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ノベンバー(NOVEMBER)  2017 [な行の映画]

ノベンバー.jpg 東欧発 “摩訶” 不思議映画♪ ( ´艸`)

悪魔との契約、魂の代償――

ジャンル ファンタジー/ドラマ/ロマンス
製作国 ポーランド/オランダ/エストニア
時間  115分

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エストニア出身のライナル・サルネット監督が、同国の作家アンドルス・キヴィラフクの
人気小説を映画化し、各地の映画祭で高い評価を受けたダーク・ファンタジー。
“死者の日”を迎えた11月の寒村を舞台に、強欲な村人たちや蘇った死者たちが繰り広げる
民話的な摩訶不思議ストーリーが、幻想的かつ神話的な美しいモノクロ映像で綴られていく。
 
エストニアのとある寒村。厳しい冬が迫る11月。
貧しい村人たちは悪魔と取引して手に入れた“魂”で操る奇天烈な使い魔“クラット”を使役し、
隣人から物を盗み合っていた。
そんな中、若い娘リーナはハンスに恋をする。
しかし父親は勝手に別の男との縁談話を進めてしまう。
一方ハンスは、男爵の娘に夢中で、リーナは村の老いぼれ魔女に相談するのだったが…。
                                 (allcinema より)
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冒頭は、寒々しい白い世界・・・ 湖畔の薄氷を割り水を飲むグレーの狼?
狼は、雪原に寝転び、身をよじる…!? (狼はヒロイン リーナの化身か…!?)

農家の庭・・・
カメラの前に突然現れた “三本足の機械?” は、クルクルと器用に歩いて移動!?
納屋の奥に居た仔牛?に鎖を放つと…!? ( ̄ο ̄;  首や体をぐるぐる巻きにし、外に引きずり出す…!
そして、なんとっ “三本足” はヘリコプターの動きで!?  仔牛を吊り下げたまま上空へ…!(爆)

これが、村人が「クラット」と呼ぶ、悪魔?の “使い魔” で・・・
クラットは “主人” の命を受け、近隣の仔牛を盗んで主人の元へ運ぶところだった。

クラットは「次の仕事をくれ」と催促するが、主人が何も命じないと癇癪を起した挙句、自爆する!?
(正に摩訶不思議なもので…! 素材はその辺にあるガラクタや、時には動物のしゃれこうべだったり…)

・・・ここで余談…! またofficial website から引用させて頂きますが… f^_^;

“操るためには「魂」が必要となる。「魂」を買うために森の交差点で口笛を吹いて悪魔を呼び出しては、
 取引をするのだ。悪魔は契約のために3滴の血を要求するのだが、村人たちはそれすら勿体無いと、
 カシスの実を血の代わりに使い悪魔をも騙す。”        (official website Story より)

閑話休題?

リーナ(レア・レスト)の家では、床下に大事なものを隠してあるのだが・・・
この時期(11月)は時々、床板を剥がして “消えていないか” 確かめたりする…。

“11月1日の「諸聖人の日(万霊節」。死者が蘇り、家に戻ってご馳走を食べ、
 貴重品が保管されているかを確認する。死んでもなお、欲深い村人たち。”
                 (official website Story より一部転載)

リーナは村の若者ハンス(ヨルゲン・リーク)に恋をしているのだが・・・
当のハンスは、領主のドイツ男爵の美しい娘(イェッテ・ローナ・エルマニス)に一目惚れしてしまう。

リーナは振り向いてくれないハンスをどうにかしたくて、“村の老いぼれ魔女” に相談を…!

一方、ハンスは悪魔を騙したつもりで!? “魂” を手に入れ “雪だるま” のクラットを作るのだった。

さて・・・?

この “雪だるま” のクラットが、とても魅力的♪ 
詩的で幻想的で、切ない感じ…? (見た目はフツウの雪だるまですが… w)

ともかく拙い私めの “筆力” では表現するのは難しい…! orz ザンネン~
“雪だるま” は “主人” のハンスの希望を叶えられなくて…!? やがて解けてしまいます。

すると、ハンスの運命もっ  ( ̄ο ̄; エッ

ということで…
美しいような、恐ろしいような、奇妙な?はたまた奇天烈な?物語は “美しさ” で幕切れに…!? 

さらりと… 終わったことにしてしまいましたがっ (^_^ゝ
盛り込まなければならないエピソードは、まだまだ山のようにあるのです。(爆)
“摩訶不思議” な事を書こうと思えば、枚挙に暇がない感じ?でしょうか?

でも、すべてが分かったか? と問われると… 
ん~ 呆気に取られて…  何が何やら…? 把握できてはいませんでしたっ と言うしかない感じ?(笑)

只々、圧倒的な? と言って良い程の “映像美” に見惚れたりしながら “異空間” を味わいました。

これはやはり、是非ご自分で体験して頂くのがよろしいかと…? (≧m≦)ぷっ また逃げの一手…

ところでっ
ヒロインや “男爵の娘” 役の女優さん等は “美形” なのですけれど…。 (;^_^A

大多数のご出演者は “現地調達” されたそう…!?

“魔女、幽霊、得体が知れない老婆などの多くは役者経験のない村人が務めた” 
              (official website Introduction から一部転載)

夢の出来事のようだけれど…? リアル感が凄い!
としか言いようがない感じの…  紛れもなくNice な “ダーク・ファンタジー” でございましたっ(微笑)

最後に、ライナル・サルネット監督についてですが・・・

“学生の頃から「映画の神童」と呼ばれ、ドイツ映画の旗手ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーを
 熱烈に支持するライネル・サルネット監督は、“すべてのものには霊が宿る”という
 アニミズムの思想をもとに、異教の民話とヨーロッパのキリスト教神話を組み合わせて映画化。”
                          (official website Introduction より)

レア・レスト(リーナ)
ヨルゲン・リーク(ハンス)
イェッテ・ローナ・エルマニス(男爵の娘)
アルヴォ・ククマギ(レイン)
ディーター・ラーザー(男爵) 領主 2020年2月29日に78歳で死去 本作が遺作となったそうです

原作 アンドルス・キヴィラフク「レヘパップ・エフク・ノベンバー(Rehepapp ehk November)」

監督・脚本 ライナル・サルネット

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