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ビジランテ 2017 [は行の映画]

ビジランテ.jpg vigilante → 自警団員

容赦しない
運命が暴れ出す
ジャンル ドラマ/サスペンス/エロティック
映倫   R15+

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「SR サイタマノラッパー」「22年目の告白-私が殺人犯です-」の入江悠監督が
閉塞感漂う地方都市を舞台に贈る衝撃のバイオレンス・ドラマ。
地元の有力者だった父の死をきっかけに再会した三兄弟が、しがらみや欲望の渦に絡め取られて
凄惨な暴力の連鎖に陥っていくさまを鮮烈に描き出す。
主演は大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太、共演に篠田麻里子、嶋田久作、間宮夕貴、菅田俊。                                                                                              (allcinema より)
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だいぶ以前の鑑賞なのでしたが・・・
未だに、何故観る気になったのかな? と不思議な気分・・・。 (微笑)

入江悠監督作品はお初だったので、どんな傾向なのか?不安も期待感もありましたが?
殊更に暴力シーンを描きたがる方なのかな? 誰かみたいに?(爆)
・・・と思った時点で、やはりバイアスが掛かっちゃったんでしょうか?(汗)
どうも及び腰の感想しか書けなさそうな感じになってしまいましたっ (・・*)ゞ
それでもスルーしないで残したいな と思ったのは、俳優さんたちの魅力でしょう?
(邦画はたまにしか・・・ TVドラマに至ってはほとんど観ない自分にとって、とても新鮮でした・・・)

冒頭から、暗くて寒くて心細いシーンでした。
幼い3兄弟が、夜の川を渡って逃げ・・・
長兄が対岸の地面にとある箱を隠すところから・・・。

遅れ気味に付いてきた小さな弟は川の中で泣きじゃくりますが・・・
そのうち父親が追い付いて、長兄の一郎はいきなり顔面を石で強打されます。
(後になって、“父親はナイフで刺されていた!”  ことが明らかになりますが・・・ (汗))

屋敷に連れ戻された3兄弟は、広い土間に並ばされ手酷い折檻を受けます。
(母親が亡くなったばかり というのが遺影と位牌から見て取れました。)

我慢の限界となった一郎は、一人で機敏に逃げ出し、そのまま消息不明となり・・・
残された二人の弟たちは、地元の有力者である父親の元で成長することに・・・。

30年が経ち・・・
父親、神藤武雄の葬儀を、今や市議会議員となった次男の二郎が喪主として無事執り行い
葬儀に参列しなかった三男の三郎を呼び出して、ハンカチに包んだ父の遺骨の欠片を渡そうとする。
三郎の迷惑顔が、すべてを物語るようで、二郎は無理強いしなかったが・・・
最後に三郎はそれを受け取った。
(二郎から切り出した土地の相続の話は、三郎も了承・・・何も不都合は無いように見えた)

三郎は数人のデリ・ヘル嬢を抱える店でマネージャーのような仕事をやっていたが
裏で操る地元の暴力団の大迫には頭が上がらなかった。

そんな折、父亡き後の屋敷に、突然長男・一郎が、若い女連れで姿を現した。
一郎は、父の “遺言書” を持っていた。

さて・・・?

ストーリーや設定等、突っ込みどころは無きにしも非ず?(汗)
それでも、俳優陣の熱の籠った迫真の演技に、押し切られてしまう感じで?(汗)
どう受け止めたらよいのか? ?(・_・?) ハテ? 状態の終盤まで、一気に観てしまいました。

大型商業施設の誘致に関する、土地の利権だったり、
泥沼のような借金地獄や、地元対都会の暴力団闘争?
色々と詰め込まれてありましたが・・・!?
要は3兄弟の在りようと絆を、過激に?描いた作品となっておりましたね。

長兄の一郎を演じた大森南朋 ですが、「ヴァイブレータ (2003)」辺りから気にして見てました。
プロフィールには、父が麿赤兒、兄が 大森立嗣 とあり、初めての時には驚き! でしたが・・・ w
大森立嗣監督作品も観ましたので、そのうちにUP 出来れば良いな と思っておりまする。

大森南朋はそれこそ体当たりの演技で、謎多き男をじっくりと体現して見せましたが・・・
次男役の鈴木浩介も、実質的な跡取りとして? 父を踏襲する感じの生き方をさりげなく好演。
一番熱かったのは三男役の桐谷健太でしょうか?
見せ場も沢山あり、主役は彼なのかも?と思ってしまうような役どころでしたね。

ここで一つ白状いたしますとっ
ふと目にした!? 篠田麻里子の濡れ場が・・・ 等の情報に、導かれていたのかも知れませぬ? w
ご卒業後の彼女を知りませんでしたので、興味が湧いたのは確か・・・。(汗)

しかし、覚悟の? 大熱演は認めますけれど・・・ 
母親役として観た場合、どうなんでしょう? そこは少々無理があったかも?(爆)
(ステレオタイプの母親像の域を出ていない・・・ なんちて ポリポリ (・・*)ゞ 厳し過ぎ? w)

あと気になったのは、ヤクザの大迫役を演じた “般若”?
お初でしたので、私的に?ちょっと衝撃だったかも? ですっ (汗)

地方都市の閉塞感を巧く表現しているな と思う反面・・・
やはり、この過激さ?は性に合わないかも・・・  と思った次第です。

大森南朋(神藤一郎)
鈴木浩介(神藤二郎)
桐谷健太(神藤三郎)
篠田麻里子(神藤美希)
嶋田久作(岸公介)
間宮夕貴(サオリ)
吉村界人(石原陸人)
般若(大迫護)
岡村いずみ(亜矢)
菅田俊(神藤武雄)

監督・脚本 入江悠

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