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家庭( DOMICILE CONJUGAL/ BED AND BOARD) 1970 [か行の映画]

家庭.jpg “ドワネルもの” 4作目…! ( ´艸`)

ジャンル ドラマ/ロマンス
製作国 フランス
時間  95分

DOMICILE CONJUGAL → 夫婦ホーム (PC翻訳)
BED AND BOARD → 寝食を共にすること  結婚生活

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「ドワネルもの」四作目にあたる本作においては、
前作の最後で婚約したドワネルとクリスチーヌが結婚し、子どもをもうける姿が描かれる。
しかしドワネルは家庭生活に落ち着くどころか、
日本人女性と不倫するなど相変わらずフラフラとして頼りない。
もっとも、彼の無責任ぶりのせいで一時は危機的状況に陥った夫婦関係も、
最後には元の鞘に収まる。
作中に散りばめられたゴダール、アラン・レネ、ジャック・タチ、ジョン・フォード、
ジャン・ユスターシュ、ジャンヌ・モローらへのオマージュや目配せを探してみるのも一興。
   (生誕90周年上映 フランソワ・トリュフォーの冒険 official website Program より)
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冒頭は、新妻?クリスチーヌ(クロード・ジャド)の美脚の up から…!

クリスチーヌは主婦らしく…? 街で買い物をするが、どこでも “マドモアゼル” と呼ばれてしまう。
そんなクリスチーヌは、自宅で子供相手に?ヴァイオリンの個人レッスンをしているのだった。

一方、夫のアントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)は、アパルトマンの中庭で生花を染色する仕事を…!
そこでは、気さくな住人たちが、始終声掛けして?和気あいあいと暮らしていた。

・・・その内に、クリスチーヌは順調に?  “お目出度” !?

しかし、アントワーヌの花の仕事は、たちまち行き詰まり…!?
アメリカ系大企業 “水力開発興業フランス支社” (英会話ができる人優先!) の面接を受けてみる…!

アントワーヌは、たまたま “運” 良く採用となり…!
実験用の船の模型を池に浮かべての “リモコン操作” が仕事となった!?

ある日、日本人の社長さん?が家族連れで見学にやって来た時・・・
和服姿のお嬢さん(松本弘子)の御所望があり…? 化粧室までアントワーヌが道案内を…!

その後…?
“キョーコのブレスレット” を水中から見つけ出したアントワーヌが・・・
わざわざ彼女の自宅アパートまで届ける ということがあった…!? 
それが切っ掛けで2人は急接近!? ( ̄ο ̄;

片や…
無事に男児を出産して、楽しく子育て中のクリスチーヌは・・・
ある日 “夫の裏切り” の証拠を見つけてしまう!?

さて・・・?

余談と言って良いのか?(;^_^A
住人たちから白い眼で見られていた?“絞殺魔” とあだ名される男性がいるのですが・・・

ある夜、アントワーヌとクリスチーヌはTVで、得々と話術を披露する “彼” を見る…。
声帯模写よね…!  と言ってクリスチーヌは無邪気に?大受けしているのですけれどっ

アントワーヌは、その内容にかつての社長夫人の “言葉” を思い出し…!?  (´0`) 唖然となる…?
(「夜霧の恋人たち」で “デルフィーヌ・セイリグ” が色っぽく口説いた時の台詞でした w) 

と言うような、遠回しに何かを示唆するという仕掛け?が散りばめられているようなのですけれど…!?
“白い御本” でトリュフォーは、
“「夜霧…」や「家庭」では、観客の興を削ぐような実験をやりすぎたかも…” と仰ってます。

また、と言うのか? ついでに… と言うのか?(^_^ゝ
“白い御本” での、本作の解説の中に・・・
エルンスト・ルビッチの「手」を学び取って…” という件が出てきました。
(ん?「手」? 何?何? と思いましたら、もしかして “ルビッチ・タッチ” !?)
やはり、リスペクトしていたのですね~ ( ´艸`) 

実はレンタルでは無かったので「ウィンダミア夫人…」Amazon ポチリ してしまいました… w

閑話休題?

夫婦ケンカ中の二人ですが、付かず離れず?的な付き合い方をしている…!?
クリスチーヌはタクシーの中から「キスして」とアントワーヌにおねだりをします。

別れ際にアントワーヌが言う事には・・・ 「君は可愛い妹だ 娘だ 母だ」
それに応えてクリスチーヌが「妻にもなりたかったわ」 ( ´艸`)

“娼婦の館” でステキな一時を過ごしたアントワーヌは、帰り際・・・
なんとクリスチーヌの父と出くわすことに…!? ( ̄ο ̄;
「家庭を出ずして 家庭を守れず… さ」と義理の父の弁…? (苦笑)

“キョーコ” との付き合いを続けるアントワーヌ・・・
ディナー中に、何度も何度も! 電話を掛けに “BOX” に足を運ぶのですが…!?
電話の相手は、妻のクリスチーヌ…! ( ´艸`) 会話が続かない とか何とか愚痴りますが…!
席に戻ってみると、“キョーコ” の姿は無く、テーブルの紙ナプキンには… 「勝手にしやがれ」と。

ともかく…  “小ネタ” の連続のような印象の本作ですが…?(汗) 
慣れたせいか? (;^_^A  私めは、とても楽しめました♪
(日本人の扱いは… あの時代ならあんなものかも…? という感じでしょうか…!? (汗))

クリスチーヌ役のクロード・ジャドは、益々個性を発揮して…♪   cute でしたね~
(疑似 日本人姿も、不思議に素敵に見えました♪ 初見は吃驚しましたがっ (^_^ゝ)

う~ん “目配せ” というのは、ラストのは印象的でしたが… (;^_^A それ以外はちょっと…。(汗)

因みに…?
「夜霧の恋人たち」の冒頭に刻まれた “アンリ・ラングロワ” の その後ですが・・・
復帰された時のスピーチで… 
“次はこの恋人たちを結婚させるべきだ”
との言葉があり…!?
トリュフォーはそれを受けて、早速本作「家庭」に取り掛かったそうです。

チャプター(参考までに)
1.オープニング
2.中庭のあるアパルトマン
3.愛する家族
4.ローレル & ハーディ
5.バイオリンのレッスン
6.議員さんへの礼状
7.完全な赤
8.間違い
9.お調子もののひと刺し
10.めでたい日
11.アルフォンス
12.“デルフィーヌ・セイリグ”
13.ヤマダ社長一家
14.キョーコのブレスレット
15.アントワーヌの小説
16.クリスチーヌのめがね
17.邪魔しないで
18.愛のチューリップ
19.ケンカ
20.日本人の生活
21.“ペギー・サージュ” の告白
22.別居
23.閉じられた家
24.最後の食事
25.エピローグ
26.エンディング・クレジット

ジャン=ピエール・レオ(アントワーヌ・ドワネル)
クロード・ジャド(クリスチーヌ・ダルボン)
クレール・デュアメル(ダルボン夫人)
ダニエル・セカルディ(ダルボン氏)
松本弘子(キョーコ・ヤマダ) 社長令嬢…  にしては喋る日本語が柄悪いかも…?(爆)
バルバラ・ラージュ
ダニエル・ブーランジェ
ビリー・カーンズ
クロード・ヴェガ(“絞殺魔”) 声帯模写芸人
ジャック・ロビオール(借金男) 街中でアントワーヌに金をせびる長身の男…  悪人でもなさそう?

脚本 クロード・ド・ジヴレー
   ベルナール・ルヴォン

監督・脚本 フランソワ・トリュフォー

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