モリコーネ 映画が恋した音楽家(ENNIO／ THE GLANCE OF MUSIC) 2022

　素晴らし過ぎるのにも程がある…♪ ( ´艸｀)

忘れない―。マエストロが遺した永遠のメロディ。

ジャンル　ドキュメンタリー／音楽

製作国　イタリア

時間  157分

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「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、2020年7月に91歳で
この世を去った映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネを偲びつつ、
その偉大な足跡を辿る音楽ドキュメンタリー。
長年親交のあったトルナトーレ監督が晩年のモリコーネに５年以上にわたる密着取材を敢行し、
本人の口から明かされる葛藤と栄光の音楽人生を振り返っていくとともに、
クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノ、ベルナルド・ベルトルッチはじめ
総勢70人を超える著名人のインタビューを通してその功績と創作の秘密を明らかにしていく。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(allcinema より)
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字幕翻訳は松浦美奈さんでした。　ドキュメンタリー作品も間違いなく熱い…♪ (^_-)-☆

余談ですが… (汗)
最初は小さめなサイズで始まりまして・・・
ドキュメンタリー作品はこんなのが流行りなのかな？ 等と思ってましたら？  f^_^;
“関連の映画” の時には、フルスクリーンとなっておりました。(閑話休題？)

ともかく、興味深いことだらけ…！(生い立ちやら、作曲の方法やら、考え方やら、交友関係 等々)
もぉー 夢中で見守るしかない…！ という “心地良さ” 抜群の157分…！
尺の長さなど微塵も気にせず、ワクワクしながら “エンニオ・モリコーネ” に酔いしれました♪

「サッドヒルを掘り返せ(2017)」にも出て来た『The Ecstasy Of Gold (黄金のエクスタシー)』
“メタリカ” のライヴ映像もですが、「続・夕陽のガンマン(1966)」の墓地シーンにもグッときたり…♪
ってことで、またしても、パンフレットご購入です。(^_^ゝ

冒頭は…？  落ち着いた雰囲気の高級感溢れる室内・・・(16世紀に建てられた豪邸らしい…)
そこを、トコトコトコという感じで？エンニオ・モリコーネ翁が通り過ぎる…。

そして、やおら絨毯の上に身を横たえると…  ルーティンの？柔軟運動をゆっくりと繰り返す。
(タクトを振るのに必要な運動なのかも…？ f^_^; お歳の割にはしなやかな動き…!?)

その後は、紙が散乱(山積？) する態の書斎でお仕事開始！？　( ↑ ポスターの部屋ですね)

インタビューは、彼がお気に入りのソファにくつろいで…　スタート。
結構長時間の撮影だったのかも…？ 何故ならお召し物がずっと変わらない…!? ( ´艸｀)　

エンニオ・モリコーネ翁が、気分良くお話されていた相手はジュゼッペ・トルナトーレ　
彼以外はダメということで…！　
気難しい所… と言うか？ 高いプライドをお持ちの方のようでした。
(その辺り…　official website Introduction に “信念に反することは断固拒否する” 的な事が…！ｗ)

しかしながら…
穏やか且つ真摯な話しぶりには誰もが好感を持たれるのでは…！？ (^_-)-☆
時として、ウッと感極まる姿を目にしたり致しますとっ　益々好ましく思ってしまう自分でした。ｗ

父はトランペット奏者だったため、彼も幼少期からトランペットをやるよう促されたようです。
音楽学校にも通い、ちゃんと演奏ができるようになった時、父が投げ掛けた言葉が泣かせます。
「これで家族を養えるな」　
(意外な言葉にちょっと吃驚！ でも、父上は苦労人なんだな…  と思い、ジーンときました…)

ところがっ
父が体調を崩して出演できなくなると、若い？エンニオ・モリコーネは父に代わって仕事をこなした…!?
(まだ学生の身で？ 大人に混じりナイトクラブで演奏とは…!?  (￣ο￣;)

こんな話をご自身の口から聞けるなんて…！ と、正に感無量でした。　
(普通は “文字” で知らされる事柄かも…？(汗))

音楽の基本？を…　まずは父から手ほどきを受けたエンニオ・モリコーネ・・・
肩書というのか？ 長いキャリアは RCAレコード所属の “アレンジャー” なんですね！？

新しい “音” をどん欲に求める様子を自ら再現しながら話す姿は、エネルギッシュで超活き活き♪ 
手掛けた楽曲の数々♪
カンツォーネや、“ジャンニ・モランディ” というお名前にも懐かしさが…!? (^_^ゝ

また…！
恩師ゴッフレード・ペトラッシとの長きに渡る交流も、とても興味深い事でした。
映画音楽を下に見ていた師の気持ちは、長い時を経て “変わった！” というのが、また泣ける話…!? (汗)

“アカデミックな音楽家にとって商業音楽を書くことは道徳的に非難される” (パンフレットより抜粋)
と、師のペトラッシはお考えの様でした。
学友たちも「商業音楽に魂を売った」と彼を無視…！？ (￣ο￣; ｴｪｰ！？
エンニオ・モリコーネとしては堪らなかったことでしょうね。

それも…　世間の高い評価！という “実績” のお蔭で、見事跳ね返す事になるワケですが…。

しかしながら…　私的に、一番の驚きは彼の作曲の仕方でしたね。(汗)
脳内に湧いてくる “音” をそのまま譜面に…！？  こっ これは音楽家なら誰でもやれるの！？(￣ο￣;

ともかく、衝撃的と言えるほどの “裏話” もさることながら…　　(…と、内容を大幅に割愛？(汗))
綺羅星のごときご出演者にも驚嘆！なのでしたっ   d(≧∇≦)

ミーハーの私めは、ジョーン・バエズに会えたことが嬉しかったのですけれど…！ｗ

ハンス・ジマーとかジョン・ウィリアムズとか…　映画音楽の常連さんの “お顔” も嬉しかった♪

予想外と言っては変ですが？ エンニオ・モリコーネの奥様の事が知れて本当に良かったです。
恋愛結婚のマリア・トラヴィアとは70年…！？ f^_^; 「監督が聴くのは妻が好きな曲だけだ」そう…！
マリアさんは作詞をされまして、立派な実績もある…！　“内助の功” 的 “愛の力” の素晴らしさ♪

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Maria Travia is a lyricist and the wife of Ennio Morricone.　(データ提供 Freebase)

(マリア・トラヴィアは作詞家であり、エンニオ・モリコーネの妻です。)

配偶者 エンニオ・モリコーネ (1956年 結婚)　子供 4人

Giovanni Morricone (息子)   

Alessandra Morricone (娘)  
Andrea Morriconeアンドレア・モリコーネ (3番目の子・次男) 作曲家 指揮者(Wikipedia より)

Marco Morricone (息子)           

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ま、何はともあれ…　
ご本人の “おしゃべり” を堪能する事が出来たのは至福としか申せませぬ…！(^_-)-☆
“音” の資料としての価値を考えても、手元に置いておきたくなるような “絶品” と思われました。
(…にしては遅いup でしたけれどっ (^_^ゝ　DVDは欲しいかも…？ ｗ)

エンニオ・モリコーネ

クリント・イーストウッド

クエンティン・タランティーノ

ベルナルド・ベルトルッチ

ダリオ・アルジェント

ハンス・ジマー

ジョン・ウィリアムズ

ジャンニ・モランディ

アレッサンドロ・アレッサンドローニ

ジョーン・バエズ

ブルース・スプリングスティーン

クインシー・ジョーンズ

ジュゼッペ・トルナトーレ

カルロ・ヴェルドーネ

オリヴァー・ストーン

バリー・レヴィンソン

リナ・ウェルトミューラー

マルコ・ベロッキオ

パオロ・タヴィアーニ

ヴィットリオ・タヴィアーニ

ローランド・ジョフィ

エンツォ・Ｇ・カステラッリ

パット・メセニー

マイク・パットン

ジェームズ・ヘットフィールド(メタリカ)

ウォン・カーウァイ

監督・脚本・出演　ジュゼッペ・トルナトーレ

コメント 2

異色かつ感動的なドキュメンタリーでしたね！
彼がマカロニウエスタン専門の音楽家だと思っていた
映画音楽無知の小生の目を覚ましてもらいました。
「ワンス・アポン〜」と「ミッション」の中古DVDを
懐かしく思わず買ってしまった^^;
by つむじかぜ (2023-03-27 02:50) 

つむじかぜ さん (^_^)ﾉ
おぉ～ ご覧になっておいででしたね～ 流石♪
これは本当に嬉しいドキュメンタリー作品で… 稀有な方だな～ と再認識でした。
つむじかぜさんも “お宝” が増えちゃうタイプ…？( ´艸｀)
by Labyrinth (2023-03-28 00:41)