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メグレと若い女の死(MAIGRET) 2022 [ま行の映画]

メグレと若い女の死.jpg パトリス・ルコント監督作品 久々♪ ( ´艸`)

謎の先に、彼女の人生が見えてくる。

ジャンル ミステリー
製作国 フランス
時間  89分

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ジョルジュ・シムノンが生み出した世界的人気キャラクター、メグレ警視を、
「シラノ・ド・ベルジュラック」「グリーン・カード」のジェラール・ドパルデュー主演で
映画化したミステリー・ドラマ。
身元不明の若い女性の刺殺体が発見され、ほとんど手掛かりがない中で事件の真相に迫っていく
メグレ警視の捜査によって、少しずつ被害者の人物像が浮かび上がってくるさまを
丁寧な筆致で描き出す。
監督は「仕立て屋の恋」に続いてのシムノン作品となる名匠パトリス・ルコント。(allcinema より)
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是非観たかった作品ですので、鑑賞出来て本当に良かったです。(up は遅くなりましたが… (^_^ゝ)

実は、渋い色使いの ↑ このポスター?(チラシ?)… コミカルなフォルムに心惹かれたのですが…?
“ディック・ブルーナが装丁を手掛ける「メグレ警視シリーズ」のペーパーバックを参考に制作された”
そうです。(検索してみました所… 変遷は有るものの “メグレ” は目印の “パイプ” が大きくペタリと。w)

それにしても…?
シリーズものとは言え、沢山あって吃驚…!  f^_^; 私めは1作くらいは読んだことあるのかな?ハテ?

パトリス・ルコントは、official website で…
「これほど純粋に心を動かされる推理小説はない」と語っていて…  当然ながら会心の作…!? (^_-)-☆

A様がご指摘されましたように… “オチや捻り” に鮮やかさは見られないにしても…?(汗)

メグレと共に捜査に臨み…!?  霧が晴れるがごとく? “被害者の人物像” が浮かび上がるのを体感する…
という、渋めながらも素敵に心に響く…! 佳品と思われました。

メグレ警視役のジェラール・ドパルデューは、重量級の存在感…!?( ´艸`)
しかも、強面なのに…  優しさ、繊細さが伝わり、何とも言えない穏やかな雰囲気が堪りませぬ…。w
(妻の存在もとても素敵♪ 良きご夫婦 良き相棒 という好い感じの関係がさりげなく伝わりました…)

余談ですが…
最近鑑賞の「終電車(1980)」では、皆から “ハンサム” と言われていた事を思い出しました。(微笑)
本作の彼が “不細工” とは申しませぬが… (汗)  時を経て、より味わい深い俳優になったものだなぁ と。

満を持しての、この配役…  監督の狙い通りでしたね。
ふとした折に見せるユーモアセンスも堪らない感じでした♪

殊に、殺されたルイーズに似せて髪の色まで染めることになるベティと、メグレとの …?
対等とも取れる不思議な “関係性” が、時にはユーモアの “源” となっていたような…? ( ´艸`)

冒頭は、1953年のパリ… 高級で格式がありそうな?婦人用品店…
客の若い女(クララ・アントゥーン)は、試着室にて… 選んだドレスを渡されるが・・・
ともすると露わになりそうな胸を必死に手で押さえながら、片手でドレスを持って暫し格闘…!?

見兼ねた?女性店主が手助けして…! どうにか収まり・・・
「次はこれね」と、フワフワしたストールを選んでくれたりする。

ある日… 
モンマルトルの広場で、上品なイブニングドレスを着た若い女の刺殺体が発見される。
血に染まったドレスには数カ所の刺し傷が…!?

捜査を担当することになったメグレ警視(ジェラール・ドパルデュー)は、思わず難しい表情に…!?

目撃者もなく、身元を明かすような所持品もない。
あるのは、被害者が身に着けていた高級そうなドレスのみ…!?

メグレ警視は、まずは手始めにドレスのタグを改めさせ… メゾンを特定することに…。

さて・・・?

メグレ警視には助手と言うか? 手足となって動いてくれる部下の存在もありましたが・・・
殆ど自分の足でコツコツと… 手掛かりを求めては、地道に証拠固めをしていく…!
証言を得るのにも自らの眼と耳で確かめながら…! という実に律儀なタイプ…? (微笑)
  
巨漢のジェラール・ドパルデューが、その辺りを…  渋く、力みのない演技で魅せて…  超 Nice♪

・・・ある時、ポッと出らしい?若い女を観ていたメグレは、彼女が万引きをするところを目撃…!
メグレは、殺された女の写真を良く見ていたので、似ている! と思って、女に目が行ったのでした。

メグレは、その若い女に声を掛け…! 食べ物をおごってやりますが・・・
店の女主人が何気なく「警視」と呼び掛けたため… 若い女は食事途中で慌てて逃げ出す羽目に…!
しかし、ベティ(ジェイド・ラべステ)はお金もなくて…!?
その後、メグレに声掛けされると、あるアパートの一室まで付いていきます。

そこは、メグレが地道な聞き込みで辿り着いた…  殺されたルイーズが暮らしていた部屋…。
ベティは、背に腹は代えられぬ?と、そこに住み着くことに…!
(メグレが家主に部屋代を払います)

実は、元の借主は… ルイーズと二人で住んでいた “駆け出しの女優” で・・・
ある時から、自分だけ別の住まいに引っ越した! というジャニーヌ(メラニー・ベルニエ)でした。

二度目の さて・・・?( ´艸`)

あまり捻りが無いというのは、とても分かり易いということで…!
天然盆暗チャン の私めには有り難く思われました。(爆)

メグレと共に歩いて、確認して、突き止める…! と言う時間に心地良さを感じました。

しかし、謎も少し残ったりして…?  
ん? それは私だけに見られる現象かしらん?(汗)
 
ともかく、“昔の時間” の中で生きているような私には、とても楽しめる映画でしたね。w

ジェラール・ドパルデュー(メグレ警視)
ジャド・ラベストあるいはジェイド・ラべステ(ベティ) ぽっと出の、気の強い?若い女
メラニー・ベルニエ(ジャニーヌ) 駆け出しの女優
オーロール・クレマン(ヴァロワ夫人) ブルジョア階級
クララ・アントゥーン(ルイーズ) ぽっと出の若い女 刺殺体?
ピエール・モウレ(ローラン氏) ヴァロワ夫人の息子?
ベルトラン・ポンセ
エリザベート・ブールジーヌ
アンドレ・ウィルム
エルヴェ・ピエール

脚本 ジェローム・トネール
監督・脚本 パトリス・ルコント

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