ＥＵＲＥＫＡ ユリイカ ２０００ [アルファベット・数字で始まる映画]
上映時間が２１７分という・・・ なんとも脅威的な長さです・・・。
しかし この作品、本当に久々に味わう？ 不思議に長閑やかな感覚の映画でした。
最初 予備知識無しで見始めると、いきなりショッキングなシーン・・・。
しかも 淡々と・・・ というかドライに と言うのか？ 物語の発端を冷静な視線で描写します。
その受け取り方を、どうしたものか？ と戸惑いながら とりあえず見続けていくわけですが・・・
そのうちに なんと優しく穏やかな、心地良い空間なんだろう という感情が湧いてきました。
それで、２回目の鑑賞は最初から 違和感なく その中に入って行くことが出来まして・・・。
しかし、取り上げているものは こちらにとっては最後までショッキングと言える内容なのです・・・。
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九州の田舎町で起こったバスジャック事件に遭遇し、生き残った運転手の沢井と
中学生・直樹と小学生・梢の兄妹。
心に深い傷を負った人々の、崩壊と癒しそして再生への旅を
ゆったりとした時間の流れで真摯に見据えたドラマ。 （allcinema より）
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やはり主役の役所広司（沢井真 まこっちゃん）の素朴な演技が秀逸ですね。
確か 彼は諫早市の出身だと記憶していますが、あの言葉は生（き）のままなのでしょうか？
彼の喋る朴訥とした九州ことばは あたたかみと安らぎをもたらしてくれますね。
宮崎あおい（妹・田村梢） 宮崎将（兄・田村直樹） この二人 お若いのに存在感が有りました！
台詞が極端に少ないのですが、その分 一見無表情 とも取れる顔の演技が新鮮に映りました。
斉藤陽一郎（秋彦） 終始 九州ことばの飛び交う中で 唯一標準語？を喋る役でしたが・・・
傍観している観客の代弁者のような役割を担っていたのかな？ と思ったりしました。
国生さゆり・利重剛・松重豊・塩見三省・真行寺君枝・でんでん・椎名英姫・中村有志・江角英明
野間洋子・尾野真千子・井上肇・大関正義・本多哲郎 etc
監督・脚本・編集・音楽 青山真治
長い・・・！ と観る前は思いましたが・・・
観てしまうと、この世界観を伝えるためには必要な長さだったのかな と納得した次第でございます。
何度もワイドショーの映画特集番組や予告などで拝見したものの
まだ本編は未見です。
役所さんの感じが良かったので、いつかは観たいと思いつつ・・
やはり、九州が舞台なんですね。
（青山監督の新作「サッド・ヴァケイション」も北九州で撮影ですし・・・）
新作公開前までには、拝見したいです。
漠然と長いのは～＾＾；；と敬遠しておりましたが、ありがとうございました＾＾
by 壺未 (2007-01-30 23:27)
壺未さん またまたコメントありがとうございます。
映画通の壺未さんでも “長さ” には躊躇されることもあるのですな（笑）
これは本当に観て良かった と思いました。
>新作「サッド・ヴァケイション」
ほぉぉ 知りませんでしたけれども、興味ありますね～
情報をどうもありがとうございます。
by Labyrinth (2007-01-31 00:50)
この映画、WOWWOW で何の気なしに見始めて、最初のショッキングな場面から引き込まれ、結局最後まで見てしまったんです。集中力のない私にしては、珍しく。たしかに、重苦しいのに不思議と後味が悪くなかったんですよね。
あと、宮崎あおいちゃんは、小さいのに大した女優さんだなー、と思いましたわ。お兄さん役の方とは本当の兄妹なんですよね。
by (2007-02-23 22:00)
OH～！ しろくまさん さすがですわ～！
本当に 摩訶不思議な雰囲気の作品で、はまっちゃうとラストが気になり、見続けてしまうのですよねぇ ｄ^^;
宮崎あおいちゃんは その後の活躍が目覚ましいですが、確かに “女優” やってましたよね。あんな幼顔で d(^_^)
お兄ちゃんは実のお兄ちゃんですね～（笑）顔が似てました。
by Labyrinth (2007-02-24 18:27)