カムイ外伝　２００９：ごまちゃん'ｓ備忘録：SSブログ

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カムイ外伝　２００９　[か行の映画] [編集]

　松ケンの「カムイ」興味津々で見に行きました。

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白土三平の伝説的傑作漫画を「血と骨」の崔洋一監督が
「DEATH NOTE　デスノート」「デトロイト・メタル・シティ」の松山ケンイチ主演で
実写映画化したアクション時代劇。
原作の中の『スガルの島』編を基に、抜忍として孤独な逃亡の旅を余儀なくされた
主人公カムイの心の葛藤と生きるための決死の闘いを、
ＶＦＸを織り交ぜつつも俳優陣の身体を張った激しいアクション満載で描き出す。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（allcinema　より）
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原作の漫画はチラ見はしたような気がしますが、実際はよくわかっておりませぬ。
なので、どういった世界観か　などということは、皆目見当も付かず・・・でございます。

“非人” という言葉も出てきましたが、
17世紀の階級社会の中で、最下層というわけなのですが・・・

ともかく、その最下層の出のカムイは、生き抜くために強くなるよう精進したが
その結果、忍びの道に進むことになり
意に染まぬ仕事を強いられ、ほとほと嫌になって “抜忍”（ぬけにん）となった。

抜忍となったからには、それを許さぬ “追忍”（おいにん）から逃れるために
一生逃亡生活を送る身となるのだった。

・・・以上のような内容は、実はナレーションから得た情報なのです。
山崎努さんの渋声の落ち着いたナレーションは悪くはなかったのですけれども・・・

バックに映し出される映像に限りがあるためか？
どれだけ嫌な思いをして止めたくなったのか？とかいう大事な部分が響いてこなかったり？
何故追忍が執拗に殺しにこなければならないのか？という疑問を抱いてしまったり？

まあ説明不足？勉強不足？どちらもありなんでしょうけれど・・・（苦笑）

そんな感じで始まったわけですが・・・　　松ケン　走る　　走る
いやいや活きが良いなぁ期待持てるな♪　と思った矢先っ

いきなり何とも不自然なワイヤーアクションを見せられて！
一気にｼｭｰﾝとなってしまいました。（爆）

もう少し編集でどうにかならないものか？と素人が思っちゃうほど！？（言い過ぎ？（笑））

でも、俳優さんたちは凄い体を張ったアクションをめいっぱい頑張っていましたので！
その熱演には露程もケチを付けたくはございませぬ！　キッパリ。（苦笑）

折しも、五万石、松山の領主が鹿猟をしていると
（馬鹿っぽいナリをしているので誰かと思ったら、佐藤浩市だったようです（笑））
大胆にも！？　その愛馬の片足を盗む輩がおりました。
　
遠くからその様子を見ていたカムイは、盗人に興味が湧き、後を追っていくことに・・・！

さて・・・？

松ケンは思った通りの大健闘でしたが、役柄にしては “やや甘” な感じは否めない？
平穏な場面では、持ち前の “ひとの良さ” が出てしまったりして・・・？
・・・って、ちょっと考えすぎかな？（苦笑）

過酷な過去を背負っているには・・・　と、ちらっと思いましたので・・・！　ぽりぽりです。

そして、拾いものと言うか？　意外とイイじゃない！と思ったのが伊藤英明。
役柄は “渡り”の頭目？「不動」というアクの強いものでしたが
彼にしては、線の太い、精悍な「不動」で、好演と思いましたね。

懐の深い漁師役の小林薫も、なかなか良い味を出していたと思います。
小雪（スガル）の娘役、大後寿々花ちゃんも熱演で、チラッとお色気もあり？でしたね。（笑）

小雪（スガル）のスタントは男性だったのか？遠目でしたがゴツイ感じに見えて思わず失笑？
でも、普段の漁師の女房姿は、いかにもな風情？で彼女の持ち味が出ておりましたね。

う～んそれにしても・・・　突っ込みどころ・・・　ありましたねぇ（笑）
チープ感漂うCGと言っては失礼かな？　f^_^;

では面白くなかったのか？というと、けしてそんなことはございませぬ！
結構ハラハラしながら最後まで楽しんでしまいました。（笑）

先達のレビューを拝見するに・・・
やはり原作をご存じの方は、否定的なご意見が多いようですが
その “残念さ” はわかるような気が致します？（苦笑）

松山ケンイチ（カムイ）
小雪（スガル（お鹿））
伊藤英明（不動）
大後寿々花（サヤカ）
イーキン・チェン（大頭）
金井勇太（吉人）
芦名星（ミクモ）
土屋アンナ（アユ）
イ・ハソン（カムイ（少年時代））
山本浩司
PANTA（絵師）
佐藤浩市（水谷軍兵衛）
小林薫（半兵衛）

原作　白土三平

脚本　宮藤官九郎
　　　　崔洋一

監督　崔洋一