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ガルシアの首(BRING ME THE HEAD OF ALFREDO GARCIA) 1974 [か行の映画]

ガルシアの首.jpg ウォーレン・オーツ代表作!? ( ´艸`)

百万ドルが 俺を動かしたのか! その首が俺を走らせたのか! 
25人の命を血に染めて 愛と暴力に散った ベニーの生きざま

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『ゲッタウェイ』のサム・ペキンパー監督が手掛けるバイオレンスアクション。
大富豪の娘を孕ませたために賞金首になったガルシア。
酒場のしがないピアノ弾きのペニーはガルシアが既にこの世にいないことを知り、
彼が葬られた村へ死体を探しに向かう。      (TSUTAYA DISCAS より)
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大昔にTV鑑賞してからお気に入りの1本となり、公言して憚らず…? の私めでございます。

因みに、サム・ペキンバー監督作品と言いますと…
わらの犬(1971)」は確実に鑑賞済みでございました。(笑)

むむ? “男の映画” ですとっ  ( ̄ο ̄;
確かに、そうかもしれませぬが、面白いと思っちゃった私めは昔から女ですっ w

しかしながら…
観るのはこれが二度目・・・(汗)  とんでもな勘違いが続出です…?(爆)

何が混線してしまったのか? ?(・_・?) ハテ?
今の今まで、これを西部劇と思い込んでおりまして…!?
序盤に飛行機が出て来て腰が抜けそうになりましたっ ┏( >_<)┛ガクッ
(“解説付き” の鑑賞では、その辺りの “誤解” は誰もに生じるものでは…? とあり、一安心。w)

それより重大な “衝撃” がっ
あの日の感激は何だったのか…??
というくらいの “振れ幅の少なさ” でした…。orz
(まぁその後に観た数々の映画の中に、それ以上の “価値観” を見出したりしたせいかも…?w)

とは言え、決して面白くなかった と言うワケではなく…!
サム・ペキンバー監督にそっくり? というウォーレン・オーツの “快演” を堪能♪ (^_-)-☆

余談ですけれども… 
日本語吹替版で観てみますと、唐突に英語に変わる部分が何箇所か出て来まして…!
そこは “TV放映” 時の “忖度” 的なカット部分かな? と思われました。
(過剰な?裸や、不必要?と思しき暴力シーン等々…  どれもドキドキで興味深いのですけどね w)

冒頭は、水鳥が優雅に泳ぐ広々とした湖。
白いドレスの若い女が、倒木に身を委ねて、足先を水に浸けているのだが…
彼女の腹は膨れていた。

召使の女と、二人の屈強な男が彼女を呼びに来る。
(男が歩く度にシャリシャリと拍車の音が…!?)

屋敷の広間では、エル・イェフェ(父)をはじめ親戚一同?が顔を揃えている。

父は娘に、腹の子の父親は誰か? 名を言うよう促すが、娘の頑なな態度に憤り…!?
両側の男に娘を凌辱するよう指示!? 更に、指を痛めるよう指示を出すとっ
娘は痛みに耐えかねて…! 「アルフレッド・ガルシア」と。

一人の男が娘に歩み寄り、その首からペンダントを引き千切る…!
そこには “アルフレッド” の笑った顔写真が嵌め込んであった。

父が「この首に100万ドルだ」と言い放つと…
配下の者たちは飛行機でメキシコに飛び…
散り散りになって、“賞金首” を求めて聞き込みを開始した。

一方、
酒場(米国人ツァー客向け?)で、ピアノ弾きに身をやつすベニー(ウォーレン・オーツ)は…
“顔写真” を示し “アルフレッド(アル)” の行方を知りたがっている米国人の二人連れを認めると
言葉巧みに切っ掛けを作り…!? 情報を寄せたら金になる旨を聞き出すのだった。

酒場の仲間が言うには… “アル” は1週間前はエリータと一緒だった と…。
ベニーは、彼女を誘っても断られた日の事が頭をよぎった…!?

早速、ホテルの?客の前で歌うエリータを訪ねるベニー。

アルと一緒に過ごしたことを素直に白状するエリータだったが・・・
アルはその後、泥酔して自動車事故を起こし、すでにこの世に亡いのだと言う。

この貴重な情報を得て、早速例の米国人のくれた “住所” に “タレコミ” に向かうベニー…。

・・・ “生死を問わず” 

持てるだけの知力を使い!? 粘ったベニーは…
“ガルシアの首” を持ち帰ることを確約させられて、どうにか無事に解放される…!?

ベニーは、愛するエリータとの未来を思い描き・・・
アルの “生首” に執着することに…!?

さて・・・?

様々な紆余曲折を経て…!
って、いきなり省略するのもナンですけれど… f^_^; 
その後のストーリーは、やはり “言わずもがな” がよろしいかと…。(フフフ)

アルの子を身籠った娘は、終盤にまた登場するのですけれど・・・
母になった強さを感じましたし…!?

また、
エル・イェフェ夫人の顔に浮かぶ微妙な? “表情” に、意味深なものを感じました。(微笑)

そして、特筆すべきは…?
サム・ペキンバー監督に抜擢されたというエリータ役のイセラ・ヴェガの “情感” ♪
美形で、素朴な印象の彼女の情感豊かな演技は、切なさと新鮮さとで、堪りませんでしたね♪

渋過ぎ♪ ウォーレン・オーツとのハネムーンめく “道行” は、味わい深いものを感じましたけれど…
彼女がまた行きたいという憧れの地 “グアナファト” の件は、過去の男関係がチラリと窺えて…!?
一気に現実に戻されるような? 面白い雰囲気を醸し出して… 興味深いものが…。 ( ´艸`)

う~むむ
その後の、呆気無さ故!?(ネタバレ? w)   より強く印象に残ってしまいます…。

それにしても、ウォーレン・オーツ・・・ 
一世一代の大役ということでっ 
大方は “サングラス越し” でしたけれど…! (▼_▼)
いろんな顔を見せてくれて…  大サービスでしたね…!?  

彼のカッコイイ “情けなさ” に美学のようなものを見出してしまう人続出…!?
そんなこともないか…?(ニヤリ)

これは、“男の映画” であり “女の映画” でもアリ…?ですかね♪ (^_-)-☆

エンディング・クレジットの楽曲の所に・・・
『BAD BLOOD BABY』by SAM PECKINPAH
というのを見つけたのですが… え~と~ どの場面に流れていたのかしらん?(汗)
まさかと思いますけどっ あのヘンテコな歌詞の…?(爆)

chapter(参考までに)
01.Main Title Inquisition(筆者注 Inquisition(インクイジション)異端審問)
02.Searching High and Low
03.Friend of a Friend
04.He'll Take It
05.She comes to Him
06.Around the Bend
07.“Salud.Alfredo”
08.Off the Road
09.Room for Two
10.“No Luck”
11.Their Respects
12.Middle of the Night
13.Out of the Gate
14.Surrounded
15.Ice - Cold
16.Full Circle / End Credits

ウォーレン・オーツ(ベニー)
イセラ・ヴェガ(エリータ)
ギグ・ヤング(クイル)
ロバート・ウェッバー(サペンスリー)
エミリオ・フェルナンデス(エル・イェフェ)
クリス・クリストファーソン(バイカー)
ヘルムート・ダンティーネ(マックス)
JANINE MALDONADO 娘?

監督・脚本・原案 サム・ペキンパー

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末尾ルコ(アルベール)

来ましたか、『ガルシアの首』。この作品のファンは多いですよね。

> あの日の感激は何だったのか…??

この感覚、よく分かります。鑑賞時期によって印象が大きく変わってくること、よくあります。以前よりもずっと感激する場合もよくあるのですよね。ブログへも書きましたが、最近だと『ドクトル・ジバゴ』が(あ、こんな凄い映画だったんだ!)と驚いた一本です。
ペキンパーも最近『ゲッタウェイ』を観ましたが、以前よりもずっと愉しめました。
『ガルシアの首』と並ぶ傑作とされる『ワイルド・バンチ』もいいですね。また観たいです。『戦争のはらわた』は近く観る予定です。  RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2020-06-09 02:01) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
好みは変わらないのに、感激の度合いは微妙に変化するところが面白いです…。(笑)
「ドクトル…」は “ララのテーマ” が耳に残っていますが、内容は…??(・_・?) ハテ?

サム・ペキンバー監督作品… 観てみたいのがいくつかあるのですけれど
どーも俳優の好き嫌いが先に立ってしまったりで…?(爆) 困ったものです…。w
「ワイルドバンチ」は最後まで見た記憶が無いので?(汗) 改めて観てみたいと思っています。
「戦争…」はハードル高そうですが(爆) そのうちに…? (;^_^A
by Labyrinth (2020-06-09 12:06) 

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