・ファニング)は、大好きな  “スタートレック” のストーリーを創作中…。

そこは、“ベイエリア自立支援所” で・・・
所長の?スコッティ・カイル(トニ・コレット)は、出勤すると入所者 皆に朝の挨拶をして回る。

ウェンディとの挨拶は…?
まず、どちらからともなく? ユニークな笛を吹いて、二人で向き合ってから・・・
両腕で輪を作り(ハグのつもり?) そのままチョンと触れ合う…。
(この一連の動作は、ウェンディとスコッティとの “決め事” で… ウェンディを安心させた…!?)

テーブルに付くと、スコッティは「3秒間だけ私の目を見て!」と言い…
ウェンディは少し間が有ってから? その注文に応えた。

それから二人で、ウェンディの “日課” の “おさらい” をするのだが・・・
“日課” は事細かく決められており…? ウェンディが混乱を来さないように…  との配慮と思われた。
(何曜日は何色の服を着る とか!? 色々ありました… ( ´艸`))

そして…
今週はウェンディの姉が面会に来る “予定” が入っていることを、確認し合うのだった。

ところが…
「次は 名前と場所よ」とスコッティが言った途端…?
「名前と場所 大嫌い!」とウェンディは興奮し、落ち着かなくなる…!?
スコッティは、ウェンディの様子を見ながら… 言葉を尽くして、静めていくのだった…。

・・・ウェンディは、テレビで偶然「スタートレック 脚本コンテスト」を知る…!

「優勝者は賞金10万ドル! “パラマウント” へ2月16日までに(印刷物を)郵送の事…」
ウェンディは忘れないように何度も復唱し…!  メモをボードに張り付ける。

ウェンディは、一人でバイト先へ向かい、マニュアル通りに? キッチリと仕事をするのも日課の1つ。
シナボン” 店で… クリームを塗ったり、呼び込みをしたり と、様々な仕事をこなす…!?

仕事仲間の?青年ニモは、ウェンディにお勧めの音楽をセレクトしたCDをプレゼントしてくれた。
(「NEMO´s Cool Mix 」 …後でちゃんと「ウェンディのクールミックス」を作り、お返しを… w)

時には “スタートレック” オタクと交流したりもするが、一番の “物知り” はウェンディだった。( ´艸`)

一方…
キチっと腰が据わり…! いつもスマートな応対をするスコッティは というと・・・
一人息子?のサムのことでお悩み中だった…!? (登校していない…! と高校から連絡が… (¬、¬;)

そんなスコッティに、ウェンディが “脚本” の原稿を渡し… 「読んで欲しい」と言う…。
(出来るだけ早く読んで欲しい と言うのだが、スコッティには難しくて? なかなか進まない…!?)

ウェンディの家族は姉のオードリー(アリス・イヴ) ひとりだけだった。
母亡き後、姉がウェンディの面倒を見てくれていたのだが・・・
結婚し、子供が出来ると、ウェンディは今の施設に…!

そして、今度はオードリーの夫の仕事の関係で引っ越しを余儀なくされ…!?
慣れ親しんだ家は売りに出される事になった。
(思い出のピアノは「自由にお持ちください」と、張り紙をして庭に出されてしまう… (¬、¬;)

オードリーは、引っ越し荷物の中に子ども時代のホームビデオをみつける。
懐かしく見ながら、ウェンディの “昔” を思い出していた…。
(テーブルマナーの指導には癇癪を起し…!? ピアノと歌ではゴキゲンになる子だった…?)

・・・ウェンディは、提出用に、500枚の原稿をプリントアウトする。(実際には427枚…?w)

表紙には・・・
「THE MANY AND THE FEW  (多数と少数)   Written by WENDY WELCOTT」と。

・・・ウェンディはキーボードに向かわない時は、いつも編み物をしていた。(凄く達者…!)

予定通り… ウェンディの姉のオードリーが面会にやってきた。
家を売りに出したこと、引っ越しの事 等々を知らせるつもりでやって来たのだが・・・

オードリーが赤ちゃん(ルビー)の写真を見せたことで、ウェンディは急に里心が付いたのか…?
(愛しい “姪” である)赤ちゃんに会いたい! うちに帰りたい! と言い出し…!
「自分の世話は出来る…! ルビーの面倒も見られる…!」と興奮気味に…!?  ( ̄ο ̄;

オードリーが焦って「赤ちゃんのお世話は無理よ」と否定的な言葉を口にした途端…!
ウェンディはパニック状態に…!?

スコッティが慌てて駆け付けて…!「PLEASE STAND BY(そのまま待機)」という言葉を掛ける…!
床に横たわるウェンディを抑えつつ… 落ち着きを取り戻すまで、必死に繰り返すのだった。

オードリーはクルマの中で慟哭する…。

・・・夕食もとらず、ベッドで “不貞寝” を決め込んでいたウェンディだったが…
夜中にハタと気付いた!?

「16日には、もう間に合わない…! 遅すぎる…!」
(ウェンディは姉と実家に帰る前に原稿を投函するつもりでいたのだ…)

“郵送のみ” という断りが有ったが、こうなったら自分で届けるしかない…!
ウェンディは、大事な原稿と少しの食べ物をもって、バスでロサンゼルスを目指すことに…!?

さて・・・?

“夜明け” を待って施設を出発したウェンディは、後を付いてきた愛犬ピートと共に、バス停へ…!

と、簡単に書いてしまうと普通のロードムービー?と思われてしまいますが…? (;^_^A

この後ウェンディの身に降りかかる “試練” とも取れる “難儀” は・・・
あ~ なるほど…! と納得してしまう程? 一つ一つがよくよく考えられた出来事でした。
(“バス停” 一つ取ってみても然り…? f^_^; “思い遣りの心” がある運転手さんに助けられます… w)

捨てる神あれば拾う神あり…?
(あくどい輩が出てきたりしないので…? “甘い” と思ったり、逆に救われる思いがしたり…?(笑))

ネタバレになりますが…  
一瞬?ドキっとしたのは、パトカーの警察官のシーンでしたね…

ウェンディは咄嗟に逃げ出しますが、彼女の鞄の “スタートレック” の印を見た警察官は…
その後、クリンゴン語で話し掛け、ウェンディの不安感を取り除いた…!?(微笑)
あれが一番の眼目かな? (ウ^_^ソ) 

“伏せた瞳の奥に機知に富んだ独創的な作家の“魂”を宿す”
       (official website INTRODUCTION より)

一人旅で、更に成長を遂げたウェンディは “賞金10万ドル” を手にする事が出来たのか…?w
ん~~ それ以上のものを手に入れた?ようでした。(^_-)-☆

それにしても、「自閉症」もあまり良く分かっていなかったな~ と改めて思った次第です。(汗)

このように?ディテールを大事に描いて伝えてくれる作品に出合う事で・・・
こちらの知識も増えまして…? 誠に有難い限りです。(^^;
小品ながら、気持ちの良い佳品と思いました。

三人の女優さんも素敵で♪ “目の保養” ができました♪

チャプター
1.私の日課
2.脚本コンテスト
3.ウェンディとオードリー
4.出発
5.ロサンゼルス行きのバス
6.トラブル
7.ウェンディの捜索
8.脱走
9.期限までに
10.クリンゴン語
11.「完了」
12.姉妹の絆

ダコタ・ファニング(ウェンディ) 自閉症 文才のある “スタートレック” 好きの女性
トニ・コレット(スコッティ・カイル) “ベイエリア自立支援所” の責任者
アリス・イヴ(オードリー) ウェンディの姉 ルビーの母
リヴァー・アレクサンダー(サム) スコッティの息子 “スタートレック” に詳しい…?
マイケル・スタール=デヴィッド(ジャック) オードリーの夫
ジェシカ・ローテ(ジュリー)
マーラ・ギブス(ローズ)
ジェイコブ・ワイソッキ(看護婦)
パットン・オズワルト(フランク) 警察官 クリンゴン語が喋れる
ピート(チワワ) ウェンディの愛犬

監督 ベン・リューイン

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コメント 2

青山実花

一概に自閉症といっても、
人それぞれ違うのだな、と思わされましたね。
警察官との場面、
私も面白かったです^^
by 青山実花 (2022-06-04 17:11) 

Labyrinth

青山実花 さん (^_^)ノ
そうですね。とても学ぶことが多かったな と思いました。
警察官の俳優さんの見た目のあたたかさもNiceで良かったのかも…!? w
by Labyrinth (2022-06-05 00:43) 

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