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VORTEX ヴォルテックス ( VORTEX) 2021 [アルファベット・数字で始まる映画]

VORTEX.jpg ギャスパー・ノエ監督はお初 ( ´艸`)

人生は、夢の中の夢

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
時間  148分

VORTEX → 渦動

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「アレックス」「CLIMAX クライマックス」の鬼才ギャスパー・ノエ監督が、
自らの死が迫る老夫婦の日常を、2分割画面を使用し、それぞれの姿を同時進行で映し出していく
異色のスタイルで描いた問題作。
主演はホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェントと「ママと娼婦」のフランソワーズ・ルブラン。
共演にアレックス・ルッツ。

息子とは離れて暮らしている老夫婦。夫は映画評論家で妻は元精神科医。
夫は心臓に持病を抱える一方、妻は認知症を患っていた。
妻の病状は日に日に悪化し、最近は日常生活にも支障をきたすようになり、
いよいよ夫の手に負えなくなってくるのだったが…。          (allcinema より)
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長々と続くオープニング・クレジットを見ていて、ん?と思ったのは “エンニオ・モリコーネ” 
何の関係が…? と思いましたが、結局解らず仕舞いでした。(爆) 寝てたのかな? (¬、¬;

ギャスパー・ノエ監督はお初ですが・・・ なんと!

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2022)」に “ダリオ・アルジェント” のお名前が…! ( ̄ο ̄; 

ダリオ・アルジェントは、本作の主演俳優なのですが・・・
監督・脚本業が本業で、マカロニウエスタンの脚本を手掛けたこともお有りだそうです…!?
もしかして、そちらの関係? ?(・_・?) ハテ? いずれにしましても謎です。(汗)

・・・始めは真四角な?小さな画面。

古めなアパート?の窓越しに妻と夫が顔を見合わせ…?
妻の「用意が出来たわ」で… テラスの小テーブルに移動する二人。
ワインで乾杯し、豊かな食卓を囲む。

・・・主な登場人物が現れると、画面が横に広がり、二分割となって物語が動き出す。

ダブルベッドの左側(向かって、右)に居た “妻” が起き出して・・・
そろりそろり という感じで? まずはトイレに…! (トイレットペーパーを使わない… (爆))

ベッドの右側(向かって、左)に横になる “夫” は、眠ったまま…。

という感じで… 二分割で、ずっと進むので・・・
片方の行動に気を取られている隙に、もう片方で重要な事を見逃す…!?
というような事もありまして、悔やまれますが… (汗)
また観たい! という類いの映画でもないので…?  まぁいいか… と。(爆)

妻は、元精神科医というので・・・
太ってはいても? (爆) 認知症であっても? (爆)
“強い性格” なのでは…? と、勝手な思い込みがありましたが、夫に怯える “か弱い” 風情の女性でした。
(フランソワーズ・ルブランはお初の女優さんでしたが、彼女のいとも自然な演技に強く惹かれました…)

夫(ダリオ・アルジェント)は、イタリア人ということで、声が大きくて(体も!)・・・
病める妻に対する扱いが、少しばかりデリカシーに欠けているように思われました。

そんな二人の日常を、延々と?
そう! 延々と追い続けて行く中で・・・
少しづつお互いの気持ちや、過去の出来事が明らかになって…!
夫の不義や、妻の執念!?
はたまた、一人息子の登場や孫息子キキも加わり、“リアリティ” に拍車が掛かって参ります。(爆)

例によって、お手上げ状態 “回避作戦” f^_^;
official website INTRODUCTION より全文拝借させて頂きます。

壊れるのは、脳が先が、心が先か一一一一一


「新作のたびにその実験的な試みと過激描写で世界中を挑発し続けてきた鬼才ギャスパー・ノエ監督が、
「暴力」「セックス」を封印、「病」と「死」をテーマに自身の経験を経て新たな世界を作り上げた。
 人は、どう死んでいくのか?誰もが目をそむけたくなる現実を真正面から冷徹なまでに
 まざまざと描いた、新境地にして最高傑作。

 主演は、80歳にして初主演を果たしたホラー映画の帝王ダリオ・アルジェントと、
『ママと娼婦』の娼婦役で鮮烈な映画デビューを飾り伝説的な女優となったフランソワーズ・ルブラン。
 演技とは思えないふたりの奇跡の名演に目を奪われずにはいられない。
 スプリットスクリーンの画面分割によって、
 老夫婦の日常が2つの視点から同時進行で映し出されていく。
 心通わぬ家族、不測の出来事、やがて訪れる死。
 我々は、暴力なき恐怖の渦に吸い込まれ、“死ぬまで”を追体験する。」

『ママと娼婦』は是非とも拝見したい所ですが、レンタルは無しでした。orz
とは言え、追っかける気持ちも起きないので…?(爆) 観ず仕舞いで終わりそうです。(苦笑)

映画の話をするつもりで居ましたところ・・・
1本の電話で!  現実に… 身近で同じような話を聞くことになり…!(爆)
やるせなさが、急激に迫って参りまして、冷静で居られなくなりました。(汗) 

やがて来るであろう、あれやこれや!? 
考えたくもない…! と思っていた事ですが・・・
身近… 否 
我が事として受け止めなければならない時期にきているのだなぁ と、気持ちが重くなりました。orz

思う事は… 映画を観たのが先で良かったな  と。ポリポリ。

閑話休題?

結局、持病の “心臓” で夫が先に亡くなりますが・・・ (その描写もリアルで痛々しい限り…)
妻は、家に一人で居る時に?台所のガス栓を…!?  ( ̄ο ̄;

“妻” の葬儀風景では・・・
モニターに “女の一生” 的な画像が映し出され、参列者の涙を誘う…!?

小さくなった “妻” は、冷たそうな棚の一つに納められ・・・

長年夫婦が暮らした、どんよりとした部屋からは、徐々に物が減って行き…!
最後には、もぬけの殻になって…! そこには、明るい日射しが届くように…。

ジャンルはドラマですが、私的にはドキドキが止まらない “サスペンス” のような「148分」でした。

映画の情報誌にも取り上げられていたので、気になって “問題作” を鑑賞した訳ですけれど・・・
やはり “妻” を可愛く?演じたフランソワーズ・ルブランの功績が大きいのかな と思われまする。

ここで苦言ですが… (汗)
外国のこととて?不自然さは否めないなぁ と思うところも無きにしも非ず…?(爆)

薬物にハマり、売人もして… 自宅でヤッテいるところを小さな息子に見られてしまう とか?
(妻を引きずり込み、“病人” にさせてしまったのは自分の責任だ と言うような台詞が…?)
それは、偉大な?両親を持つ “息子(アレックス・ルッツ)” のことですけれど・・・。(汗)

 “夫” の長きに渡る!?  不義不貞というのも、何だかなぁ…?(¬、¬; 
話を面白くするためかな? なんてね…。(爆)

そんな穿った見方をしてしまう天邪鬼な盆暗チャンでした。悪しからず。<(_ _)>

ダリオ・アルジェント(夫)
フランソワーズ・ルブラン(妻)
アレックス・ルッツ(息子)
キリアン・デレ(キキ) 孫息子

監督・脚本 ギャスパー・ノエ

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