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PERFECT DAYS (PERFECT DAYS) 2023 [アルファベット・数字で始まる映画]

PERFECT DAYS.jpg 役所広司 ( ´艸`)

こんなふうに
いきていけたなら

ジャンル ドラマ
製作国 日本/ドイツ
時間  124分

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「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」の名匠ヴィム・ヴェンダース監督が
日本を舞台に撮り上げた人生ドラマ。
東京・渋谷で公衆トイレの清掃員として働く独身中年男性を主人公に、
その淡々と繰り返される毎日を、しみじみとしたタッチで丁寧に描き出していく。
主演は本作の演技でみごと第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司。
共演に柄本時生、中野有紗、石川さゆり、田中泯、三浦友和。

下町のアパートで一人暮らしをしている読書好きの中年男性、平山。
毎朝決まった時間に起床し、軽自動車でお気に入りのカセットテープを聞きながら
仕事場である渋谷の公衆トイレへと向かう。
そして黙々と清掃作業をこなし、帰宅後は銭湯へ行き、いつもの居酒屋で食事する。
そんな規則正しい毎日の中に自分なりの楽しみを見つけ、
静かで満たされた日々を送る平山だったが…。        (allcinema より)
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新年1発目はどんなのが良いのかな?と一寸考えて…   これにしました。

“第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞” は快挙で! ファンならずとも?日本人として嬉しい♪
(思えば、柳楽優弥君から数えて二人目…! というのが凄い事ですね♪ w)

役所広司がどんな演技を見せてくれるのか…? 心待ちにしていましたっ (^_^ゝ
 
“繰り返される” だろう事は承知の上でしたけれど…? (汗)
“名匠ヴィム・ヴェンダース” の “巧みの技” に、大いに好奇心を刺激されて…!?w
時間の経過など意識することなく…? 楽しみながらの鑑賞となりました。

しかし、主人公の仕事が “公衆トイレの清掃員” ということで・・・
それ程? 潔癖症というワケでもないのに…!? w
私めは “平山” の “手指” が気になってしまいました。(爆)

例えば、あるシーンで・・・ 
迷子の男の子と手を繋いで親御さんを探す “平山” の図…! というのがありました。

大仰に騒ぎながら!? 駆け寄った母親は・・・
“平山” に礼も言わずに、まずはウエットティッシュで子どもの手を拭う…!(爆)

あ~ そこかぁ? と、私めはそっちの方に感心してみたり…!? (大汗)
(偏見は無いつもりでも、感覚的には “母親” 寄りってことなのでしょうかね?(爆))  

去り行く親子連れ・・・ 
男の子はそっと振り返り、小さな手で (^^)/~~~ バイバイ
それに応える “平山” の優しい笑顔にホッとしたりしました。
(何故なら、それまであまり喜怒哀楽を見せない彼でしたので…!)

ネタバレついでに… (^_^ゝ もう一つ “平山” の興味深い姿をっ (汗)

後半になりますと、寡黙な人物 “平山” に肉親が…!?  ということで更に好奇心をそそられます。

そこでは…
「まだ清掃員やってるの?」と言う台詞が唐突に出て参りますが・・・
“平山” は穏やかに頷き… そして、別れ際に堪らずに抱擁を…! ( ̄ο ̄;
(私めは エェー と吃驚して! 思わず涙腺が危うくなったりしました…!? ポリポリ。相手が誰かは内緒…)

終盤には、彼なりの静かな感じで…? “怒り” の姿も見られますが…!  それはバラしませぬ。w

ところで、初っ端…
夜明け前(?)の、東京の街が広がる光景に心を奪われる思いがしたものですが…!

ラストには、そこから続いて?日の出の映像となり…!?
私めは、何だか明るい兆しを感じ…!?
“平山” の心情が少しわかった様な気になりました…?(ウ^_^ソ) 

一番の見所と思われる、“あの” シーンですが・・・(“平山” の正面からの大写し…!)
ちょいと長過ぎじゃないかな? と思わぬでもなかったり…? (汗)

同じような日常でも、二つとして同じ日はない…! というメッセージ…!?
完璧にルーティンワークをこなしていても、何らかの理由でそれが阻まれることもある。

official website Introduction/Story より拝借…!

「東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、
 静かに淡々とした日々を生きていた。
 同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。
 その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、
 同じ日は1日としてなく、
 男は毎日を新しい日として生きていた。
 その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。
 木々がつくる木漏れ日に目を細めた。
 そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。
 それが男の過去を小さく揺らした。」

私めは、寂しい人生だな 等とは少しも思わず… 美しい生き方…  寧ろ尊いと感じました。

エンディング・クレジット前?
日本語の “木漏れ日” についての解説文が…!

へぇぇ と、興味深くもあり、面白いな… と思ったり…?( ´艸`)
実に含蓄に富んだ文章・・・ なのでしたが…!? (汗)
説明して! と言われると、記憶もあやふやで出来ない…! のですけれど。(苦笑)

・・・音楽も、素敵でしたね♪

時と所を得て…!?  自在に流れる様々なメロディ♪ 快いリズム…♪ (^_-)-☆
造り手のセンスの良さを感じさせましたね。
(すべて監督の好みなのでせふか? w 当然私めは何の曲なのか ?(・_・?) ハテ?状態でしたけれど…?)

「この世界は本当は沢山の世界がある
 繋がっているようには見えても 繋がっていない世界がある」

というような台詞が予告編でも “平山” の口から語られますが・・・
私流に解釈すれば…?
「お前さんとは住む世界が違うんだ」的なことを言われたことがあるのかな? なんてね。(汗)
心の狭い私などは、そんな風にしか考えられなかったりするのですが・・・(爆)
監督のインタビュー映像などを拝見すると、もっとずっと高尚な話だったりするのですよね~ (汗)

でも…!
映画自体は、小難しいものじゃなく…! とても優しく解り易いものでした。w

ま、何はともあれ…!(;^_^A
自分が “見たい” と思うものを “即見せてくれる” ような心憎い “進行” に、大満足のひと時でした。

私的に… ヴィム・ヴェンダース監督と申しますと・・・
誰のせいでもない(2015)」や「世界の涯ての鼓動(2017)」等は見ていまして…!
どうも私めは、その世界観や? “不思議さ加減” ? がお気に入りのようでした…? (汗)

でも監督の代表作は未見ですので…  これから追々拝見できれば…! と思っておりまする。

役所広司(平山) 渋谷の公衆トイレの清掃員
柄本時生(タカシ) 公衆トイレの清掃員
中野有紗(ニコ) 姪
アオイヤマダ(アヤ) タカシの彼女?
麻生祐未(ケイコ) 妹
石川さゆり(ママ) スナックのママ
田中泯 公園や街中でパフォーマンスする人
三浦友和(友山) “ママ”の元夫
(この他 沢山のご出演者が花を添えていました)

エグゼクティブプロデューサー 役所広司

プロデュース・脚本 高崎卓馬

監督・脚本・プロデュース ヴィム・ヴェンダース

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つむじかぜ

この作品は絶対に観たいので、Laby様レビューは速読にて失礼(^_^;)
改めまして本年もよろしくお願いします!
by つむじかぜ (2024-01-04 00:13) 

Labyrinth

つむじかぜ さん (^_^)ノ
こちらこそ本年も宜しくお願い致します。
“微妙にネタバレ” ですから飛ばして頂いて結構ですよ~ (汗)
by Labyrinth (2024-01-04 00:58) 

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