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唇を閉ざせ(NE LE DIS A PERSONNE/ TELL NO ONE)  2006 [か行の映画]

唇を閉ざせ.jpg ナタリー・バイのお導き… ですが ( ´艸`)

ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
製作国 フランス
時間  131分

NE LE DIS A PERSONNE → 誰にも言わないで (PC翻訳)

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届いたメールの差出人は、8年前に殺された妻だった…。
原作はアメリカの作家ハーラン・コーベンの同名小説。
監督は「僕のアイドル」のギヨーム・カネ、製作総指揮はリュック・ベッソン。
第32回セザール賞において数々の賞を受賞した。
妻が殺害された事件の謎を追う夫が真実を辿るサスペンス・ストーリー。
出演はフランソワ・クリュゼ、マリー=ジョセ・クローズ、クリスティン・スコット・トーマス。
                                  (allcinema より)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
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ナタリー・バイは、美しい敏腕弁護士という役処ですけれども、出番は少な目でした。(苦笑)

でも…!
主人公アレックス(フランソワ・クリュゼ)を “護る” という立場は同じながら、意見が食い違う?
クリスティン・スコット・トーマスとの一瞬の “火花バチバチ” が見ものだったりして…!? ( ´艸`)
爪痕を残す… は大袈裟かも?ですけれど… 彼女の存在は素敵で、実にカッコ良く見えました♪ w

ともかく…
その他にも吃驚する程の豪華キャストで! 楽しみ沢山♪ 見応え充分な作品と言えると思いましたが…
初っ端から “ミステリー・サスペンス” 色は濃厚ながら…  “純愛もの” の味わいも佳いと思われました。
 
冒頭は、山荘?風の家の庭先・・・ 

「来週も皆で集まる?」とテーブルを囲んで盛り上がる男女。
アレックスは、女性カメラマンの赤ちゃんを抱かせてもらい、何とも言えない笑顔に…♪
(主要な登場人物 各々が “らしい” 雰囲気を醸し出して…? 幸せそうな顔で並ぶ…)

・・・アレックスと妻のマルゴ(マリ=ジョゼ・クローズ)はクルマで思い出の湖…?
シャルメーヌ湖を目指す…。

幼い頃から二人の秘密の場所となっている、森の大樹の “♡のM+A” に記念の “印” を刻んでから…
裸で湖に飛び込み、ひと泳ぎして・・・ 
月光の下、甲羅干し台?に寝そべる二人だった。

ふとマルゴが、連れて来た小犬の事を気にし出して…? 一人で泳いでいってしまう。
甲羅干し台?に取り残されたアレックスは、その直後… マルゴの只ならぬ悲鳴を聞くことに…!?

慌てて泳いで桟橋に這い上がったアレックスは、何者かに襲われて!? 湖の中へ落下する…。

・・・8年後
アレックスは独り身で、小児科医として勤務していた。

突然聞こえて来た荒々しい男の声に、診察を中断して観に行くと・・・
男の子を抱いた無頼漢?のブリュノで…!
彼は、なだめようとするスタッフに激しく抵抗の態だった!?

アレックスは、内出血の疑いのある?元患者の坊や(血友病)を、ブリュノから抱き取り…!
救急病棟?へと走ることに。

・・・アレックスはその後、ランチタイムをのんびりと過ごすため…
姉のパートナー?エレーヌ(クリスティン・スコット・トーマス)が経営するレストランへ。
その時に、何気なく目にした新聞記事に「ランブイエの森で二遺体発見」の文字が…。

ふらっとテーブルにやってきたエレーヌは、アレックスから煙草を取り上げ… 美味そうに一服。
彼女が「明晩の予定は?」と訊くので、「マルゴの母親を訪ねる…」と答えると・・・

「もう8年… 忘れろとは言わないけれど… 毎年 記念日に会うなんて… なんだか病的…!」と。
しかし言い過ぎた! と思ったのか…?
エレーヌは「ウチで一緒に過ごしたかっただけ…!」と付け加えた。

その後、アレックスは… 病院のベンチに、不安そうな顔をしたブリュノを見つけて声を掛ける。

ブリュノは電話番号のメモを手渡してから、更に感謝の気持ちを“金” で表そうとするのだが…!?
それは流石に辞退するアレックスだった。
(これは伏線となり…  ブリュノは後々 無頼漢らしい? “借りの返し方” をする…)

診察室に戻ったアレックスは… PCに不思議な電子メールが届いていることに気付く。
それは “M+A ///…” というタイトルで… 亡き妻のマルゴしか知り得ない、二人だけのものだった。

文面は「記念日の18時15分にクリック」 
気が急いたアレックスはクリックしてみるが、 “無効” と出た…!?

看護師が「ランブイエ署のラヴェル刑事が電話を直ぐ欲しいそうです!」とメモを持ってきた。

アレックスは、乗馬選手の姉が訓練をしている場所(実家?山荘風の冒頭の家?)に向かう。
そこで、姉のアンヌ(マリナ・ハンズ)と落ち合って、刑事の話を聞くことに…。

刑事は “湖近くの水路工事中に白人男性二人の他殺体発見” ということで・・・
捜査範囲を広げる可能性があるので、“許可” が欲しい とのことだったのだが…?
アンヌとアレックスのサインを取り付けて… 更にアレックスに採血を求め…!
用意周到に…? 看護師を呼んでいた。

遺体の傍にバットも埋まっていた由? 8年前にアレックスを殴打したものでは…?という理由だった。
かつて妻殺しの嫌疑を掛けられたアレックスとしては、蒸し返されて、憤懣やるかたなし!の風情…。

“当時、世の中を騒がせていた “連続殺人鬼” の仕業ではない!”
“8年前の件は再捜査となるかも…?”
「すべての謎を明らかにしたい!」と、中堅らしき刑事は力強く語るのだった。

翌日となり… 待ちに待っていたアレックスは、指定された時間にリンクをクリック。
その動画には、監視カメラの方を必死な面持ちで見上げる? マルゴと思われる人物が映っていた…。

見終わった直後に、メールが届き・・・

「明日 午後8時15分にメッセージ… 
 ユーザー コンサート  
 パスワード オランピア
 誰にも言わないで 監視されている」

・・・アレックスの動揺は、表現しがたいものだった…!?

落ち着きを取り戻した彼は、ラングロワ通りのマルゴの実家を訪れる。
マルゴの母は「恋人は?」と尋ねてから…「罪悪感を感じなくても良いのよ」とも言う。

そこへ、ラフな服装の父親のジャックが帰宅・・・ 
退職した事を口にする。
アレックスは、思いつめた表情で…!「大事なことを聞きたい」と切り出すのだった。

8年前… アレックスは、気が付けば病院のベッド…! という状態で…!?
“事実” は人づてに知るしかなかったのだが・・・ 
遺体を確認したのは、父親であり警察官のジャック(アンドレ・デュソリエ)だった。

さて・・・?

アレックスは…  “姉のパートナー” であり、彼が唯一?心を許せる…?エレーヌから
“深入りするな” と忠告されていたのだが・・・
“午後8時15分にメッセージ” というのを心待ちにしていた。

ところが、アレックスの通信は何者かによって傍受されていた!? ( ̄ο ̄; エエーツ
それは病院や自宅では気付かなかった…!
たまたまエレーヌの家で、彼女と一緒だったから分かった事…!

ということで・・・
その後アレックスは “謎の男たち” の陰謀にハマり!?(爆)
殺人事件(妻の友人シャルロット)の容疑者として、警察からも追われる身となってしまう…。

いったい、その裏には何が…??? ?(・_・?) ハテ?

終盤には、アレックスの逃走劇があったり…!?
過去の出来事がにわかに浮上して来たり…?(乗馬選手フィリップの死にまつわる事 等々)

と、畳み込むように…!? 複雑な様相を呈して参りますが・・・
やはり、一番の見せ場…? キーパーソン?は、マルゴの父親のジャックでしたね。
(これまで爺と思っていたアンドレ・デュソリエでしたが w  “元警察官” を渋めに体現してNice…)

結局は、皆 何某かの理由で “唇を閉ざす” 状態でありました。(苦笑)

ところで、余談と言ってはナンですが…?
アレックスと共に暮らす、愛犬の名はニナ モフモフの大型犬ですけれども・・・ 
意図せずに? 飼い主さんへの疑惑を晴らす…! という、何とも誉れなワンちゃんでした♪

ついでにネタバレ承知で書いてしまいますと…?
“ユーザー → コンサート パスワード → オランピア” と、何度入力してみてもダメで…!
一時はがっかりし… ニナと一緒に夜の散歩をしていたアレックスでしたが、ハタと気付く!?

ニナと走って、近くのネットカフェに駆け込むのですけれど・・・
「犬はダメ」と言われて、仕方なく外に繋ぐ。

早速コンピューターに「U2」「1995」と入力すると、妻マルゴからのメッセージが現れた…!
これは、かつて二人で行った!オランピア劇場での “U2” のコンサートがヒント… だったのですね。
(はたして、指定された場所に行ったアレックスは、妻のマルゴと会う事が出来たのか…!?)

まぁ、何と言っても、“一番” は、大胆素敵なマリ=ジョゼ・クローズでしたね~♪ (^_-)-☆
途中から突然いなくなってしまう役ではありましたが・・・
再び登場の時も、美しいおみ足のupで…! もぉ~ トリュフォーかと思ってしまいました。w

ちょっと老けたかな?という印象でしたけれど、やはり御贔屓女優であることは変わりませぬ。

“第32回セザール賞において数々の賞を受賞” というのも頷けますが・・・
盆暗頭から言わせて頂ければ…?
説明過多の部分と、もっと描写が必要なのでは…? と思う部分とがあり、そこが残念だったかと…。

ま、分かる方にはわかるのでしょうが?(汗) 盆暗チャンには、腑に落ちない点が多過ぎでした。orz
感動的なラストは、とても良かったのに… ちょっと惜しい感じです。 って偉そうに…?(^_^ゝ
(5つの現場?  6つの死体? 街中でのドンパチ 等々 リュック・ベッソン色なのでせふか?)

フランソワ・クリュゼ(アレックス・ベック) 小児科医
マリ=ジョゼ・クローズ(マルゴ・ベック) アレックスとは幼馴染み 後に結婚
アンドレ・デュソリエ(ジャック・ローランタン) マルゴの父 元警察官
クリスティン・スコット・トーマス(エレーヌ・パーキンス) レストランのオーナー レズ
フランソワ・ベルレアン(エリック・レフコヴィッチ) ヴェルサイユ署の警視
ナタリー・バイ(エリザベス “エリザベート”・フェルドマン) 敏腕弁護士 アレックスを弁護
ジャン・ロシュフォール(ジルベール・ヌヴィル) 地方議会議長 児童財団総裁
マリナ・ハンズ(アンヌ・ベック) アレックスの姉 乗馬選手 エレーヌとレズ関係 父は調教師
ジル・ルルーシュ(ブリュノ) 血友病の坊やがアレックスの患者 アレックスに恩義を感じている
フィリップ・ルフェーヴル(フィリップ・メナール) レフコヴィッチの部下で相棒の刑事
フローレンス・トマシン(シャルロット・ベルトー) マルゴの親友 子持ちのカメラマン
オリヴィエ・マルシャル(ベルナール・ヴァレンティ) アレックスを監視する謎の男
ギヨーム・カネ(フィリップ・ヌヴィル) ジルベールの息子 乗馬選手
ミカエラ・フィッシャー(ザック) 女殺し屋 ベルナール・ヴァレンティの配下

原作 ハーラン・コーベン  『唇を閉ざせ』(講談社刊)

監督・脚本 ギヨーム・カネ

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