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唇(くち)によだれ( L' EAU A LA BOUCHE/ THE FUTURE OF EMILY) 1959 [か行の映画]

唇によだれ.jpg ベルナデット・ラフォン初期の頃の作品 ( ´艸`)

ジャンル ドラマ/エロティック
製作国 フランス
時間  87分

L' EAU A LA BOUCHE → 口の中の水(PC翻訳)

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ある屋敷に集まった若者たちが繰り広げる恋愛劇。
ヌーヴェルヴァーグ派の映画評論家、J・D=ヴァルクローズの第一回監督作品。                   
                                 (allcinema より)

ある屋敷に集まった若者たちが繰り広げる恋愛劇。
カイエ・デュ・シネマが輩出した幻の名作、待望のDVD化!   (TSUTAYA DISCAS より)
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オープニングは、何故か?闘牛の牛!? 

その直後… ベルナデット・ラフォンの大up…!
…からの「あかんべー」 ですと。(≧m≦)ぷっ 超可愛い♪

オープニング・クレジットの間… セルジュ・ゲンズブールの軽やかな “L'eau à la bouche” が…♪

やがて、巨大なお屋敷が現れ・・・ (とは言え… 全編モノクローム)
(お屋敷と言うより? お城… “主にセレ(ピレネーオリエンタル)のオービリー城で撮影” (Wikipedia))

学校が夏休み という…?料理人の孫娘フロランスが、ヨーヨーをしながら屋敷内を歩き廻る。

その後、事態は一変…!?
お屋敷の全員で “フィフィーヌ”  と呼び掛けながら、至る所を探し回る様子が…!?

お屋敷の女主人であるミレナは、やがて探し疲れてベッドに座り込み…!
そして、述懐する。(ミレナはここに住んでいるにしても日が浅い…?)

「従妹が消えた…  戯れの恋に命を落とすだろう」

「発端は1ヶ月前… 私の祖母の死に際し 若き公証人ミゲルが遺言状の開封に
 従兄妹ジャン=ポールとセラフィーヌの立ち合いを求めた時だった」

「二人に会うのは1942年の家庭争議以来だ」

「ミゲルが二人を探し始めて29日 経った…」

・・・二人の居場所がわかり、連絡も取れて…! 彼らは金曜日に邸にやって来るそう…
と、公証人のミゲルが電話でミレナに報告を。

(ミレナとミゲルは旧知の仲…? というか一時は恋仲?だったことが後々明らかに…)

電話のついでに? 
兄のジャン=ポールはファッションカメラマンで・・・
妹のセラフィーヌは、兄の協力者ロベール・ゴダール氏(同じくカメラマン)と同棲中…!
というオマケ情報まで…!? ( ´艸`)

同じ頃・・・
お屋敷に、新しいメイドの プリュダンス(ベルナデット・ラフォン)がやって来た。

執事のセザールは、早速 彼女を手なずけようと…!?  親分風を吹かせたりするのだが…?
若いメイドの方が役者が何枚も上のようだった…? ( ´艸`)

・・・一方、ミレナの従妹セラフィーヌは、同棲相手のロベールと楽しげに遺産の皮算用を…!? (爆)
(セラフィーヌは趣味の? “闘牛” の牛を買いたいと言う話まで…!w)

その後セラフィーヌ(愛称?フィフィーヌ)は、一人タクシーでお屋敷に向かうのだが・・・

なんと、後を追うように…? ロベールがオープンカーでやって来て…!
何故かお屋敷の人たちに “兄ジャン=ポール ” と勘違いされてしまうのだった…!?
(彼は一度は否定したものの? その後は流れに任せて…!?(苦笑))

公証人弁護士のミゲルもやって来て…!
翌日、早速 遺言状の開封となるのだが・・・

(仕事の都合で月曜まで来られない という本物の “ジャン=ポール” は不在のまま…!?  ( ̄ο ̄;)

さて・・・?

“1959年6月16日 この館で亡くなったアンリエット夫人の公証人として遺言状執行者に指定された”
と言うミゲルは・・・

“1917年6月18日に死去したブレット候の未亡人 私 アンリエットは…” 
と、遺言状を読み上げて行く。
“…この館で心身健康のもと自ら記す 1957年11月2日 アンリエット・ブレット=ジュヴァル”  …で〆。

先代の女主人に仕えていた執事のセザールは、興味津々で…!?
用もないのに部屋に出入りして…! ミレナから迷惑がられる始末…! ( ´艸`)

結局は “全財産を三人の孫に分かつ…” という内容だったのですが・・・
セザールはドアに耳を付けて盗み聞き…! の所を少女のフロランスにたしなめられたり致します。w

しかし、財産と言っても・・・
“特定遺贈分” やら “副次的遺贈分” ? そして “自由使用権” が付けられた土地 等々 があるものの…!
それ以外のもの… となるので、三等分すると僅かなものに過ぎない…! らしかった…?(苦笑)

問題は… 固定資産税…! そして、この城は三人の共同名義…!?

それでも銀行の口座も見てみないと…! と、ミゲルが言うので・・・
結論は月曜に持ち越されることに…。

二度目の さて・・・?

“恋愛劇” と言っても…
広いお屋敷内で展開する… 狭い人間関係での? “恋愛劇” !?(;^_^A

新たなる出会いのカップルが三組・・・

ミレナと…  “ジャン=ポール” の振りをしたロベール
セラフィーヌと、公証人ミゲル
全く歯牙にもかけない?メイドの プリュダンスと…? 喉から手が出る!? 執事のセザール

ハラハラドキドキがあるわけでも…? (それらしき追いかけっこはありましたが…?(笑))
“大胆素敵” なシーンがあるわけでもなく…? (多少はあったかも?( ´艸`))

演じる俳優さんたちは美男美女ではあるものの…?
ワクワクする様な魅力に溢れている… というわけでもない…!? (辛口過ぎ…?w)

まぁ、見ようによっては、“大人のキスシーン” は気品があり、官能的でもあるのですが…?(微笑)

私的には…?
瑞々しい美形のベルナデット・ラフォンの “毒気” や “茶目っ気” を面白がりながら…!? w
素晴らしいロケーションや、見事と言うしかない城内のアレコレを愛でる…! と言う楽しみが…♪

ところでっ
何故 “フィフィーヌ(セラフィーヌ)” が姿を消してしまったのか…?
よもや自殺など…? と、皆が心配して…! 彼女の行方を探す羽目になったのか…?

簡単に言えば…? 
同棲相手だったロベールが、お屋敷の女主人ミレナと懇ろになり…!
セラフィーヌ自身も弁護士のミゲルと愛し合ったものの… 彼女は愛に確信が持てなかった…?

その翌朝に…
偽物の “ジャン=ポール” とバレてしまったロベールが、ミレナに言い訳をしているのを見てしまい…!
隠れて…! そっと聞き耳を立てていたセラフィーヌだったのですが・・・

「同棲していた友達に過ぎない」
と、ロベールの口からショッキングな発言が…!?  ( ̄ο ̄;

また更に…?
ミレナから「ミゲルは不誠実な男よ…  フィフィーヌが可哀そう…」という台詞まで飛び出し!?
セラフィーヌは、その場から半泣きで? 逃げ出した…! というわけでした。

結局、すったもんだの末に・・・
前述の “全員で “フィフィーヌ” と呼び掛けながら” 探す…! シーンに戻ります。

「従妹が消えた…  戯れの恋に命を落とすだろう
 私たち四人とも 浮気ごっこに興じ… 放蕩者を気取ったのだ」という、ミレナの苦い述懐…。

そんな時に… 一台のオープンカー “アルファロメオ” が御邸に到着…!

とりあえず…? きょとんとしている “ジャン=ポール” に手短に事情説明をしてから…!?
皆はまた、蜘蛛の子を散らすように? バタバタと居なくなる…!?

ヨーヨーを手にした “料理人の孫娘フロランス” に、本物の “ジャン=ポール” が・・・
「フィフィーヌの居場所 知ってる?」と尋ねます。

「ウィ」と答えたフロランスに、「兄さんが呼んでる と言って、連れて来て」と頼むと…?
彼女は慣れた調子でスタスタと “二人の秘密の場所” へと向かいます。
自信たっぷりな? 何とも可愛い姿♪ f^_^; 
流れる音楽も軽快な行進曲のようで好い感じです♪ 

兄のジャン=ポールは…  「とても辛いの」と言って抱き付く妹のフィフィーヌに・・・
「ゲームをすれば必ず負ける者がいるものさ」と?優しく、意味深な言葉を掛ける…!?

一応? めでたし… だが、ラストは ほろ苦いテイスト…?  (敢て詳細は記さず… w)

終始、節度のある? 大人な感覚だったような…? (^_^ゝ 
そーゆーの嫌いじゃないので、思いのほか楽しめましたね。w
というか、大好きになってしまったみたいです♪ (笑)

因みに、“フィフィーヌ” とは…? ロベールが命名したそう…!?
“セラフィーヌ「天使」の意味” は天使には見えないから “フィフィーヌ” が良い…。 ふ~ん。
(では “フィフィーヌ(Fifine)” って何? ?(・_・?) ハテ? 調べてもわからなかったです…  ザンネン~)

余計な事かも? ですが…  “プリュダンス Prudence” は “用心して” と字幕にありました…。
(PC翻訳では “注意” となってましたが…?) 思えば不思議な名前が使われていたものですね。( ´艸`)

音楽は… セルジュ・ゲンズブールの声が良かったですね♪ 楽曲自体もNice でしたけれどっ
また、時には…  お屋敷内に… バッハの 『主よ人の望みの喜びよ』が響いたりして、これも好かった♪

チャプター(参考までに)
1.プロローグ
2.運命の出会い
3.ロベールの嘘
4.新しい女中
5.遺言状の開封
6.三組のカップル
7.真夜中のオルガン
8.それぞれの思惑
9.ダンスパーティー
10.追って追われて
11.結ばれた恋人たち
12.明かされた真実
13.エピローグ

ベルナデット・ラフォン(プリュダンス) 新しいメイド (女中さん?)
ポール・ゲール(ジャン=ポール・ブレット=ジュヴァル) セラフィーヌの兄 ファッションカメラマン
フランソワーズ・ブリオン(ミレナ・ブレット=ジュヴァル) お屋敷に住まうマドモアゼル
アレクサンドラ・スチュワルト(セラフィーヌ “フィフィーヌ”) ミレナの従妹 ジャン・ポールの妹
ミシェル・ガラブリュ(執事セザール) メイドのプリュダンスにご執心
ジャック・リベロール(ロベール・ゴダール) セラフィーヌの恋人? ジャン・ポールの友人
ジェラール・バレー(公証人ミゲル) 
フローレンス・ロイノド Florence Loinod (フロランス) 料理人ローザの孫娘

音楽 セルジュ・ゲンズブール
脚本 ジャン=ジョゼ・リシェール
監督・脚本 ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ 

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