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したもえ(下萌) [駄句 春]

下萌や嗅ぎて進まぬ目病み犬       Labyrinth
(したもえやかぎてすすまぬめやみいぬ)


副季語に  草萌  草青む  畔青む  土手青む  若返る草  駒返る草


下萌は草萌と同義に用いられているが、本来は季節的な意味を持った言葉である。
春気うごいて地底から草の芽が頭をもたげる。
ひえ粒を蒔いたように、芽がほつほつと黒土の上に出て、
やがて緑の絨毯のように地上を青一色に塗りつぶす。
はっきりと春の訪れを感じる。       (合本俳句歳時記 新版 角川書店編)

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