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名探偵登場(MURDER BY DEATH) 1976 [ま行の映画]

名探偵登場.jpg トルーマン・カポーティ ご出演ですが・・・(;^_^A

世界の5大名探偵とともに華麗な晩餐会と殺人にご招待します!?

ジャンル ミステリー
製作国 アメリカ
時間 94分

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億万長者トウェインから招待状を受け取った5人の探偵は、
霧の立ちこめるビクトリア調の豪邸に続々と到着した。
しかしホストから
“時計の針が真夜中の零時を告げる時、
このダイニング・ルームで誰かが殺されるだろう。
この殺人事件を解いた者には世界一の名探偵の名誉が与えられる”
と告げられるや、邸の出入口と窓には全てロックがされてしまった。
一体犯人の目的は……? 
豪華キャストで描くミステリー・コメディの快作。 (TSUTAYA DISCAS より)
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ユニークな大作家トルーマン・カポーティに導かれて…! ( ´艸`) 
また一つ素敵な “不思議映画” に出会うことが出来ました♪

本編も めちゃめちゃ面白く拝見しましたけれどっ (^_-)-☆
DVD特典の脚本家ニール・サイモンのインタビューがとても興味深く…! 超お得感が…♪ w

“15~16歳の少年に戻った気分で書いた脚本” ということで・・・
遊び心満載の?凝りに凝った作品ということがよぉくわかりました…!?

オープニング・クレジットは、素朴な趣の “飛び出す絵本” (的なもの)!?
見ようによっては不気味系…? (;^_^A  ともかく、初っ端から妙に楽しい気分に…♪ w
(因みに、エンディングでは… この “飛び出す絵本” は黒い皮手袋により、閉じられます…)

冒頭は… 
“ビクトリア調の豪邸” の書斎で “招待状” にサインする館の主人 “ライオネル・トゥェイン” 
やがて、盲目の執事が呼ばれて、複数の  “招待状” を託される。

“土曜、午後七時 ローラ通り 22号” という案内の招待状を受け取った客たちが夜霧の中をやってくる。

ニューヨークからは チャールストン夫妻と愛犬マイロン
カタリーナ島からは シドニー・ワン警部と、その養子のウィリー・ワン
ブリュッセルからは ミロ・ペリエと秘書兼運転手のマルセル
サンフランシスコからは サム・ダイヤモンドと助手で愛人の?テス
イングランド サセックスからは ジェシカ・マーブルズと看護婦
 
館では、電話線が切られたり、柱時計の針が取られたり…! と、着々と “準備” が進む…!?

5組のペアがどうにか無事に到着し、盲目の執事に部屋に案内され・・・
9時には それぞれ正装して、ようやくディナーとなった…!

しかし、そこには主催者の顔がない…!
…と聞かされていた一同だったが・・・
突然 派手ハデな演出と共に ライオネル・トウェイン(トゥルーマン・カポーティ)が現れた…!?

さて・・・?

ブリュッセルから来た探偵の ミロ・ペリエ曰く
「来て4時間になるのに 熱い食事も 冷たい死体も出ない」

この言葉を切っ掛けに、皆が帰ろうと言い出すのですけれどっ
ライオネル・トゥェインはスイッチ一つで、すべての窓という窓 ドアと言うドアをロックする…!

そして
「深夜12時 この家の誰かが惨殺される」
「正解者に100万ドル進呈しよう 加えて本の版権と映画化権…!」 と言って去る…!

2度目の、さて・・・? (汗)

ここからは、キョトーン状態の連続のような…? ( ´艸`)
特に、幾重にも仕組まれた!? どんでん返しは見ものでしたね♪

ところでっ
ニール・サイモンのインタビュー 興味深いところを もう少し記しておきませふ…!

“当時私が見ていた映画は 『マルタの鷹(1941)』や『そして誰もいなくなった(1945)』
ハンフリー・ボガードが探偵に扮した作品や『影なき男』シリーズだ
それらの映画を纏めてパロディにした
本作はオリジナルな映画だが それでもその中に
子供の頃に見た映画の登場人物を生かせる作品を作りたくて この企画に取り組んだ
本作のハンフリー・ボガードはピーター・フォーク
『影なき男』のウィリアム・パウエルとマーナ・ロイがデヴィッド・ニーヴンとマギー・スミスだ”

そして
“情報がない 当てずっぽうの推理をパロディにした”  …のだそうです。
本編の終盤に、トゥルーマン・カポーティ扮するライオネル・トウェインの台詞で・・・
「手掛かりも情報も隠し抜き 誰が犯人か推理させない」というのがありましたね。

トゥルーマン・カポーティについては、プロの俳優を使った方が良いと思わぬでもなかったが…?
“特異なキャラクターを見事に作り上げた” と仰っていました。(微笑)

また、舞台でやれなかったことも、映画では可能になった とか…!?
“(必要がない と思われることも…?) 愉快な事は何でも試す”  …ようにされたそうです。w

監督のロバート・ムーアについては・・・
“彼のユーモアセンスは素晴らしい” と、手放し状態で褒めていました。( ´艸`)
“度胸のいい 腰の据わった監督だった” …とも。

豪華キャストに対しては・・・
“初日の本読みで 全員が一堂に会した部屋に入った時は あまりの壮観に仰天した”
“本読みで俳優たちが大笑いしたのも嬉しかった”   …とか。

最後に… “スマートなコメディ映画に仕上がったと思う” とのことでした。

全く同感です。( ´艸`) 
とても楽しめましたし、久々懐かしいお顔にお目に掛れて嬉しい限りでした♪

皆 個性派揃いで、それぞれが主張し合うのに、全体としては調和がとれている…! という不思議♪

実は今でも何が何だかよく把握できていない私めなのですが・・・(爆)
とんでもなく贅沢な時間を過ごせたな~ と、トゥルーマン・カポーティに感謝なのです。(^人^;

1.オープニング
2.殺人への招待状
3.チャールストン夫妻
4.シドニー・ワン
5.探偵と運転手
6.サム・ダイヤモンド
7.壊れかけた橋
8.落下した石像
9.ワンの到着
10.部屋に案内される夫妻
11.新しいコック?
12.電話は不通
13.サムの到着
14.食前酒
15.最後の招待客
16.毒入りワイン
17.ライオネル・トゥェイン
18.鎖
19.第1の死体
20.誰もいない食堂
21.裸になった死体
22.すり替えられた部屋
23.第2の死体
24.推理と動機
25.サソリ
26.迫る天井
27.謎解き
28.どんでん返し

ピーター・セラーズ(シドニー・ワン) カタリーナ島の警察の警部
ピーター・フォーク(サム・ダイヤモンド) サンフランシスコの探偵
デヴィッド・ニーヴン(ディック・チャールストン) ニューヨークの探偵
マギー・スミス(ドーラ・チャールストン) ディックの妻
アイリーン・ブレナン(テス・スケフィントン) サムの助手兼愛人
トルーマン・カポーティ(ライオネル・トウェイン) 大富豪 招待者
エルザ・ランチェスター(ジェシカ・マーブルズ) イングランド・サセックスの探偵
ナンシー・ウォーカー(イェッタ) トウェイン邸のキッチンメイド(耳口が不自由で英語も不自由!?)
ジェームズ・ココ(ミロ・ペリエ) ブリュッセルの探偵
ジェームズ・クロムウェル(マルセル) ペリエの秘書兼運転手
アレック・ギネス(ジェームズサー・ベンソンマム) トウェイン邸の盲目の執事
エステル・ウィンウッド(ウィザース) マーブルズの付き添い看護婦  (老婆)
リチャード・ナリタ(ウィリー・ワン) シドニー・ワンの日本人の養子
マイロン チャールストン夫妻の愛犬

脚本 ニール・サイモン

監督 ロバート・ムーア

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末尾ルコ(アルベール)

ずうっと前に観たのですが、『名探偵再登場』もめちゃめちゃおもしろかったです。こちらは『カサブランカ』のパロディで、ルイーズ・フレッチャーがバーグマンで、おもしろいのなんのって!(笑)。RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2021-03-31 04:52) 

Labyrinth

末尾ルコ(アルベール)さん (^_^)ノ
お~ “姉妹編” というものですね…! w
どうしようかな? と思ってましたが、是非観てみたいと思いま~す。( ´艸`)
by Labyrinth (2021-03-31 14:37) 

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