餌を欲りて水鶏は細き声立つる Labyrinth
(えをほりてくいなはほそきこえたつる)
副季語に 水鶏笛
水鶏の主要な種類はヒクイナで、鶏に似た小型の渉水鳥。
顔面から腹にかけて赤栗色、足は赤色。
特に趾(あし)が長いのは、沼や沢などの雑草の多い湿地を歩き回るからである。
滅多に飛ばないので、まれにしか姿を見ない。
春渡来し、六月ごろの交尾期になると、雄がカタカタとあたかも戸を叩くような声で鳴く。
それを「水鶏たたく」という。
肉が美味で好猟鳥のひとつであったが、戦後、非狩猟鳥となった。
水鶏笛は水鶏を誘い出す笛。 (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)
本日、2023年6月21日(水)は夏至です。
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